
これはもう革命だ。「お米革命」である。
私は自転車を走らせて近所のドラッグストアにお米を買いに来た。店内に入り、お米コーナーへ直行し、恐る恐るお米の価格を見ると矢張り値上がりしていた。
この世界はどうなってしまったのか。もはや私の知る世界のお米の価格では無くなっていた。お米はもはや貴族の食べ物であり庶民は粟や稗を食べろというのか。あるいは悪代官がお米を買い占め価格を操作しているのか。ともすれば戦争が近づいているのか。憤りを抑えながらも私は無いはずの最安値より安いお米を探していた。
すると個包装のお餅が売っていた。1kg換算で見てもお米よりはるかに安い。こんなことあり得るのか。お餅こそ正月に食べる言わばケーキのような立ち位置の食材であり、お米は日常的に食べるパンである。これではマリー・アントワネットの台詞とされる「パンがなければケーキを食べればいいじゃない。」を体現するかのような食材の逆転現象が発生しているではないか。
これはもう革命だ。「お米革命」である。お米は革命によりお餅をケーキの座から引き摺り下ろし、お米こそ上位の食べ物として君臨したのである。これにより正月にはお米を食べ、日常ではお餅を食べる世界が訪れたのだ。
20250210