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家族システムをアップデートする【読書感想:なんで家族を続けるの?】


    なんてどきっとするタイトル。
    でも、そんな本が好き。

    私たちは家族システムの中で生きています。
    ふつうの家族、という幻想の中で。

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    でも、ふつうの家族がふつうにあるのは嘘というのも実は知ってる。
    いつまで私たちは家族ってかたちにこだわっていくんだろうなぁ。

    今回の本は内田裕也と樹木希林を両親にもつ内田也哉子さんと、生贄探しを書いた認知神経科学者中野信子さんの対談本。家族と普通ってすごく違和感がある組み合わせだったんだなぁと改めて感じました。

    普通というのは、制度上最も利益を得やすいスタイルのことをマイルドに伝える言葉であって、それ以上の意味を持たない。

    この家族のスタイルがたくさんいると社会が安定するから、みんなどうぞこの形を守ってやってくれやってこと。
    ふつうの家庭=幸せな家庭とは限らないのがミソ。

    普通じゃない家庭で育って、ふつうの家族の幸せってなんぞ?という2人の対談を見ていると、このふつうってのがどうでもいいことのように思えてくる。

    というか、本当にどうでもいいことなのかもしれない。

    アホウドリのカップルは1/3はレズビアンで、子作りの時だけオスと浮気して、子育てはメス2羽でやるんだって。
    いいじゃんいいじゃん、アホウドリの方が自由だ。

    浮気の家族はたった1人を大事にするか、みんなを広く浅く大事にするかの違い。

    惰性の家族は収まるべくして治った。無理をしないといういい意味が惰性にはある。

    毒親の家族は生存労働が減って子に干渉して生きられるようになったら、愛が毒になっちゃった。

    居場所の家族は自分の居場所を探すんじゃなくて、居場所は自分で設計するんだ。

    家族というのは、解散してもいいし、結成してもいいし、そもそも作らなくてもいいくらい自由な構成体。生きのびて子供を増やすのに効果的だから、私たちは家族というものを作ってきたけれど、この当たり前を考え直してもいい頃合いなのかもしれません。

    それくらい自由でいていいのだけれど、それでも家族でいるのを選んでるのは、自分なりの幸せがあるからなんだろうね。

    普通じゃないってことを考えるのにオススメな本でした。

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    関係ないけど、アホウドリって目元にアイシャドウみたいに模様があってかわいいね

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    東京都板橋区在住。 理学療法士22年、グラフィックレコーダーとして、地域医療・福祉の現場で働いています。 可視化でわかりやすく伝えたり、対話が促される場づくりをしています。 noteでは、日々考えていることを言葉にしています。

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