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初めて値段交渉して9円損した話

    我が家の夏の大黒柱、
    サーキュレーターが動かなくなった。

    酷暑が予期されてる、こんな夏本番前に?

    スイッチをいれると動こうと熱を帯びるが羽根がまわらない。しっかり壊れた。

    おおよそ7年選手。小さいわりによく頑張ってくれたな…😭。

    だがこいつが止まっても夏は来る。私は緊急でサーキュレーターを買わなければならない。ダッシュで電気屋さんに向かうのだ。


    新品のサーキュレーターの群れを眺めながらふと思うことがあった。そういえば電化製品買うときって、なんか値引き交渉したりする人いるよなぁ。と。

    サーキュレーター1個ごときで交渉する奴おるんか?って思ったりもしたが、私は「やってみたい」の方に比重がガッツリ傾いていた。世間的にはわかりきった愚行かもしれないが、やってみたくなってしまったんだから仕方がない。というかやってみたい。

    値引き交渉できるやつはなんかこう、カッコいいもんな。

    そう思ったものの、私は値引き交渉をしたことがない。

    店員さんに声をかけるだけで少し緊張する。というか人に喋りかけるのだけでも緊張する。人と喋らなきゃいけないのが嫌だから、過去大きい買い物をした時も口を開かなかったまである。(そもそも値段に頓着が無かったというのもある)

    今日こそ実績解除をする。

    やるからには戦略を立てねばと、目星をつけたサーキュレーターと同じものをググる。(むしろ電気屋さんの方が値段が安ければそもそも交渉の必要も無いのだからね!なんて期待もしながらね。そんな期待もしちゃうくらいには人と喋りたくない。)

    Amazonでかなり安くなってるのを見つけた。
    やっぱAmazonか。
    でもAmazonは今その時に風をくれない。

    でもまぁここで値下げしてもらえなかったら「Amazonすんぞ!」ぐらいの強い気持ちで店員さんにカチコミ。違った聞き込み。

    念のためChatGPTに「なんて言えばいいかな?」って言葉のテンプレートを貰う。

    「値引きしてくれ」っていうより「価格相談」って言ったほうが良いよ!

    ChatGPT(要約)

    確かに「値引きして!」って言葉より「相談させてください!」の方ががっついた感じがなく、なんか…スマートじゃん…🍷。

    切り出し方も分かったところでいざ尋常に参る。

    腰を低めに、テンプレート通りの切り出し方で話しかける。


    結果は、意外にもあっさり値引きしてもらえた。

    むしろ下げてもらえた値段も絶妙に良くて「え!?じゃあそれで!」と二つ返事で返し、値札を張り直してもらえた。

    私はニコニコだった。

    「やった。価格交渉成功だ。」

    ところが会計中、アプリに割引クーポンが入っていることに気がつく。

    「クーポン併用は不可能です」と言われたが、まぁ値段下がってるしな!とそのまま会計を済ませた。

    どのくらい得になったかを計算してふと気がついた。

    クーポンを使った方がほんの少し安い。

    私がドキドキしながら勝ち取った値引き額は、実はクーポンとほぼ同じだった。

    なんなら数円レベルで負けている。

    なるほどな、これが商売か。

    やっぱり簡単ではないなぁ。

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    🌬️



    もし何も聞かずに、いつものように普通に買っていたらどうだっただろう?

    きっと私は「交渉した方が安かったのかな〜」とか「世の中にはもっと上手に交渉する人がいるんだろうな」と今までどおり、実はそうでもない妄想を悶々としていたんだろう。

    いや、具体的にはまだまだ交渉の土台に立てていないんだが。


    でも一つ知れただけ良しとする。

    勉強代苦(9)円、値千金。


    そして部屋は涼しくなった🎐

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    ヤッタネ



    #創作大賞2026   #エッセイ部門

     
     
    オリジナル作品『ラプスキャスト(RHAPSCAST)』をつくっています。 アニメ風イラストでキャラクターや世界観を表現中。 “空想アニメフィルム”という独自形式で物語を描いています🎞️ 創作の話や、日々のゆるい雑記も気ままに更新しています。

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