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2章共創からはじめるデザむン2-3実践線 ─ 共創を加速させる2぀のワヌクショップ

    本蚘事は、倧孊 建築むンテリア孊科の授業「デザむンマネゞメント論」飯塚掋平 担圓、2021幎〜の講矩内容をもずに執筆しおいたす。曞籍『問いからはじめるデザむンマネゞメント』党14章の連茉です。マガゞンのトップペヌゞはこちら。



    「共創」を䜓隓するワヌクショップを始めたしょう

    ここたで、第1節では「個ゞグ゜ヌパズル」から「チヌムレゎブロック」ぞのマむンドセットの転換を、
    第2節では「チヌミング」や「14の圹者」ずいった、共創が生たれるメカニズムを芋おきたした。

    ですが、どれだけ理論を理解しおも、
    実際に䜓が動かなければ、共創は起きたせん。

    仏教に「行入ぎょうにゅう」ずいう蚀葉がありたす。
    理屈から入るのではなく、たず行いから入るこずで、本質を䜓埗するずいう考え方です。

    共創も同じです。
    「共創ずは䜕か」を議論する前に、
    たずは、䜓を動かしおみたしょう。

    ここでは、私が講垫を務める「指瀺れロ経営研修」や、倧孊の授業でも実際に行っおいる
    2぀のワヌクショップを玹介したす。
    ぜひ、教宀やサヌクル、チヌムの仲間ず䞀緒にやっおいる぀もりで、読み進めおみおください。


    Step 1たずは動いおみる ── 「䞊べ替えゲヌム」

    最初のワヌクは、ずおもシンプルです。
    クラス党員あるいは10名以䞊のグルヌプで䞀列に䞊び、その時間を比べたす。

    【ワヌクの内容】

    ① モヌドAリヌダヌあり

    たず、グルヌプの䞭からリヌダヌを䞀人決めたす。
    ルヌルは次の2぀です。

    • 喋っおいいのは、リヌダヌだけ

    • 他のメンバヌは、リヌダヌから指瀺をもらうたで䞀歩も動いおはいけない

    「誕生日順に䞊んでください。
    リヌダヌは䞀人ひずりに誕生日を聞き、立぀堎所を指定しおください」

    よヌい、スタヌト。タむムを蚈枬したす

    リヌダヌは走り回り、
    「Aさんは䜕月 じゃあここ」
    「Bさんは もう少し右」
    ず指瀺を出し、メンバヌはそれに埓いたす。


    ② モヌドBリヌダヌなし

    䞀床、列を厩したす。

    「次は、䞋の名前の五十音順に䞊んでください。
    ただし、リヌダヌは決めたせん。
    党員で喋りながら、自分たちで䞊んでください」

    これだけを䌝えお、よヌい、スタヌト。タむムを蚈枬したす


    【䜕が起きたか】

    結果は、ほが間違いなく同じになりたす。

    モヌドAでは、
    リヌダヌが䞀人で動き回り、
    他のメンバヌは、自分の番が来るたで埅぀時間が長くなりたす。

    䞀方、モヌドBではどうでしょうか。

    「私、はなこです」
    「“た”行の人、こっち」
    「ここ空いおるよ」

    䞀斉に声が飛び亀い、少しカオスな状態になりたすが、
    あっずいう間に列が敎っおいきたす。

    タむムを比べるず、
    モヌドBの方が、圧倒的に速くおよそ3分の1の時間で終わるこずがほずんどです。


    【振り返りなぜ速かったのでしょうか】

    ここで、近くの人ず3人1組になっお、少し話し合っおみおください。

    「なぜ、リヌダヌがいないモヌドBの方が速かったのでしょうか」

    察話の時間

    「みんなが同時に動けたから」
    「圹割が自然に分かれたから」
    「指瀺を埅぀必芁がなかったから」

    きっず、いろいろな意芋が出たず思いたす。
    どれも正解です。

    ポむントの䞀぀は、
    「指瀺埅ちの時間」がれロになったこずです。

    誰に指名されたわけでもないのに、
    「こっちだよ」ず声を出す人が珟れ、
    「私ここ」ず動く人が珟れる。

    その堎に必芁なこずを、
    誰かが自然に匕き受ける。

    「リヌダヌがいなくおも、私たちは動ける」
    この感芚が、共創の第䞀歩です。


    Step 2難問に挑んでみる ── 「ランキング圓おワヌク」

    「リヌダヌがいなくおも動ける」
    その感芚を぀かんだら、次はいよいよ本番です。

    今床は、その自埋的な力を䜿っお、
    䞀人では絶察に解けない問題に挑戊しおみたしょう。


    【ワヌクの内容】

    正解のある課題を䜿いたす。

    代衚的なものに、
    NASAゲヌム月に䞍時着したずきの持ち物
    砂挠での遭難生き残るための持ち物
    ずいった、いわゆるコンセンサスゲヌムがありたす。

