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【映画感想文】現実を見る現実逃避と不安への向き合い方が大人に刺さる...元陸上部女子が見る【ひゃくえむ。】

    私はよく現実逃避をする。なんだかたくさんのやらないといけない事があるのに、考えるのが億劫でそれを見ないふりをして寝転がる。dアニメストアを開く、アニメを漁る、そのうち目を瞑る、知らん間に寝てる。

    それが「現実から目をふさぐ」現実逃避である。

    しかしひゃくえむ。で
    新しい現実逃避に出会ってしまった。

    目をかっぴらいて現実を見る!
    その上で全力で目を背ける!!!

    これが私に新たに追加された、新しい形の現実を見る現実逃避であった。

    ・

    今回の映画は運営してるメイドバーほころに来てくれている仲良しさんが、超オススメ!と言うからその場で予約して次の日観に行ったのがきっかけ。実写なのか、マンガなのか、そもそもなんの話なのかすら知らずに映画館に行ったら大好きなアニメ映画で嬉しかった。

    要約・『ひゃくえむ。』は、100メートル競走という陸上競技に人生のすべてを懸ける少年たちの情熱と狂気を描いた青春スポーツ漫画(全5巻)を映画化したもの。

    以下ネタバレを含みます。

    まず初めに言いたいのは、この映画の作画的な表現が好き!

    友情の構築は胸が熱くなる描写切り替えで思わず手を叩きたくなったし、運動会で金メダルを掛けてもらったあとの音楽と何かが始まるという期待感のかまし方はハンパなくて、自然と口角が上がってしまう。100mを走ってるうちに時間経過で成長していく映画ならではの描写(成長後のトガシかっこよすぎ!)や、雨の中の決戦でタッチが急激に別作品か?くらい変わるのも、雨爆音に包まれて真っ暗になるのも、スローモーションかつ無音の終わり方も、どれもこれもすごくいい。
    なんというかアニメ推しの子を見ていた時くらいの「贅沢さ」があって、素人目には制作陣の愛をめっちゃ感じるアニメ映画だった。

    ひゃくえむ。の面白いところは、小学校と高校生で終わらずに、25歳と大人になった時にも、そしてそれ以上の年齢の選手までバチバチにバトルところである。そこがたたの青春物語ではなく、大人を生きる私たちに刺さるのだ。

    「恐怖は不快ではない 。
    安全は愉快ではない 。
    不安とは、君自身が君を試す時の感情だ。」

    うーん。財津選手かっこよすぎ。
    そしてあの全校生徒の前で淡々と早口で話すのがシュールすぎて面白い。かなり笑えた。

    「栄光を前に対価を差し出さなきゃならない時  ちっぽけな細胞の寄せ集め1人 人生なんてくれてやれ  目を逸らすな
    君がやりたいことは何だ?」

    本当にそうなのだ。
    私なんてちっぽけな細胞の寄せ集めなのだ。

    私が今挑戦している、素敵なお店作りとか沢山の人に知ってもらえるメイドさんになるとか日本各地でメイド服ポトレやお給仕がしたいとか、そんなものは、夢や目標くらいのものだから、栄光と呼ぶには程遠いちっぽけなものではあると思う。

    けれどそんな私にだって不安になることは沢山あった。拭えぬ現在の不安と、行先の未来まで、大小様々の不安は消えることはない。

    だけどそうだ。私一人ぐらいくれてやってもいいのだ。失ったところでこの世界に何の影響もないのだから、やりたいことから目をそらすなというのは、全ての挑戦をする人に刺さる一言だった。

    ひゃくえむは、才能が勝利にとても重要である事実をしっかり描きつつも、きちんと努力が報われるし、信じ続けたやつは勝つ、熱い物語だ。でも、逃げることややめることも否定していない。現実を描きながらもスパイス程度のご都合展開のある、2次元作品としてのバランス感が丁度よくてとても良かった。

    どうやら削られた重要な部分もあるらしいのでまた今度漫画よもうっと。


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    追記
    陸上部女子要素何も描くの忘れた
    グラウンドの感じ
    選手の挨拶(個性が出ていてすごくよかった)
    スタートの合図
    すごく懐かしかったです

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