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スリットからのぞく女の太もも

    RYOJI

     電車で隣に座った若い女性から肘でグリグリやられてた。
     死ねよおっさん、という言葉の代わり。
     ジャマだったんだろうな。

     思わずそっちをチラ見したら、フロントに深くスリットが入った膝上丈の黒いスカート。そこから太ももが覗けている。全身で不機嫌を表現してる女。座席でメイクして、これからどこへ行くんだろう。デートではないんだろうなと思った。サラリーマンのおっさんに憎しみを感じるような仕事に向かうのかもしれない。今夜、何度メイクを直すんだろう。

     びっくりしたんだと思う。「痛いのでやめてもらえませんか」とか言う気も起らなかった。こんな顔で暮らしている娘を親は知らないだろうとつい考える。条件のよいパートナー候補を見つけたら。そいつには優しくできる?

     できないよ。もう君、終わってんの。


     なんか疲れたから。いいよね。

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    もちろんしっかり固いプリン。
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    あたりまえだけど、絞り出されたホイップと、シロップ漬けのチェリーは必要。


     

     
     
     

    RYOJI

     
     
    以前出版した本を読んで下さった方に「カミングアウト・レターズ」作ったの俺デスと言ったら「あなたは(編者として)何をしたんですか?」と澄んだ瞳で聞かれ撃沈。ですよね。ほんと、何やったんですかねえ。2023年にはベトナム語版が出ました。2027年頃には文庫になりますように。

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