
iPad Airだけで2週間働けるのか #1|MacBookもSurfaceも置いてきた。京都帰省、一本勝負の始まり
はじめに|京都行きの鞄に、MacBookを入れなかった
お盆で京都に帰る。
いつもなら、何も考えずにMacBook Airを鞄に入れていたと思う。
文章を書く。
Noteを更新する。
SNS投稿を整える。
メールを返す。
資料を見る。
ChatGPTで構成を作る。
このくらいなら、MacBook Airが一番安心です。
軽い。
速い。
安定している。
キーボードも慣れている。
困った時の逃げ道も多い。
でも今回は、MacBook Airを置いていくことにした。
Surface Pro 9も置いていく。
実家には、昔こだわって組んだ自作のWindowsデスクトップもある。CPUもGPUも申し分ない。重い作業もできるし、ゲームもできる。正直、性能だけなら何でもできる。
それでも、仕事では使わないと決めた。
ゲームをする時だけ電源を入れる。
仕事では触らない。
今回、鞄に入れたのはこれだけです。
iPad Air 第5世代。
Magic Keyboard。
Apple Pencil。
20W充電器。
USB-Cケーブル。
これで2週間弱、京都で仕事をしてみる。
僕はかなりApple寄りの人間です。
iPhone 16 Pro Maxを使っている。
iPad Air 第5世代を使っている。
AirPods Pro 3を使っている。
Apple Watch Series 8も使っている。
生活も仕事も、かなりAppleの連携に寄っています。
AirDrop。
iCloud。
ユニバーサルクリップボード。
Apple Pencil。
iPhoneとのテザリング。
Apple Watchでの通知確認。
AirPods Pro 3での集中環境。
この連携の気持ちよさを日常的に使っているからこそ、今回は試したくなりました。
MacBookがなくても、Appleの連携だけで仕事はどこまで成立するのか。
これは、iPad AirがMacBookより優れているかを決める話ではありません。
道具を削った時に、自分の仕事の形がどう変わるのかを見る実験です。
MacBookを持たない不安はある。
Surfaceを置く不安もある。
自作PCを仕事で使わない縛りもある。
でも、その不安を残したまま、あえてiPad Airだけで走ってみる。
今回の連載は、その記録です。
連載|iPad Airだけで2週間働けるのか
この連載では、京都帰省中にMacBook AirとSurface Pro 9をあえて置いていき、iPad Air 第5世代だけで仕事がどこまで回るのかを記録しています。
#1では、なぜiPad Air一本にしたのか。
#2では、1〜3日目に実際どこで何を作業したのか。
#3では、4〜7日目で見えた長文執筆と画面の限界。
#4では、2週間使った後の結論を書きます。
第1章|最後まで迷った3つの選択肢
京都に持っていく端末は、最後まで3択でした。
MacBook Air M2。
Surface Pro 9。
iPad Air 第5世代。
普通に考えれば、MacBook Airが一番無難です。
原稿も書ける。
表も触れる。
資料も作れる。
複数タブも扱いやすい。
ファイル管理も強い。
迷った時に一番安全なのはMacBookです。
Surface Pro 9も、選択肢としてはかなり現実的でした。
Windows環境なので、実家の自作PCとも感覚が近い。
Office系の作業にも強い。
タブレット的にも使える。
ペンも使える。
ただ、僕の使い方だと、Surface Pro 9は外付けキーボードやトラックパッドをつなぐことが多い。
そうなると、画面に直接触る機会が減る。
タブレットとして持っていったのに、結局ノートPCのように使ってしまう。
それならMacBook Airでよくないか。
この感覚がありました。
一方で、iPad Airは一番不安がある。
MacBookほどの安心感はない。
SurfaceほどWindows的な自由度もない。
長文や複数資料の作業では、詰まる可能性もある。
でも、今回試したかったのは、最強の作業環境ではありません。
最小の装備で、どこまで仕事が成立するのか。
そこでした。
第2章|iPad Airを選んだ理由
iPad Airを選んだ理由は、MacBookの代わりにしたかったからではありません。
むしろ、完全な代わりにはならないことは分かっていました。
それでも選んだ理由は、仕事の入り口を軽くしたかったからです。
iPad Airは、すぐ開ける。
すぐ閉じられる。
机が小さくても置ける。
画面に触れる。
Apple Pencilで書ける。
AirDropで素材を受け取れる。
iCloudでファイルを同期できる。
この「すぐ触れる」感覚が、今回の京都帰省には合うと思いました。
実家に帰ると、仕事のリズムは普段と変わります。
東京の自宅デスクではない。
3枚モニターもない。
いつもの椅子もない。
生活音もある。
移動もある。
家族の時間もある。
