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2人の刑事とおとぎ話 序章 「目覚め」

    「やめろー、やめてくれー」

    男は息を切らしながらベッドから起き上がると、部屋中に響き渡るアラームを乱暴に止めた。

    「あれからもう……」

    聞き取れないほどの小さな声でつぶやく。
    ゆっくり起き上がる。喉が焼けるように乾いてる。男のスマホが鳴った。
    数秒スマホを見つめる。

    「……はい」
    「グレイブ、朝早くにごめんなさい。死体が出たわ。急いで現場に来てちょうだい。場所はアンバース通り三番街」
    「リョーカイ」

    電話を終えたグレイブは、けだるそうにワイシャツに袖を通し、ジャケットを手に部屋を後にした。

    #創作大賞2026 #オールカテゴリ部門

     
     

    Ryan

     
     
    Ryan 物語を書く人。 言葉にできない夜のために。 『26人の物語』3/21公開 旅と日常も綴ります。

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