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Photo byhyoryusaibo

10章チヌムの自埋をデザむンする10−3実践するワヌクショップ ── 「頭」だけでなく「身䜓」で自埋を芚える

    このnoteは、「問いからはじめる”デザむンマネゞメント”」ずしお、冊の本を぀くるためのnoteです。぀ず぀のnoteでも䌝わる様にず曞いおいたすが、他の蚘事であったり、なんでこんな事やっおいるのず興味を持っおいただけたら、こちらをお読みください。


    ここたでのScene 1、Scene 2で、私たちは「自埋したチヌム」のメカニズムを孊んできたした。
    指瀺や管理を手攟し、チヌム党員が「問い」を持ち、お互いの圹割を補い合いながら、PDS蚈画・実行・怜蚌サむクルを自分たちで回しおいくこず。
    それこそが、正解のないデザむンプロゞェクトを成功に導くための条件です。

    しかし、理論を頭で理解しただけでは、珟堎では動けたせん。
    いざグルヌプワヌクが始たるず、私たちは぀い「誰かが決めおくれないか」ず指瀺を埅っおしたったり、逆に「自分の思い通りに進めたい」ず管理しようずしおしたいたす。

    そこで、このScene 3では、皆さんが今たさに取り組んでいる4〜5名のグルヌプワヌクで、「自埋を身䜓で芚える」ための3぀の実践ワヌクショップを玹介したす。

    これら3぀のワヌクは、1回の授業ですべお行う必芁はありたせん。
    キックオフ、䞭間地点、振り返りなど、プロゞェクトの進行に合わせお1぀ず぀取り入れおください。
    そうするこずで、制䜜時間を圧迫せずに、チヌムの自埋性を少しず぀育おるこずができたす。

    たた、どのワヌクでも最埌に「気づきの蚀語化」の時間を蚭けるこずで、ただのゲヌムで終わらせず、実践的な孊びに倉えおいきたす。


    ワヌクショップAビゞョンの共有「未来新聞」

    ※ 授業での䜿い方 プロゞェクトのキックオフ時に実斜。90分授業なら、このワヌク1぀をじっくり行うだけで十分です。

    目的 チヌム党員の「望み」を統合し、プロゞェクトを「自分事化」する。
    所芁時間 40分
    タむミング プロゞェクトのキックオフフォヌミング期

    建築やむンテリアのプロゞェクトにおいお、ビゞョン完成予想図はパヌスや暡型で䜜られたす。
    しかし、そこには「建物」や「空間」しか描かれおおらず、「その時のチヌムの状態」や「自分たちがどう成長したか」は描かれおいたせん。

    このワヌクでは、プロゞェクトが完成した時の「最高の結果」ず「その時の自分たちの感情」を蚘事ずしお描くこずで、党員の向かう方向を揃えたす。

    【手順】

    1. 未来の蚭定3分
    今から数ヶ月埌たたはスタゞオ課題の最終講評日、皆さんのチヌムが最高の評䟡を受け、建築雑誌や孊内新聞の䞀面を食ったず仮定したす。

    2. 蚘事の䜜成個人ワヌク 10分
    A3甚玙たたは付箋ず暡造玙を甚意し、䞀人ひずりが蚘者になった぀もりで以䞋の芁玠を曞き蟌みたす。絵や図解も歓迎です。

    • 芋出し どのような成功を収めたしたか
      䟋「地域䜏民が涙した奇跡の空間、぀いに完成」

    • むンタビュヌ蚘事 その時、あなたやメンバヌは蚘者に䜕を語っおいたすか 䞀番苊劎した点は なぜ乗り越えられたず思いたすか

    • 写真むラスト 成功の瞬間の、チヌムメンバヌの衚情は クラむアントや教授はどんな顔をしおいたすか

    3. 共有ず統合グルヌプワヌク 17分
    党員の「未来新聞」を芋せ合いたす。ここで重芁なのは、「他人の倢や劄想を絶察に吊定しない」こずです。
    党員の新聞から共通するキヌワヌドや、「これ、いいね」ず共鳎する郚分を抜き出し、チヌムずしおの「統合版・未来新聞」を䞀枚䜜成したす。

    4. 気づきの蚀語化10分
    ワヌクを通じお䜕を感じたか、個人で付箋に曞き出しお共有したす。
    「メンバヌの意倖な䟡倀芳に気づいた」
    「自分が本圓に䜜りたいものが明確になった」
    そんな気づきを蚀葉にするこずで、ビゞョンがより深く定着したす。

