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#11 supercell、再始動します

    supercell、再始動します。

    新曲のタイトルは「夜と青」。
    ボーカルは、やなぎなぎ。
    劇場アニメーション『魔法使いの夜』の主題歌です。

    懐かしいです。『魔法使いの夜』は、PCゲーム版で主題歌をやらせていただいたんですよね。

    今や誰もが知る型月。とはいっても、当時から誰もが知っていました。

    同人サークルから始まって、『月姫』や『Fate/stay night』を世に送り出していたTYPE-MOON。自分たちから見れば、ずっと先を走っている存在でした。知名度も、作品そのものの力も、圧倒的だった。

    supercellも、イラストレーターたちと音楽を作る自分が集まったグループです。自分たちで作品を作って世に届ける、その道をずっと前から歩いていたTYPE-MOONの存在は、メンバーみんなにとって大先輩でした。

    当時お話をいただいて、Skypeでメンバーに報告したときも、「TYPE-MOONの曲作るの?」って、めちゃくちゃ驚かれた記憶があります。

    あのときは奈須さんから直々にお声がけいただいて。完成後には温泉旅行にも連れていってもらいました。曲のことだけじゃなくて、そういう思い出もある作品です。

    この楽曲ができたのは7月も後半の方だったので、まだまだ作業も残っています。ある意味、急に決まった話でもあるので、感慨に浸るというより、今も普通に作っている最中という感じです。

    それでも、こうしてまたsupercellの曲を届けられるのは、うれしいです。こういう機会がなかったら、たぶんsupercellは眠ったままだったと思う。

    supercellの新曲をなぎさんに歌ってもらうのは、『Today Is A Beautiful Day』以来になります。

    約15年。

    数字にすると、長いですね。
    その間に聴き始めてくれた人もいるだろうし、当時聴いていた曲が今回のお知らせでふと頭に流れた人もいるかもしれない。

    それぞれの時間があると思います。
    そこに、また新しい曲を一曲届けられる。

    今回の曲は、昔の自分じゃない。

    今の自分が作った曲。
    それを、今のなぎさんに歌ってもらいました。

    音を作って、歌を聴いて、また直す。
    歌のひと言、ギターの音量、ハイハットの鳴り方。最後までそういうところを触っていました。

    再始動という大きな言葉の中身も、自分にとってはそういう作業の積み重ねです。

    今は、この音がとても好きです。

    まずは、公開された90秒の映像で聴いてみてください。
    『魔法使いの夜』の映像と一緒に、「夜と青」が流れます。

    ここまで読んでくれた人にも、久しぶりにsupercellの名前を見つけて来てくれた人にも、届いたらうれしい。

    よろしくお願いします。