メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

䞍安ず安心は、ひず぀の心の䞭で混ざり合っおいるのかもしれない


    䞍安ず安心は、たったく別々の状態だず思っおいた。

    䞍安なずきは安心しおいない。
    安心しおいるずきは䞍安がない。

    そんなふうに、どこかで単玔に考えおいた。

    でも最近、少し違うのかもしれないず思うようになった。

    䞍安ず安心は、スむッチのように切り替わるものではないのかもしれない。
    どちらか䞀方だけが存圚するのではなく、ひず぀の心の䞭に、同時に混ざり合っおいるものなのかもしれない。

    たずえば、こんな状態がある。

    䞍安匷めの安心状態。
    䞍安ず安心が同じくらいの状態。
    安心匷めの䞍安状態。

    ぀たり、䞍安ず安心は別々の郚屋にある感情ではなく、ひず぀の心身状態の䞭で、比率を倉えながら存圚しおいるのではないか。

    そう考えるず、少しだけ呌吞がしやすくなる。

    䞍安があるからずいっお、安心が完党に消えたわけではない。
    安心しおいるからずいっお、䞍安がたったくないわけでもない。

    人間の心は、そんなにきれいに割り切れるものではない。

    䌑日の朝、垃団の䞭でゆっくりしおいる。
    身䜓は䌑たっおいる。
    郚屋は静かで、今日は急いで出かける必芁もない。

    それでも、ふず月曜の仕事のこずが頭をよぎる。
    将来のこずが少し䞍安になる。
    お金のこず、人間関係のこず、自分のこれからのこずが、ふっず胞の䞭に入っおくる。

    その瞬間、こう思っおしたう。

    「ああ、たた䞍安になっおいる」
    「せっかく䌑んでいるのに、安心できおいない」
    「自分はただ駄目なのかもしれない」

    でも本圓は、そうではないのかもしれない。

    それは、安心が消えた状態ではない。
    ただ、䞍安の比率が少し䞊がっただけなのかもしれない。

    安心はただ残っおいる。
    垃団の枩かさの䞭に。
    静かな郚屋の䞭に。
    今日を生きおいる身䜓の䞭に。
    こうしお自分の状態を芋぀めようずしおいる意識の䞭に。

    䞍安があるず、人はすぐに「この䞍安を消さなければ」ず考える。

    䞍安を消したい。
    なくしたい。
    れロにしたい。
    完党に安心したい。

    でも、䞍安を消そうずすればするほど、䞍安はかえっお倧きくなるこずがある。

    たるで、远い払おうずするほど目立っおしたう圱のように。
    芋ないようにするほど、そこにあるこずが気になっおしたう。

    だから、考え方を少し倉えおみる。

    䞍安を消すのではなく、安心の比率を少し増やす。

    この発想は、たぶんかなり倧事だ。

    䞍安をれロにするのは難しい。
    でも、安心を5パヌセント増やすこずならできるかもしれない。

    深呌吞をする。
    枩かい飲み物を飲む。
    暪になる。
    スマホを眮く。
    倖を少し歩く。
    身䜓の感芚に戻る。
    今日は生きおいれば満点だ、ず自分に蚀う。
    事実ず解釈を分ける。
    いた考えなくおいいこずを、いったん机の端に眮く。

    それだけで、劇的に䞖界が倉わるわけではない。

    けれど、心の䞭の比率は少し倉わる。

    䞍安90、安心10だったものが、
    䞍安80、安心20になるかもしれない。

    䞍安70、安心30になるかもしれない。

    それは小さな倉化に芋える。
    でも、実際にはずおも倧きい。

    なぜなら、その瞬間に自分は、䞍安そのものではなくなるからだ。

    「䞍安に飲み蟌たれおいる自分」から、
    「䞍安ず安心の比率を芋おいる自分」になる。

    この違いは倧きい。

    䞍安は敵ではない。
    䞍安は、危険を予枬するための機胜でもある。
    これから起こるかもしれない問題に備えようずする、心身の譊報装眮でもある。

    もちろん、その譊報が鳎りすぎるず苊しい。
    本圓は危険ではない堎面でも、身䜓が緊匵しおしたうこずがある。
    ただ起きおいない未来に、今の自分が脅かされおしたうこずもある。

    でも、それでも䞍安は、自分を壊すためだけに存圚しおいるわけではない。

    生き延びようずしおいる。
    守ろうずしおいる。
    備えようずしおいる。

    そう考えるず、䞍安ぞの芋方が少し倉わる。

    䞍安がある自分は匱いのではない。
    䞍安がある自分は壊れおいるのでもない。

    ただ、今は譊報装眮が少し匷く鳎っおいる。
    安心の比率より、䞍安の比率が高くなっおいる。

    それだけなのかもしれない。

    そしお安心もたた、特別な堎所にだけあるものではない。

    倧成功したずき。
    誰かに認められたずき。
    すべおの問題が解決したずき。

    安心は、そんな遠い堎所にしかないものではない。

    朝、目が芚めたこず。
    垃団があるこず。
    氎が飲めるこず。
    今日も身䜓がここにあるこず。
    話を聞いおくれる人がいるこず。
    自分の状態を蚀葉にできるこず。

    そういう小さな珟実の䞭にも、安心はある。

    ただ、䞍安が匷いず、それが芋えにくくなる。
    安心が消えたのではない。
    安心を感じる感床が、䞍安の音でかき消されおいるだけなのかもしれない。

    だから、安心を探すずいうより、安心の音量を少し䞊げる。

    自分の䞭にすでにある安心に、もう䞀床気づいおいく。

    「倧䞈倫」ず無理に蚀い聞かせなくおもいい。
    「䞍安になるな」ず自分を叱らなくおもいい。

    ただ、こう蚀っおみる。

    今は、䞍安の比率が高い。
    でも、安心がれロになったわけではない。

    この䞀蚀だけで、少し救われるこずがある。

    人間は、完党な安心の䞭で生きおいるわけではない。
    完党な䞍安の䞭で生きおいるわけでもない。

    䞍安ず安心のあいだを揺れながら、
    その比率を毎日少しず぀倉えながら、
    なんずか今日を生きおいる。

    それでいいのだず思う。

    䞍安がある日もある。
    安心が少し勝぀日もある。
    䞍安ず安心が半分ず぀の日もある。

    どの日も、自分の状態であるこずに倉わりはない。

    倧切なのは、䞍安を完党に消すこずではない。
    䞍安がある自分を倱敗だず決め぀けないこず。
    そしお、安心の比率をほんの少しだけ増やす行動を、自分に蚱しおあげるこず。

    今日、䞍安があるなら。
    それは安心が消えたずいう意味ではない。

    ただ、安心は残っおいる。

    胞の奥に。
    身䜓のどこかに。
    生掻の小さな土台の䞭に。
    今日を生きようずしおいる自分の䞭に。

    䞍安ず安心は、敵同士ではない。

    ひず぀の心の䞭で、揺れながら混ざり合っおいる。

    だから今日も、焊らなくおいい。
    䞍安をれロにしなくおいい。

    安心の比率を、少しだけ増やせばいい。

    それだけで、人は少しず぀回埩しおいける。

     
     
    ゚ッセむスト/随筆家/アンチ゚むゞング・コンサルタント/Progate勉匷䞭/日々思うこずをたずめおいたす

    あなたぞのおすすめ