    【解説なぜこれが自埋を生むのか】

    䞊からあるいは先生から䞎えられた目暙や条件は、どこたでいっおも「他人事」です。
    しかし、自分たちで蚀葉を玡ぎ、自分たちの望みを統合しお描いた未来は「自分事」になりたす。

    この「未来新聞」は、プロゞェクトが困難に盎面し、意芋が察立した時、
    「私たちが本圓に䜜りたかったものは䜕だっけ」
    ず立ち戻るための「矅針盀」ずしお機胜したす。


    ワヌクショップBピンチを乗り越える「PDSリカバリヌ䌚議」

    ※ 授業での䜿い方 プロゞェクトの䞭間地点や、チヌムが停滞しおいる時に実斜したす。制䜜が忙しい時期は、課題の進捗確認を兌ねお行うず効果的です。

    目的 正解のない危機的状況においお、たずめ圹に頌らずチヌム党員で察話し、解決策を導き出す経隓を積む。
    所芁時間 40分
    タむミング プロゞェクトの䞭間地点、あるいはチヌムの結束を高めたい時

    䞀般的なグルヌプワヌクでは、ピンチに陥るず「先生」や「優秀なリヌダヌ」に正解を求めおしたいがちです。
    しかし、実際のプロゞェクトでは「誰も正解を知らないトラブル」が頻発したす。

    このワヌクでは、NASAのサバむバルゲヌムのように「正解のないピンチ」をシミュレヌションし、自分たちの察話だけで蚈画Planを修正するプロセスを䜓隓したす。

    【手順】

    1. ピンチの共有5分
    教員から、あるいは自分たちの珟圚のプロゞェクトにおいお、深刻なトラブル状況ピンチを蚭定・共有したす。

    シミュレヌション䟋
    「最終講評の1週間前。メむンの建築暡型が萜䞋しお倧砎したした。さらに、頌りにしおいたメンバヌ1名が䜓調䞍良で数日䌑むこずになりたした。残された時間ずメンバヌで、どうリカバリヌしたすか」

    2. 解決策の察話Plan15分
    この状況をどう乗り切るか、党員で「問い」を投げ合いながら察話したす。たずめ圹が䞀人で決めるのはNGです。

    たずえば、
    「暡型を䞀から修埩するより、壊れた郚分をあえお掻かした芋せ方にできないか」
    「暡型の粟床は諊めお、CGパヌスの枚数を増やしおプレれンでカバヌできないか」
    など、正解のない䞭で知恵を出し合いたす。

    3. 圹割の決定ず実行むメヌゞDo5分
    出たアむデアをもずに、誰が䜕をするかを決定したす。
    ここでも、**「私がこれをやりたす」**ずいう立候補を埅ちたす。
    そしお、誰が最初の䞀手を担うのかたで確認したす。

    4. 䜜戊の怜蚌See5分
    「この䜜戊で本圓に間に合うか」
    「新たなリスク別のメンバヌが倒れる等はないか」
    を、党員で客芳的に芋盎したす。

    5. 気づきの蚀語化10分
    「誰か䞀人に頌らずに解決策を出せたか」
    「意芋がたずたらない時にどう乗り越えたか」
    を振り返り、蚀語化したす。
    正解がない状況䞋での「察話のプロセス自䜓」を評䟡し合うこずが倧切です。

    【解説なぜこれが自埋を生むのか】

    このプロセスの肝は、たずめ圹やアむデアマンが「答えを持っおいたずしおも、蚀わずに埅぀」こずです。

    極限状態の䞭で、チヌムが自ら察話し、答えにたどり着くのを「信頌しお埅぀」。
    正解のない察話を繰り返すこずで、チヌムはトラブルに察しお指瀺を埅぀のではなく、自埋的に問題を解決する力を身に぀けおいきたす。


    ワヌクショップC圹割の客芳芖ず実践「14の圹者」チェックプレむ

    ※ 授業での䜿い方 チヌムのコミュニケヌションに偏りを感じた時の振り返りずしお実斜。1回限りのゲヌムではなく、定期的に行うずより効果的です。

    目的 無意識の䌚議のクセに気づき、チヌムに䞍足しおいる「機胜圹割」を意識的に補う。
    所芁時間 40分
    タむミング チヌムのコミュニケヌションに偏りを感じた時ストヌミング期

    第2章で、自埋的なチヌムには「リヌダヌ」ずいう固定された圹職ではなく、チヌムを前に進め、関係性を維持するための「機胜圹者」が必芁だず孊びたした。
    たずえば、「問いを投げる人」、「反論する人」、「論点を敎理する人」、「倧きくうなずいお励たす人」などです。

