
死ぬことが怖いのは
死ぬことが怖いのは、どうしてだろうか
………..
皆さんの中で、「死ぬのが怖い」と感じている方は、どれだけいるのだろうか。
たくさんいるのだろうか。
それとも意外と少ないのだろうか。
年齢だとか、性別だとかによっても違うのかな、なんて思ったりもする。
だって若い私は死ぬのが怖いと思っているけれど
お年寄りは「死ぬことは怖いことじゃない」と言っていることが
多いよな、って思うから。
どこで見たのかは忘れてしまったけど、
心理テストにこんなものがあった。
それは、
「もしも”1000年生きられるけれどその場から動けない木”か”1週間しか生きられないけれど自由に生きることが出来るセミ”になるとしたら、どっちを選ぶ?」
というもの。
今、これを見ている皆さんはどうだろうか。
「自由に生きたい」とセミを選ぶだろうか。
それともやっぱり、死ぬことが怖くて木を選ぶのだろうか。
ちなみに私は「木」を選んだ。
子供はだいたいみんな「木」を選ぶらしい。
心理テストだからそこまで過信しない方がいい、という意見ももちろんあるかもしれないけれど、
この心理テストは、他の恋愛診断だとか
答えが見え見えの心理テストよりも
もっともっと、「もの」の本質的な部分を見ているんじゃないかなって思う。
話を戻すけれど、
「死」への考え方は
宗教によっても違うのかなって思ったりもする。
死んだ人は天国に行く、って考え方もあれば
人は死なない、って考え方もある。
仏教とかキリスト教とかイスラム教とか
そういう宗教の中でも
考え方がちょっとずつ違っていたりする。
ちなみに、私は死ぬのが怖いと思っている。
永遠の時を過ごしたいと思っている。
死に向かっていく自分が怖い
死ぬ瞬間が怖い
火葬されるのが怖い
お墓に入るのが怖い
自分が忘れられるのが怖い
息ができないのが怖い
とか、そういう思いをたくさん持っている。
死ぬのって、怖いよね。
すごく、怖い。
テレビやYouTubeでの
医療ドキュメンタリーとか
災害ドキュメンタリーとか
歴史動画とか。
そういうのを見てると
嫌でも「死」について考えてしまって
夜、眠れなくなる。
誰かに泣きつきたくなる。
呼吸の仕方も、瞬きの仕方も、よくわからなくなる。
時には
自分だけが過剰なのかな、って思ったりもする。
周りの子は、そんなこと思わないのかなって。
平気でお墓の話とか、余命がどうとか
そういう話を出来る理由が
私には理解できなかった。よくわからなかった。
「死」って言葉を聞くだけで
「余命」って言葉を聞くだけで
「晩年」って言葉を聞くだけで
「ドナー」って言葉を聞くだけで
「戦争」って言葉を聞くだけで
心臓がどくどくして、
泣きたくないのに涙が出てきて
とっても苦しくなる。
これは小さい時からずっと続いてきていることで、
ある時、”ふっ”と「死」について考え始めて
考えているうちにどんどん怖くなってきて
お風呂とか、あるいは自分の部屋のベッドとかで
ぐすんぐすん、って泣いちゃったりしていた。
今でも時々ある、っていうのはおいておいて。
でも他の人には言えなかった。
生きている人間にわざわざ「死」の話なんてしたくなかったし、
病んでるって思われたくなかったし、
重い話であることは分かっていたから
だから、言えなかった。
(別に日常に何かがあって
「死」について考えた始めたとかじゃないから
そこは心配しないで欲しいけれど…。)
で、話を戻すけど、
私はある時、こう考えたんだ。
「どうして私は死ぬことが怖いんだろう?」って。
死ぬのが怖い理由は
息ができなくなるからとか
みんなに忘れられちゃうのが怖いとか
そういうのもきっとあるんだろうけど、
もっと本質的な部分の話で結論を出すと
私は「死ぬこと」に対して怯えているというよりも
「先が見えない未来」に対して怯えているのではないかと思ったんだ。
明確な根拠があるわけではないんだけど、
人生でやらなければならないこととか、
やるべきこととかって
私はもうたくさんやっていて
今のところはもう人生に未練とかないと思っていて。
絶対にない話だとは思っているけれど、
「今ここで人生を捨てられますか?思い残すことはありませんか?」って聞かれたときに、
今の私なら、少々戸惑いながらも「はい」と答えられる気がするんだ。
(※自殺したいとかではないです。あくまで比喩的な話ですので…)
でも、それっておかしくない?
死ぬことが怖くて、永遠にでも生きていた言って思っている人間が
「未練がないから今からでも人生を投げ出せる」って感じてるのは
おかしいことなんじゃないかな、って思ったんだ。
だから
私がそういう風に思った理由を考えてみたんだけど、
最初はなかなかわからなかった。
今でもこの答えが正解なのか分からない。
でも、私が考える恐怖は「死」以外にもたくさんあって。
例えば進路だとか、進学とか
時の流れに沿ったものもそうだし、
「老いること」「成長すること」そのものが
怖かったりもする。
というか今でも怖い。美しいままでいたい。
と、まぁそんな感じで
色々なことに「恐怖」を感じているわけなんだけど、
ある時に”ピーン!”と閃いたんだ。
それがさっきの考え方。
「自分は”死に対して恐怖を抱いているのではなく
先の見えない未来に恐怖を抱いているのではないか」
というもの。
実際、おばあさんになって、よぼよぼになった状態で棺桶に入れられるのって
すごく怖いなって思うんだけど、
今のピンピンした状態で棺桶に入るのって、
別にそこまで怖くないなって思ってて。
これは独特な例え方かもしれないし、
私は心のどこかで本質的な部分を見たくなくて
こんな結論を出したのかもしれないけど
少なくても「今の私」は
未来について、すごく怯えているんじゃないかなって思うんだ。
だから
確かに死にたくないし、死ぬのはすごく怖いし、
生きている中でまた新しい考えが生まれて
怖くなったり、それこそ息が詰まったりするかもしれないけれど
今を生きてくために、
笑顔で最期を過ごせるように、
今、自分が出来る精いっぱいのことをしようと思う。