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【育児日記】抱っこできる時間には、終わりがある

    娘を抱っこしながら、
    ふと思ったことがあります。

    「この時間って、いつまで続くんだろう」

    今は当たり前のように抱っこをしています。
    眠くてぐずったとき。
    機嫌が悪いとき。
    お散歩の途中。
    寝かしつけの時間。

    腕の中にすっぽり収まる
    小さな体を抱えていると
    なんだかずっとこのままのような
    気がしてしまいます。

    でも、本当は違うんですよね。
    いつか必ず終わりが来ます。


    仕事で帰りが遅くなった日。
    娘が寝る前のわずかな時間だけ
    顔を見ることができて、
    「今日はあまり抱っこしてなかったな」
    そう思いながら抱き上げることがあります。

    小さな体を胸に引き寄せると、
    なんだか一日の疲れが
    少しだけ軽くなる気がします。
    娘は特別なことなんてしていません。
    ただそこにいてくれるだけ。
    それなのに、どうしてこんなにも
    心が満たされるのだろう。

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    正直に言うと、
    抱っこが大変だと思う日もある。
    腕は痛くなるし、
    肩もこるし、
    何もできなくなるし。

    「早く一人で歩けるようにならないかな」
    そう思ったこともあります。
    でも、成長するということは、
    抱っこが必要なくなるということでも
    あるんですよね。


    最近、娘は少しずつ重くなってきました。
    生まれた頃は片手でも支えられそうだったのに、
    今では両腕でしっかり抱えています。
    当たり前のように感じるその変化も、
    振り返ればあっという間でした。

    寝返りも、
    離乳食も、
    気づけば「できるようになった」が増えていました。
    きっと抱っこも同じなんだと思う。


    まだまだ先のことだと思っています。
    でも、ある日突然、
    「抱っこする?」
    と聞いても、
    「いい」
    と言われる日が来るのかもしれません。

    手をつなぐことさえ照れくさくなる
    日が来るのかもしれません。

    そして後から気づくんです。
    あの日が最後だったんだなって。


    最後の抱っこがいつなのか、
    親にはわかりません。
    だから少しだけ怖いんです。

    もし今日が最後だったとしても、
    私は気づかないまま
    終わってしまうかもしれない。

    明日もある。
    来週もある。
    来月もある。

    そう思ってしまうから。


    だから最近は、
    抱っこをするときに
    少しだけ意識するようになりました。

    娘の重さを感じること。
    小さな手を感じること。
    温もりを感じること。

    今しかない時間なんだと、
    心のどこかに残しておくこと。


    娘はきっと覚えていないと思います。
    眠そうな顔で抱っこされたことも、
    休日にたくさん抱っこしたことも、
    仕事終わりに急いで抱っこしたことも。

    でも、私は覚えていたい。
    父親になって初めて知った、
    この幸せな重みを。


    抱っこできる時間には、終わりがある。
    だからこそ、
    今日ももう一度だけ抱っこしたくなる。

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