
考え事:先輩とライバル
※とりとめのない考え事です
私は昔から、動物や物に対して「先輩」と感じることがある。
たとえばヘビクイワシ先輩。ゴイサギ先輩。NHK Eテレ「0655」や「2355」に出てくる自由人トム先輩。そしてボール先輩。
相手は人間ではない。でも尊敬の気持ちから、「先輩」と呼びたくなる。
一方で、「ライバル」と感じる相手もいる。
水族館のショーで芸を披露するアシカやイルカである。
ショーで見事な芸を披露する姿を見ると、「すごいなあ」と思う。
しかしその気持ちは尊敬とは少し違う。
「負けていられないな」という対抗心とか、「いや、でも勝てないな」という敗北感とか、そういう気持ち。
彼らはライバルである。
アシカやイルカに対して、先輩!と感じたことはない。
逆に、ヘビクイワシやゴイサギに対して対抗心を燃やしたこともない。
なんでだろう。
このことについて考え始めたきっかけは、ボール先輩への尊敬だった。
ヘビクイワシ先輩やゴイサギ先輩なら、まだ分かる。彼らは私には到底真似できない素晴らしい特徴を持っている。だから尊敬するのも自然な気がする。
しかし、ボール先輩はなぜ?
ここでいうボール先輩とは、ボール一般ではなくて、子ども向け番組(いないいないばあっ!)に登場するキャラクター?のボールである。
なぜ私はこんなにもボール先輩を尊敬しているのだろう。
考えているうちに、一つの仮説にたどり着いた。
ボール先輩は、重力から自由なのである。
もちろん物理法則から完全に自由なわけではない。
しかし、軽やかに転がり、跳ね、浮かび、ときどき思いもよらない(重力の法則的におかしい)動きをする。
私は子どもの頃、陸上競技をしていた。全国大会に出場したこともある。
走ることは好きではなかったけど、相対的にはやかった。
しかし、陸上競技はいつもどこか苦しかった。
地面を蹴り続け、体を支え続ける。今振り返ると、私は陸の上で重力を強く感じていたような気がする。
一方で、私は子どもの頃、水泳もしていた。
競技の成績は市の大会に出る程度だったが、水の中にいるときには自由を感じていた。体が軽くて楽だなあという感覚があった。
少しでも長く水の中にいられないかなと思っていた。
もしかすると私は昔から、重力がしんどかったのかもしれない。
そう考えると、ボール先輩への尊敬は理解できる。
さらに考えているうちに、自由人トム先輩のことも思い出した。
トム先輩もまた、重力から自由な存在である。
実際、トム先輩は重力を含め、いろいろな物理法則から自由なキャラクターである。
ボール先輩と自由人トム先輩。
この二人への尊敬の背景には、「重力からの自由」への憧れがあることが判明した。
そういえば、私は高校のとき、自分の体を支えるのが面倒で、壁をつたって歩いていたら、友人からやんわり止められたことがある。
陸の上で重力を感じて生きることに負担を感じる性分なんだと思う。
そろそろ小学校はプールの授業が始まる時期ですね。良いなあー