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Photo bysabinukidayoo

5章芳察ず共感から䟡倀を芋぀ける5-1 「誰のため」のプレれント ── 思い蟌みの眠

    このnoteは、倧孊で授業しおきた内容を「問いからはじめる”デザむンマネゞメント”」ずしお、冊の本にしおいくためのnoteです。本ず぀のnoteでも䌝わる様にず曞いおいたすが、他の蚘事であったり、なんでこんな事やっおいるのず興味を持っおいただけたら、こちらをお読みください。


    「これ、いいよ」の行き先

    いきなりですが、皆さんに質問です。
    友達や家族に「これ、すごくいいよ」ず勧めたアプリや本、お店。
    あずで聞いおみたら、党然䜿われおいなかった読たれおいなかった。

    そんな経隓、ありたせんか

    「えヌ、なんで あんなに良いず思ったのに」
    そう感じるかもしれたせん。でも、よく考えおみおください。

    あなたが「いい」ず感じたのは、あなたの奜みや、あなたの状況に合っおいたから。
    盞手が「いい」ず感じるかどうかは、盞手の奜みや、盞手の状況次第です。

    私たちは無意識のうちに、
    「自分が良いず思うもの」を「盞手も良いず思うはずだ」ず倉換しおしたいたす。

    「私がこのお店が矎味しかったから、盞手も矎味しいず感じるはず」
    「私が䌌合うず思ったから、盞手も気に入るはず」

    これは、盞手を芋おいるようで、実は「自分自身」だけを基準にしおいる状態です。

    なぜ、こんなこずが起きおしたうのでしょうか
    原因は、たった䞀぀。
    私たちが「盞手を十分に芋おいなかった」からです。

    この「思い蟌み解釈のメガネ」をかけたたたでは、
    どれだけ熱意を持っおデザむンしおも、盞手の心には届きたせん。
    むしろ、盞手にずっおは“重たいプレれント”になっおしたうこずさえありたす。


    「䜜品」を䜜りたい私たちが陥る眠

    建築やむンテリアを孊ぶ孊生の皆さんも、䌌た経隓があるかもしれたせん。
    課題で「誰かのための空間」を蚭蚈するずき、い぀の間にか、

    • 自分が䜜りたいかっこいい圢

    • 自分が詊したい新しい玠材

    が目的になっおいないでしょうか。

    䜏む人の生掻よりも、暡型の矎しさや、プレれンボヌドのグラフィックに倢䞭になっおしたう。
    「盞手のため」ずいう包装玙で包んでいるけれど、䞭身は「自分の郜合」や「自分の゚ゎ」。

    瀟䌚に出おからも、この「䜜り手の゚ゎ」は圢を倉えお珟れたす。
    「お客様のため」ず蚀いながら、実は「自分が䜜りたいもの」を優先しおしたう。
    これでは、どんなに技術が高くおも、盞手の生掻には銎染みたせん。


    「できる・できない」の呪瞛

    もう䞀぀、私たちが無意識にかけおいる匷力なブレヌキがありたす。
    それは、「今ある手持ちのカヌド」で考え始めおしたうこずです。

    「今ある技術で、䜕ができるか」
    「予算内で、䜕が䜜れるか」

    もちろん倧切です。
    でも、デザむンマネゞメントが目指すスタヌト地点は、そこではありたせん。

    たずは、「できる・できない」も「儲かる・儲からない」も、䞀旊脇に眮いおください。

    「もし魔法が䜿えるずしたら、盞手にずっお最高の䜓隓は䜕だろう」
    「もし䜕の制玄もなかったら、盞手のどんな困りごずを消し去っおあげたい」

    実珟できるかどうかは、埌から考えればいい。
    たずは、盞手の心に火を぀ける「最高」を芋぀けるこず。
    それが、私たちが目指すスタヌト地点です。


    あなたの「䟿利」は、誰かの「䞍䟿」かもしれない

    具䜓䟋で考えおみたしょう。
    ある建築孊生が、倧孊の課題で「孊生のための共有スペヌス」を蚭蚈したした。

    「これからの孊び方はフレキシブルだ」ずいう想定で、壁をなくし、自由にレむアりトを倉えられるオヌプンな空間に。
    「これでコミュニケヌションが掻発になるはずだ」ず考えたのです。

    しかし、実際に䜿っおみるず、予想倖のこずが起こりたした。
    倚くの孊生が、毎朝わざわざ早めに来お、**「い぀もの同じ垭」**を確保しおいたのです。
    さらに、荷物を眮く堎所がなく、足元にカバンを眮き、コヌトを怅子の背にかけ、窮屈そうに勉匷しおいたした。

    圌らにずっお本圓に必芁だったのは、「自由なレむアりト」ではなく、
    「自分の居堎所がある安心感」や「荷物をすぐに取り出せる利䟿性」だった。

    「オヌプン先進的で良いこず」ずいう思い蟌み解釈が、
    実際に䜿う人々の事実行動
    を芋えなくさせおいたのです。


    なぜ「芋る」こずが、デザむンマネゞメントの出発点なのか

    ここたでで、私たちは䞀぀の重芁な気づきを埗たした。

    • 「自分䞭心」ではなく「盞手䞭心」で考えるこず

    • 「できる範囲技術・予算」ではなく「最高の䜓隓盞手の喜び」から始めるこず

    では、どうやっおその「最高の䜓隓」を芋぀けるのでしょうか

    デザむンマネゞメントの出発点は、ここにありたす。
    私たちがたず身に぀けるべきは、センスの良い圢を䜜る技術でも、論理的な説埗の技術でもありたせん。

    それは、「思い蟌み解釈のメガネを倖す技術」です。

    自分の頭の䞭にある「こうあるべき」「こうするはず」ずいう想像を䞀旊脇に眮き、目の前にいる盞手が、実際にどう動き、䜕に困り、䜕に笑っおいるのか。
    その「事実」を、ありのたたに芋぀めるこず。

    「芋る」ずは、ただ行動を目で远うこずではありたせん。
    衚情、声のトヌン、ふずした仕草に珟れる「感情」たで含めお、ありのたたに芋぀めるこずです。

    「なんでそんなこずするの」ず片づけるのではなく、
    「そうせざるを埗ない理由はなんだろう その時どんな気持ちなんだろう」ず、盞手の心に寄り添い、面癜がるこず。

    この「芋る力」があっお初めお、私たちは盞手の本圓の困りごずを理解できるのです。

    技術や予算は、埌から考えればいい。
    たずは、盞手を「芋る」こず。
    そこから、すべおが始たりたす。


    さお、最埌に䞀぀だけ実隓をしおみたしょう。

    あなたが倧切に思っおいる盞手、あるいはプレれントを莈りたい盞手を思い浮かべおください。
    あなたは、その人のこずをどれくらい「芋お」いるでしょうか

    もし、具䜓的に思い出せなかったずしたら。
    次のScene 2で、その「思い蟌みのメガネ」を倖し、ありのたたを芋る方法を䞀緒に孊んでいきたしょう。

    #問いかけ
    盞手が普段身に぀けおいるものを思い出しお、プレれントを遞んだこずはありたすか



     
     
    サむボりズ公認kintone゚バンゞェリスト。倧孊 建築むンテリア孊科におデザむンマネゞメント論を2021幎より担圓环蚈玄300名。デザむン思考×アゞャむル×仕組み化で「孊びず぀ながるチヌムづくり」をテヌマに掻動。note連茉『問いからはじめるデザむンマネゞメント』。

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