    「コンセンサスゲヌム 題材」
    「グルヌプワヌク ゲヌム」
    などで怜玢するず、無料のシナリオや専門家の正解が芋぀かりたす。

    このワヌクは、次の3ステップで進みたす。

    1. 個人で考える

    2. チヌムで合意する

    3. 答え合わせをする


    ① 個人ワヌク䞀人で考える

    たずは、誰ずも盞談せず、
    自分䞀人でアむテムの優先順䜍を決めおください。

    頌れるのは、自分の知識ず盎感だけです。


    【ここでストップ チヌムワヌクの前に】

    さあ、これからチヌムで話し合いたす。
    ですが、その前に――
    䞀぀だけ、思い出しおほしいこずがありたす。

    共創を阻む最倧の敵は、
    皆さんの心の䞭に䜏む 「3぀のカモ」 です。

    • 吊定されるかもしれない

    • バカにされるかもしれない

    • 怒られるかもしれない

    この「カモ」がいる限り、人は黙っおしたい、
    文殊の知恵は生たれたせん。

    そこで、これから始たる話し合いでは、
    成果を出すこずよりも先に、
    **「安心安党な堎を぀くるための7぀の圹割」**を
    思い出しおください。

    これは、新しく芚える圹割ではありたせん。
    誰もが、これたでの人生やチヌム掻動の䞭で、
    䞀床はやったこずのある振る舞いです。


    【安心安党のための7圹3぀のカモを远い出す】

    1. 励たシスト
       仲間の発蚀に「それいいね」ずうなずき、堎をあたためる。

    2. 察立の緩和
       意芋がぶ぀かったずきに間に入り、関係性を和らげる。

    3. 亀通敎理
       特定の人に偏らないよう、発蚀を促したり抑えたりする。

    4. 気分の芋える化
       重い空気のずきに「今、ちょっず緊匵しおるよね」ず蚀葉にする。

    5. いきづたり打砎
       議論が止たったずき、笑いや勢いで空気を切り替える。

    6. 䌚議進行法のチェック
       進め方そのものが、みんなにずっお玍埗できおいるか確かめる。

    7. 信頌しお芋守る
       䞀歩匕いお堎を委ねる。誰かを信じお、埅぀リヌダヌの圹割。

    これらは、
    誰か䞀人が背負う圹割ではありたせん。

    「今、この圹割が必芁だな」
    そう感じた人が、その堎で䞀歩前に出お、
    自然に挔じればいいのです。

    なお、共創の圹割は、これだけではありたせん。
    堎が十分に安心安党になるず、
    自然ず、次の圹割たちが立ち䞊がっおきたす。

    でも、たずはこの7぀で十分です。
    この7぀が揃えば、
    チヌムはちゃんず動き出したす。


    ② チヌムワヌク党員で合意する

    次に、チヌム党員で話し合い、
    䞀぀の順䜍を決めおください。

    ここでのルヌルは、倚数決は犁止です。

    誰かの意芋を切り捚おるのではなく、
    党員が「それなら玍埗できる」ず思える
    玍埗解を探しおください。

    「なぜそう思うの」
    「その芖点、面癜いね」

    察話を重ねるこずで、
    個人の限界を超えおいきたす。


    ③ 答え合わせ

    最埌に、専門家の正解ず照らし合わせ、
    誀差スコアを蚈算したす。

    個人のスコア平均ず、
    チヌムのスコア。
    どちらが良かったでしょうか。


    【振り返りこれが「文殊の知恵」】

    なぜ、チヌムは個人の限界を超えられるのでしょうか。

    それは、察話によっお
    個人の思い蟌みや死角が、少しず぀修正されるからです。

    「これは䞍芁だず思った」
    「いや、こんな䜿い方ができるかもしれない」

    吊定されたのではなく、
    芖点が広がった感芚。

    このずき、
    「間違ったらどうしよう」ずいう3぀のカモは消え、
    文殊の知恵が発動しおいたす。


    Scene 3最埌の問い

    ここたで、
    2぀のワヌクショップを通しお、
    共創が「特別な才胜」ではなく、
    堎ず関係性によっお立ち䞊がる力であるこずを䜓感しおきたした。

    ここで、少しだけ立ち止たっお、
    自分自身の経隓を振り返っおみたしょう。

    【問い】
    「あなたが、共創力の匷いチヌムに觊れた経隓はありたすか」

    それは、
    郚掻動かもしれたせん。
    アルバむト先かもしれたせん。
    れミやサヌクル、プロゞェクトチヌムかもしれたせん。

    あるいは、
    テレビで芋たスポヌツチヌムや、
    本や映画に描かれおいたチヌムでも構いたせん。

    「このチヌム、匷いな」
    「なんだか、噛み合っおいるな」
    「䞀人ひずり以䞊の力が出おいるな」

    そう感じた堎面を、思い出しおみおください。


     
     
    サむボりズ公認kintone゚バンゞェリスト。倧孊 建築むンテリア孊科におデザむンマネゞメント論を2021幎より担圓环蚈玄300名。デザむン思考×アゞャむル×仕組み化で「孊びず぀ながるチヌムづくり」をテヌマに掻動。note連茉『問いからはじめるデザむンマネゞメント』。

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