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Photo byairmail_528hz

『ついで』にもらった離婚届が、私に「ゆとり」をくれた話

    こんにちは。TOMTAMM🍀です。
    今日は、私が初めて離婚届を手にした日のことを書いてみます。

    動き出すきっかけは、長男のパスポート手続き

    「す、すみません。離婚届って、どこの窓口なんですか?」

    私がはじめて、小さく動いた瞬間でした。

    スマホで調べると、ダウンロードや市役所でもらえるのは分かっています。
    でも、そこまで辿り着くまでが、あまりにも遠かったのです。

    今思い出しても、離婚届をもらうためだけに行けただろうか?と、正直自信のないところもあります。
    だから、
    長男のパスポート手続きという「ついで」に、
    完全に乗っかってみたのです。

    番号が呼ばれ、窓口の方に
    「離婚届……ほしいんです」
    と小さな声で伝えたのでした。

    「あっ、はい。書き方は分かりますか?」
    と聞かれましたが、もちろん見るのも初めてで、分かるはずもありません。
    説明を受けた私自身はと言うと、小心者で、「誰かに見られてないかなぁ」という心配が先に立ち、正直、説明がほとんど頭の中に入ってきませんでした。

    それでも、やっとの思いで手に入れた『離婚届』は、「これで何とかなる」というゆとりを私にくれました。

    私には、どうしても今回は動き出さそうと思う
    理由があったのです。
    それは、
    後悔を残さないようにするため。

    家庭が壊れていく中で感じた、
    あの「動けなかった経験」を、
    もう二度と味わいたくないからです。

    アンパンマンの毛布にくるまって震えていた次男

    思い出すだけで今でも胸の奥がぎゅっと苦しくなる光景って、あなたにはありますか?

    私には、あります。
    夫の実家で、私と夫、子供3人、義父の6人で暮らしているのですが、当時の夫は少しのことでキレたり不機嫌になったりを繰り返し、少しずつ家庭が壊れ始めていきました。

    特に機嫌が悪くなるのは、義父と一緒になる夕食の時間です。
    顔を合わせないように、夫はリビングで晩酌をするのですが、そこへ義父がきて話をしたりすると、一気に不機嫌モードに入るのです。

    私も子供たちも、空気を読んで喋らないように気をつける日々。
    それでも、地雷を踏んでしまう時があるんですね。
    すると、ハイボールの入ったグラスをテーブルに叩きつけ、威嚇しているような音が何度も何度も響くのです。

    その大きな音が部屋に響く中。

    当時、まだ幼く小学校に入って間もない末っ子の次男は、この状況になると、いつも決まって同じ行動をとっていました。


    アンパンマンのオレンジ色した
    小さな毛布を頭からかぶり、身体をすっぽりと覆って、ソファの上で震えながら‥‥。
    小さく小さくうずくまるのです。


    私は、平静を装いながら台所仕事をこなしていました。
    情けない母親です……。

    今思えば、そんな時こそ、幼かった子供をぎゅっと抱きしめて「大丈夫だよ」と声をかけてあげることもできたのに、と今でも悔やまれてなりません。

    そのせいか、
    子供たちは未だに大きな音にとても敏感です。

    数年経った今でも、いつも心のどこかにその光景が引っかかっています。
    (でも今、大きくなった次男にその話をすれば「そんなのキモい」と言われそうですが……)

    だからこそ、今回はじっと耐えるのは終わり!
    悔いのないように動き出そうと心に決めたのです。

    そして、
    はじめて動き出したのが、あの離婚届をもらいに行ったことでした。

    その後、子供と住む場所の目星もつけていきました。
    ただ、どうしてもついて回るのが、経済的な心配です。
    貯金などの名義やら、家のローンなど……。何からどうすればいいのか、頭を抱えてしまいました。

    地域の相談窓口で、心をえぐられた言葉

    そこで私は、地域の相談窓口へ、もう一度相談に行くことにしたのです。
    以前行ったとき、親身になって色々なアドバイスをくれたからです。
    ですが、今回は2度目。前回とは違う相談員の方でした。
    そこで私は、改めて自分の現状を話しました。
    ・義父と夫との関係性の悪化
    ・夫のモラハラのような態度(でも、くも膜下出血の病気のせいかもしれないと思って耐えてきたこと)
    ・共有財産について、家を出たときの不安や経済的な不安
    ・弁護士さんへの相談について

