「やめろー、やめてくれー」
男は息を切らしながらベッドから起き上がると、部屋中に響き渡るアラームを乱暴に止めた。
「あれからもう……」
聞き取れないほどの小さな声でつぶやく。
ゆっくり起き上がる。喉が焼けるように乾いてる。男のスマホが鳴った。
数秒スマホを見つめる。
「……はい」
「グレイブ、朝早くにごめんなさい。死体が出たわ。急いで現場に来てちょうだい。場所はアンバース通り三番街」
「リョーカイ」
電話を終えたグレイブは、けだるそうにワイシャツに袖を通し、ジャケットを手に部屋を後にした。
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