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まいにち易経_1012【永く貞しきに利ろし。用六の永貞は大をもって終わるなり。】[02䷁坤為地:用六]

    用六。利永貞。 象曰、用六永貞、以大終也。

    用六ようりくは、永貞えいていに利あり。 象に曰く、用六の永貞は、大を以て終わるなり。

    正道を守る:永遠に正しい道を守り、人の心の純粋さを保ち、邪なことや間違ったことをしてはいけない。正しい道を永遠に堅持することが有利であ。用六の永貞は、坤卦の臣としての道を大きな善の結末へと導く。

    易(朝日選書)/本田濟

    https://youtube.com/shorts/7ou74xj9rxY?feature=share

    【現代語訳】
    用六ようりくは、長く正道を守り続けることで良い結果が得られる。
    象伝しょうでんにはこう記されている。「用六が長く正道を守り続けることで良い結果が得られるというのは、最終的に偉大な成果をもって成就するということである。」

    【意訳】
    それは、まるでどこまでも広がる大地が、静かに、しかし力強くその役割を果たし続ける姿に似ています。

    坤こんの卦《け》は、すべてが柔らかな陰の爻こうで成り立っています。その陰の力が極まり、まさに変化しようとする特別な時、それが「用六」です。この時、最も大切なのは、焦らず、変わらず、正しいと信じる道をひたすらに守り続けることです。これを「永貞えいていに利あり」と教えています。「永」とは、どこまでも続く時間。「貞」とは、その間、ずっと変わらない正しさ、真心です。

    目先の華やかさや、手っ取り早い成功に心を奪われてはいけません。大地が種を受け入れ、雨風に耐え、じっくりと時間をかけて作物を育むように、あなたもまた、柔順で誠実な心を保ち、コツコツと徳を積み重ねていくのです。そうすれば、いつしか人々はあなたの徳に引かれ、自然と物事は良い方向へと進んでいくでしょう。

    象伝しょうでんが語るように、この「用六の永貞」がもたらす結末は、決して小さなものではありません。「大を以て終わる」、つまり、すべてを包み込むような広大さ、ゆるぎない安定感、そして豊かな実りといった、この上なく素晴らしい成果をもって完成するのです。それは、一朝一夕に築かれるものではなく、長い時間をかけた誠実な努力と、変わらぬ信念が生み出す、真に偉大な成就の姿なのです。

    ですから、坤の「用六」の時には、静かに、しかし確固たる意志をもって、正しい道を歩み続けてください。その先にこそ、すべてを豊かに満たす、大きな完成が待っているのです。

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    永続的な繁栄の鍵:陰陽のバランスとリーダーシップ

    悠久の歴史を持つ易経えききょうの知恵は、現代社会の複雑な課題を読み解く鍵を秘めています。その中でも、「創業そうぎょう」と「守成しゅせい」という二つの概念は、組織や国家、あるいは個人の営みにおいても、非常に重要な指針を与えてくれます。

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