    すると、その相談員さんはチラッチラッと時計を見ながら、こう言ったのです。

    「〇〇さん、何でそんなに自信がなさそうにするのかなぁ。看護師さんやってるんだから、自分の働いたお金だって、自分で全部出さなくたって、ある程度自分で貯めてていいわけでしょう。旦那さんの頭の病気だって、看護師さんしているなら、一緒に受診したとき聞けるじゃないの? 何で聞けなかったの?」

    私は一瞬、絶句して言葉が出ませんでした。


    言葉で心がえぐられるような、複雑な感情。

    「それができてたなら、きっとここには来てないはず……」

    そう思いながら、

    目を見開き、
    奥歯にグッと力を込めて
    両手を握り締めました。
    涙が流れないように、じっとこらえました。

    相談員の方も、何かを察したのか

    「一つずつ取り組んで、経済的なことは無料弁護士さんに相談してみて」と。

    電話番号と相談日程の情報はくれました。

    車に戻ってから、私はしばらくボーっとしていたのを覚えています。
    叱咤激励のつもりだったのだろうか……。
    動こうとも思ったし、やれることならそうしたのに。
    でもできなくて、こうして悩んでいるのに……。

    心の半分で大きなダメージを受けながらも、
    私の心のもう半分では、

    「あんたに何がわかんのよ!クソババア!」

    (↑今はごめんなさい、私もクソババアでした笑)
    と、
    何だか腹が立つような感覚もありました。

    色んな見方があるけれど、すべてが違っていたわけではない。
    考えていたけど動けなくて、動きたいけど動けなくて、そして今がある。
    だからこそ、強く強く動き出そうと思う時だってあるのだから、私の選択は間違ってない!
    そう思うことにしたのです。


    完璧を求めず、タイミングにこじつけて「えぃ!!」

    あの時、相談員さんの言葉に深く傷ついたことで、私は一つの大切なことに気がつきました。

    自分の人生の正解を、他人に求めていては
    だめなんだ。
    誰かに味方になってもらうのを待つのではない。自分で決めて、自分の足で動いていくしかないんだ、と。

    悔しさの中で奥歯を噛みしめたあの瞬間、
    私の中で、
    誰にも崩せない小さな『動きだす覚悟』の火が灯ったのだと思います。

    それから、完璧でないままで家族の問題に向き合うことにしたのです。

    そして、
    今の私は以前とは違う場所にいる、とそう思えます。
    外から見れば、家も出ずに、いつもと何も変わらないように見えるかもしれません。
    けれど、
    心の中はまったく違う場所にいます。

    あのとき勇気を出してもらってきた離婚届は、私のタンスの一番上に、
    まるでお守りのように鎮座しています。
    (今の詳しい状況は、自己紹介の記事に載せています。よろしければ、こちらものぞいてみてくださいね)
    https://note.com/royal_takin9077/n/nc29a9ece7f2a


    最後に

    歳を重ねていくと、失敗が怖くて、一歩踏み出すことに不安を感じて、ますます勇気がいるようになりますよね。
    私は間違いなくそのタイプです。

    でも、完璧を求めず、何かのタイミングにこじつけて「えぃ!!」って乗っかるのもアリかもしれない……。
    なんだか、そう思える今日この頃です。


    だからこそ、今、過去の私と同じように苦しんでいるあなたへ、どうしても伝えたいメッセージがあります。

    あの時の私のように、家が苦痛で安らげる場所ではない人へ。

    自分を責めて、涙をこらえてるお母さんへ。

    「やっぱり自分が悪かったのかな」と自信を無くしている人もいるかも知れません。

    「動き出さなければ」とわかっているけど、どうすればいいのかわからない方もいるかも知れません。


    そんな自分を責め続けるあなたに、これだけはどうしても伝えたいのです。


    完璧な準備ができていなくてもいいんです。

    強い人になってから動かなくても、怖いままでも、ほんの小さな一歩を踏み出してほしい。

    大きく人生を変えることは、すぐにはできなくても、タイミングにこじつけた小さな「えぃ!!」があれば、心の中の小さな立ち位置は、今日から少しずつ変えていけます。

    あなたの心の中の痛みを、どうか無かった事にしないで。

    ほんの小さな一歩から、人生が動き出す瞬間は、きっとあります。



                心をこめて。

     
     
    自分の人生を取り戻す途中です🌱 人生後半戦、思い通りにならないことも含めて、どう楽しむか。 看護師として働きながら、 これからの自分に何ができるか、試している途中です🍀

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