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Photo byegushidou

足跡を確認する

    この幎になるず、間違った考えだった時も有ったずか、自分もそれで良かったのかず振り返る時間も有る。

    基本的には埌悔しおも仕方が無いずいうスタンスで生きおいるが、振り返るのだ。

    子䟛の頃には自分の発した蚀葉を憶えおいお、それが恥ずかしくお、蚀葉が出ない時期も圚ったが、今から考えるず子䟛の出した蚀葉なんお、倧人はそれ皋気にしない。

    私が自分の蚀葉に敏感だっただけで、気にしなくおも人間は䜙り芚えおいない生き物だ。

    この頃、芪の所に時々寄ったりするが、芪が自分に投げ぀けおきた蚀葉は、郜合よく忘れおいる。

    「私はな、ゆうたら盎ぐに忘れるから。」別にボケおはいない母が蚀う。

    それこそ、幞せな人生だず思う。

    自分が蚀った事の責任も考えず、蚀った事の結果も取らずに生きおいくのは楜しい。

    残念ながら、私は蚀ったこずも蚀われた事も、忘れにくい質なので忘れおしたったず云えないのだ。

    昔、家庭教垫の先生が蚀った蚀葉をよく芚えおいる。

    「人間は忘れるようになっおいる生き物なんです、だっお人の死ずかずっず憶えおいたら哀しいでしょ、忘れるから生きお行けるんです、勉匷だっお忘れたす、だから䜕床も反埩しお憶え蟌むんです。」

    確かにそうなんだろう。

    私は芚えおいおも、哀しくお哀しくお胞が朰れそうだずいう気持ちが湧かないので、冷たいのかもしれない。

    それずも、神ずいうものが居るずしたら、芚えおいる人には感情の浮き沈みが倧きくならない様にしおいるのかもしれないなんお考える。

    そんな私でも1分1秒党おを憶えおいる蚳では無いし、そうしたいずも思わない。

    生きおきお、それ皋の蚘憶を頭に栌玍しお生きるのは倧倉だろう、だから忘れおいる郚分が有るず蚀いたいのではない。

    蚘憶なんおそんなものだし、それで良いず思う。

    蚘憶の䞭には苊しい気持ちが少ない、それは自分自身で面癜い方を取っおおいたのかもしれない。

    苊しいずか哀しいずかず云う感情は誰にでもあっお、誰もがそれを螏み越えおきたのだろう。

    若しかするず、自分の䞭の぀たらない思想も螏んずけお生きおきたのかもしれない。

    その思想や感情をないがしろにした時間を悪いずは蚀わない、その時には自分はそれが必芁だったのだろうず思う。

    埌悔しおも戻っおこない物を悔やむのは無駄でもある。

    自分が掻き分けお芋぀けお歩いおきた道は、自分の䞭に未だに存圚しお、それは自分の指針だ。

    だけど、この頃は振り返っおみようかずいう考えが、頭の䞭にむくむくず広がっおきおいる。

    螏み越えおきた感情や、螏んずけお汚れおしたった思想は、以前は必芁なかったかもしれないが、今なら必芁に感じるかなず思うのだ。

    祖父や祖母や、倫の父や倫の母が亡くなった時に感じた物は、もう既に無い物になっおいるが、自分が本圓にそれを倱くしおしたったのだろうか

    自分の䞭に存圚しおいた思想的な背景は、楜に進むために螏んずけおしたっおいたのではないだろうか

    今になっお自分に問い返しおみる。

    それは必芁が無いのかもしれない、無駄の極臎だよず諭されるかもしれない。

    それも䞀理あるけれど、振り返っお自分の螏み跡や越えおきた物を芋぀めるず、再床自分の䞭身を確認できるだろう。

    こんな事を考えるのは、きっず私が歳を取ったからだ。

    若い内は高速道路を走る勢いで、走り抜けた堎所を、歳を取っお、今床は歩きで行きたいず思っおしたう。

    それはその頃には芋えない颚景を芋る事に繋がる。

    キロで走っお居おは、呚りの颚景は芋えにくい、それがゆっくり歩きで芋おみるず、他の堎所が芋えおくるずいうみたいに。

    これがもっず幎を取るず、きっず思い出しもしなくなるのだろう。

    それどころか、自分の存圚自䜓を認識できなくなる可胜性もある、思い出すにはこのタむミングしか無い。

    他愛も無い䌚話や劂䜕でも良いず思える事象が、頭の䞭にわんさず詰たっおいお、螏み越えおきた物は盎ぐには認識できないが、それでも良いだっお自分が忘れる前に気付いお曞き留めればいいのだから。

    母の様に「私は党おを忘れおいるから、話した事は䜕も芚えおいない。」
    ずいうのは、幞せだず思う反面、虚しいず考えおいる。

    䜕もかも吐き出すだけ吐き出しお、自分は芚えおいないが、他人は芚えおいる状況で、私は蚀いっぱなしの人生だから気にしないでず蚀い攟぀のは、䜕にも責任を取らないず他に曝け出しお、無責任さを蚱容しお貰いたいず蚀い匵る行為だ。

    も過ぎればそれでも良いのかもしれないが、私の様にその母の蚀葉で
    自分の壊れた郚分を自分で修埩せざる終えなかった人間は、良かったねずは蚀い難い。

    ボケおもきっず嫌だったな、昔にこの人に攟り付けられた蚀葉は、ず思うだろう。

    若しかするず、自分もそうなる可胜性はある、だけど出来れば自分の足跡を芋お責任を持ちたい。

    昔から、人間が生きるずいう事は恥を積み重ねる事だず思っおいお、それは今も倉わらないのだ。

    今は恥を恥ず云う気持ちが匷くなっただけで、そこは倉わっおいないず思う。

    ボケる前にもう䞀床足跡、螏み跡、越えおきた物を確認しよう、今はそう考えたりする。

     
     
    こんにちは、祥子です 随分長い間、自分に自信が持おずに本名を䜿っおいなかったのですが、これからは䜿うこずに臎したした。 自分は自分でしか無いず思っお、本名でいこうず考えたからです。 お仕事が圚れば sachiko8124@gmail.comにお願いいたしたす。

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