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〔詩〕「彩る笑顔」

    断りたいのに
    愛想笑いを 浮かべ

    ざわつく心に
    ごまかし笑いが ふたをする

    傷つく心を
    空笑いで 受け流し

    ひんやり外した冗談に
    苦笑いで 距離をとる


    傷つかないように


    自分だけが知っている秘密に
    含み笑いが こぼれ

    鼻につく誰かの間違いに
    忍び笑いを 味わう

    涙のあとには
    泣き笑いが 優しく包み

    買い物しながら
    思い出し笑いが 滲みだす

    いいことも
    そうでないことも


    朝の湯気には
    微笑が 湧き上がり

    二人だけの
    眼差しの笑みで 心を通わせ

    過ぎた日々を抱きしめる
    満面の笑みが 広がり

    こぼれる涙と
    解かれた笑みで 幕をおろす

    丸くなったフィルバートを
    静かに置くそのとき
    何色の笑顔で 彩りますか

     
     
    日常の中に潜む小さな「なぜ」や見過ごされがちな違和感を拾い上げ、思考を深めるエッセイや詩を書いています。 答えを決めつけるのではなく、読んだ方の心にほんの少しの余白が残るような言葉を目指して。 言葉を通じて、日常の新しい景色を一緒に見つめ直せたら嬉しいです。

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