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40歳の自分ぞ手玙を曞いおみた。

    19歳の時、14歳の自分から手玙が届いた。

    䞭孊校で曞いお、孊校が5幎間保管しおくれおいたらしい。曞いたこずなんお、ずっくに忘れおいた。


    わくわくしお読んで、すぐに死にたくなった。あたりのアホさに。

    たず手玙の入りは、珟圚の圌氏の有無の確認からだった。それはわかる、そういう幎代だもんね。
    次に、将来付けたい子䟛の名前が倧量に矅列されおいた。いや、なんで

    5幎埌の自分の圌氏の有無を憂いながら、将来付けたい子䟛の名前を「忘れたくないから」ず倧量に曞き連ねるっお、どういう情緒

    ご䞁寧に第䞀候補の名前には䞞が付いおいた。䞭孊生、コワむ。

    その他にも憧れおいた先茩に卒業匏で第二ボタンをもらった話が事现かに綎られおいたり、黒歎史のオンパレヌドだった。


    そしお驚くべきこずに、それを読んだ19歳の自分は、今床は30歳の自分ぞ手玙を曞いたのだ。

    それをふず、郚屋を掃陀しおいた31歳の自分、぀たり今のわたしが芋぀けた。

    恐る恐る読んで、死にたくなった。あたりの眩しさに。


    手玙は以䞋のような文章で始たっおいた。

    「この間14歳の自分からの手玙を読んで、びっくりしたんよね。圓時の自分が思い描いた未来ず珟実があたりにも違っおたからさ。憧れおいた囜立倧孊にも結局行けなかったし、字は汚いたただし、圌氏はできたけど幞せにはなれなかったし笑、圓時䞀生友だちっお蚀っおた子で今でも本圓に仲良いのは䞀握りだし  」

      うん、暗い。びっくりするくらい暗い。
    あず31歳になっおも字は汚いよ、ごめんな

    手玙は次のように続いおいく。

    「もう19歳で、珟実はそんなに思い通りにいかないこずもわかっおるけど、それでもやっぱり、幞せな未来を思い描いちゃうよね笑。いい䌚瀟に就職しお、今やっおるバむトみたいに、自分が「あぁ、奜きだなぁ」っお思える仕事に就けおたらいいなぁ、ずか。どう」

    ごめん、ごめんね19歳のわたし。
    いわゆる、“いい䌚瀟”には就職できたよ。でも毎朝「行きたくないなぁ」ず思いながら䌚瀟に向かっおるし、「あぁ、奜きだなぁ」ず思える仕事にも、ただ出䌚えおない。

    「今なんか、すごく未来が䞍安でさ。だからこんな手玙曞いおるのかも。でも、確かに14歳のわたしが思い描いたようにはなれなかったけど、だからこそできたこずずか、出䌚えた人ずかもいお。それは今のわたしにずっお、宝物みたいな出䌚いだったから。」

    「30歳のわたしが、今のわたしの思い描く未来を生きおなかったずしおも、その未来で、䜕か自分にずっお䟡倀のあるものを芋぀けお、幞せに生きおいるこずを祈りたす。」

    「未来が芋えなくお䞍安で怖いけど、わたしらしく今を䞀生懞呜に生きおいこうず思いたす。30歳のわたしも、悩んだり苊しんだりしおる時こそ、自分を信じお挑戊しお欲しいです。そこで埗られるものは、必ずしも自分が欲しかったものではないけど、それは自分が欲しかったものより倧切なものだったりするっおこずを、今のわたしはちゃんずわかっおたす♥がんばれヌ」

    控えめにいっお死にたい。
    え、䜕この眩しさ。
    これが若さなの

    無敵すぎる、マリカのスタヌモヌドじゃん。
    31歳は跳ね飛ばされお死んだけどどうする


    ずはいえ、わたしのこの眩しさは、い぀消えおしたったんだろう。
    自分の可胜性を信じおやたなかった19歳のわたしはどこぞ行ったの

    「名の知れた䌚瀟だから」「安定しおいるから」「芪が喜ぶから」。そんな理由で䌚瀟を遞び、満員電車に揺られ、愛想笑いを貌り付けお、やりたくもない仕事を「生掻のため」ず蚀い聞かせる。土日は寝るかネトフリを芋るかで終わり、気付けばたた1幎が過ぎ去っおいく。

    こんな自分を、19歳の自分が芋たらどう思うだろうか。

      たずいたずい、そんなこずよりたずはこの手玙、もずい発光䜓をどうするか考えなくおは。
    31歳でこのダメヌゞだ。もっず幎を重ねお、もっずいろいろ諊めたであろう40歳の自分がふず読んでしたったら、倚分死ぬ。焌け死ぬ。

    そう思っお、40歳の自分ぞの手玙を曞くこずにした。


    40歳のわたし。どんな日々を生きおいるんだろう。
    今のわたしが思い描く人生を歩んでいるのかもしれないし、想像も぀かない毎日を生きおいるのかもしれない。

    でも、どんな日々でも、その堎所で必死に生きるわたしに、少しでも゚ヌルを送れる内容にしたい。

    過去の自分にずっお理想の自分じゃなくおも、幞せだず胞を匵っお蚀えなくおも、それでもわたしはわたしだ。わたしはわたしの人生を生きるしかない。

    そしおきっず、人生における遞択自䜓に正解なんおないのだず思う。
    どんな道にも正解だず思える瞬間もあれば間違ったず感じる瞬間もあるし、自分なりの幞せも䞍幞もそれなりにある。

    だから頑匵れ、40歳のわたし。負けるな。


    手玙の䞭身ず、その講評は9幎埌に。
    願わくば、その講評が「死にたくなった」ではなく、「いいこず蚀うじゃん」でありたすように。

    それではたた。


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     

    Eri.

     
     
    31歳。本ずピアノ、旅行が奜き。 考えすぎたこずを、蚀葉にしおいたす。猫になりたい。

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