その中で、重い作業環境を再現するより、どこでも軽く作業に入れる装備の方が合う気がした。
完璧な仕事場を作るのではなく、どこでも仕事に戻れる状態を作る。
今回は、その方が正解だと思いました。
第3章|Apple信者だからこそ、iPad Air一本を試したかった
僕は、Apple製品の連携がかなり好きです。
iPhone 16 Pro Maxで撮る。
iPad Airで書く。
AirPods Pro 3で外の音を切る。
Apple Watch Series 8で通知を見る。
必要なファイルはiCloudに置く。
画像や資料はAirDropで送る。
iPhoneで拾った文章を、ユニバーサルクリップボードでiPadに渡す。
この流れが自然に身体に入っています。
だからこそ、MacBookを置いても、完全に孤立するわけではない。
iPad Air単体では不安でも、Appleの連携全体で見ると、まだ戦える。
この感覚がありました。
AndroidやWindowsだけで組むなら、今回の判断は違ったかもしれない。
でも、今の僕の生活はかなりApple寄りです。
だから、iPad Airだけでどこまで仕事が回るかを試す意味があった。
これは、単なるタブレット検証ではありません。
Appleの連携に支えられた仕事環境が、MacBookなしでどこまで成立するのか。
その確認です。
第4章|荷物が減ると、行動が少し増える
今回のiPad Airセットは、MacBook Airセットより約1.3kg軽くなりました。
数字だけ見ると、そこまで大きくないかもしれません。
でも、移動の現場では違います。
新幹線の座席下から鞄を引き出す。
京都駅のホームを歩く。
階段を上る。
実家まで移動する。
途中でカフェに寄るか迷う。
シーシャ屋に寄って少しだけ作業するか考える。
こういう場面で、1.3kgの差は地味に効きます。
重い鞄を持っていると、無意識に選択肢を減らしている。
今日は帰ろう。
寄り道はやめよう。
ここで作業しなくていいか。
荷物を置ける場所に行きたい。
こういう小さな判断が増えます。
逆に、荷物が軽いと少し動ける。
もう一駅歩く。
カフェに寄る。
新幹線で少しだけ開く。
打ち合わせ前にPDFを確認する。
シーシャ屋でメモを取る。
仕事量が劇的に増えるわけではありません。
でも、作業に入る回数が増える。
今回の実験で見たかったのは、まさにここでした。
第5章|自作PCを仕事で使わない理由
実家には、自作のWindowsデスクトップがあります。
性能だけで見れば、iPad Airより圧倒的に強い。
画面も広くできる。
キーボードもマウスも使いやすい。
重い作業にも対応できる。
ゲームもできる。
仕事で使えば、間違いなく楽です。
でも今回は、あえて使わない。
理由は、逃げ道になるからです。
iPadで詰まったら自作PC。
資料比較は自作PC。
重い作業は自作PC。
ファイル整理も自作PC。
そうしてしまうと、「iPad Airだけでどこまで働けるのか」が分からなくなる。
今回知りたいのは、自作PCが強いかどうかではありません。
それはもう分かっている。
知りたいのは、強い環境をあえて使わない時に、自分の仕事がどこまで成立するかです。
普段、僕は環境にかなり助けられています。
メインPC。
3枚モニター。
高速なネット環境。
NAS。
MacBook。
iPad。
iPhone。
Apple Watch。
AirPods。
その全部がある状態は強い。
でも、それらを削った時に、本当に必要なものは何なのか。
それを確かめるために、自作PCはゲーム専用にしました。
おわりに|これは、ガジェット比較ではなく働き方の実験
iPad Airだけで2週間働けるのか。
この問いは、単なるガジェット比較ではありません。
MacBook Airの方が強い場面はある。
Surface Pro 9の方が合う人もいる。
自作PCが最強な作業もある。
それは分かっています。
でも、今回はあえてiPad Air一本にした。
理由は、自分の仕事の核を見たかったからです。
僕の仕事は、本当に大きな画面がないと進まないのか。
MacBookがないと書けないのか。
強いPCがないと判断できないのか。
それとも、考えて、書いて、直して、渡すだけなら、もっと軽い装備でも成立するのか。
その答えを見に行く。
京都帰省という少し日常から外れた時間で、道具を減らしたら、仕事の姿勢はどう変わるのか。
次回の第2話では、実際に1〜3日目にどこで何を作業したのかを書きます。
新幹線。
実家の食卓。
カフェ。
シーシャ屋。
打ち合わせ前の短い時間。
iPad Airは、ちゃんと仕事場になったのか。
そこを、実体験で書いていきます。
次に読むべき記事
👉 #2|1〜3日目。Magic KeyboardとAirPods Proで、外を仕事場に変える
第2話では、iPad Airを実際に持ち出して、どこで何ができたのかを書いています。
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