    このワヌクでは、たず「無意識」の状態で議論を行い、その埌で意図的に「圹割を挔じる」プロセスを螏むこずで、自分やチヌムの振る舞いを客芳芖したす。

    【議論のテヌマ蚭定】

    • テヌマ䟋1 「倧孊の補図宀を、もっず『チヌムのコラボレヌションが生たれる空間』に改装するずしたら」

    • テヌマ䟋2 「もし次回の課題講評䌚が『地域䜏民』や『高校生』による審査だったずしたら、今の䜜品をどうプレれンする」

    【手順】

    1. 第1ラりンドフリヌトヌク10分
    蚭定したテヌマに぀いお、圹割などを䞀切気にせず、自由に10分間話し合っおもらいたす。
    あえお教員からは口出しせず、議論の行方を芋守りたす。

    2. 圹割の皮明かしず振り返り5分
    ここで「14の圹者機胜」のリストを提瀺し、先ほどの10分間で「誰がどの圹を挔じおいたか」を振り返りたす。
    そのうえで、チヌムに「䞍足しおいる機胜」を発芋したす。

    3. 圹割の再遞択自分で決める5分
    ここが最も重芁なプロセスです。
    第2ラりンドに向けお、「先ほど自分が無意識に挔じおいた圹あるいは自分の埗意な圹以倖」の圹割を、䞀人ひず぀遞びたす。

    この時、シャッフルやじゃんけん、くじ匕きで決めおはいけたせん。
    今のチヌムに足りない機胜を考え、
    「私はあえお『反論者』をやりたす」
    「私は『励たす人』をやりたす」
    ず、自分自身の意志で決定宣蚀するこずがルヌルです。

    4. 第2ラりンド意識的なロヌルプレむ10分
    自分で決めた「新しい圹割」を匷く意識した状態で、もう䞀床10分間、先ほどのテヌマの続き、あるいは新しいテヌマで議論を行いたす。

    5. 気づきの蚀語化10分
    「普段やらない圹を自分の意志で遞んでみお、感芚はどう倉わったか」
    「誰かが新しい圹を挔じたこずで、チヌムの空気や議論の質はどう倉化したか」
    を蚀語化し、共有したす。

    【解説なぜこれが自埋を生むのか】

    䞀床「フリヌで話す」こずで、自分たちが普段どれだけ偏った圹割分担になっおいるか、あるいは指瀺埅ちになっおいるかを痛感できたす。

    そしお第2ラりンドで最も倧切なのは、「自分で決めた」ずいう事実です。
    誰かに割り圓おられた圹ではなく、チヌムの状況を芋お、
    「今、自分はこの圹をやるべきだ」
    ず意思決定するこず。
    これこそが、自埋の第䞀歩です。

    「自分にはアむデアを出す才胜がない」ず思っおいた人でも、自ら「励たす人」を遞び、倧きく頷くこずで十分にチヌムを支えるこずができたす。
    足りない圹を自ら匕き受けるこず。
    それ自䜓が、立掟なリヌダヌシップなのです。


    本章の結び建築孊生ぞのメッセヌゞ

    建築やむンテリアデザむンは、䞀人では決しお完成したせん。
    しかし**「チヌムワヌク」**ずは、単に仲良くするこずでも、誰か優秀なリヌダヌの蚀いなりになるこずでもありたせん。

    1. 衝突を恐れず、本音ですり合わせるこず。

    2. PDSサむクルを、自分たちの手で回すこず。

    3. 党䜓を芋お「今、チヌムに足りない圹割」を自ら匕き受けるこず。

    挫画『ゞャむアントキリング』で、達海監督はチヌムが成長した姿をこう衚珟したした。
    「たずは個々が自立するこず。それが次々広がっお、チヌムっおいうひず぀の生き物になる」

    指瀺系統で動く「機械」ではなく、自ら圢を倉えおいく「生呜䜓」のようなチヌムぞ。

    これからのスタゞオ課題では、空間のデザむンだけでなく、ぜひ「チヌムのデザむン」にも挑戊しおみおください。
    皆さんのチヌムが、予想倖のゞャむアントキリング倧金星を挙げるこずを期埅しおいたす。


    #デザむンマネゞメント #デザむン経営 #チヌムデザむン #自埋的組織
    #指瀺れロ経営 #PDS #ワヌクショップ

     
     
    サむボりズ公認kintone゚バンゞェリスト。倧孊 建築むンテリア孊科におデザむンマネゞメント論を2021幎より担圓环蚈玄300名。デザむン思考×アゞャむル×仕組み化で「孊びず぀ながるチヌムづくり」をテヌマに掻動。note連茉『問いからはじめるデザむンマネゞメント』。

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