
シルバーゾーン標識
街中を歩いていると「シルバーゾーン」と書かれた標識 (法定外看板)をたまに見かけることがある。「スクールゾーン」「ゾーン30」など似たような名前のゾーンも多いが、この記事ではシルバーゾーンが何を意味するのかについて掘り下げる。
シルバーゾーンって何?
シルバーゾーン (高齢者保護ゾーン)は、高齢者の交通事故を防ぐために設けられる、道路上の安全対策区域である。高齢歩行者の事故を減らし、ドライバーに注意を促すことが目的である。高齢者福祉施設や高齢者の利用度の高い施設等の周辺地域に設定される。この取り組みは1988年 (昭和63)より始まった。
具体的な対策は地域によって異なり、注意喚起の標識 (法定外看板)、路面標示、最高速度規制・大型車通行禁止等の交通規制、速度抑制のための道路整備(ハンプ、狭さくなど)、速度規制や横断歩道の整備などが組み合わされる。
シルバーゾーンには全国共通の統一ルールがあるわけではなく、自治体や警察の判断で設定されるため、対策の内容に差がある。
この標識自体によりドライバーが規制を受けることはない。
標識のバリエーションの例
標識は法律で正式に定義されたものはなく、法定外看板として自治体や警察の判断で設置され、設置される看板の図柄、形状、色も自治体ごとにさまざまである。
看板の形状は(208)「学校、幼稚園、保育所等あり」に似せた警戒標識のひし形のものが多いが、丸型、長方形型で設置されている自治体もある。色も黄色、青色、緑色をはじめ色々ある。
図柄は男女の高齢者を模しているものが多い。図柄は統一されておらず、自治体や警察により異なる。
設置者は都道府県公安委員会 (警察) の場合と自治体の場合があるようだ。

(208)「学校、幼稚園、保育所等あり」の図柄が高齢者、かつ色が青色

こちらも(208)「学校、幼稚園、保育所等あり」の図柄が高齢者、かつ色が青色。
図柄はまた少し異なっている。
「シルバーゾーン (老人保護地域)/お年寄りを大切に」という補助標識が付く
長崎県でも同じ図柄と色が使われる。
シルバーゾーン
— kinoe (@kinoe80398120) May 8, 2023
初めて見たわ pic.twitter.com/fuP9Kv2JT9
新旧シルバーゾーン pic.twitter.com/FLsgc3p1Xh
— いちた¨んな (@ichiplus82) February 1, 2026
仙台市内にあるシルバーゾーン標識 pic.twitter.com/2091j4VsKH
— なげこみ (@ngkm_wtl5) August 21, 2026
シルバーゾーンの標識
— けんとっと。 (@kento_telop1995) June 4, 2026
全国各地でいろんなデザインがありますよね pic.twitter.com/w2s75Zda85
シルバーゾーン 花泉にて pic.twitter.com/1USnfIS6MV
— さちばさち@Vtuber(5/22〜仮復旧で動きます) (@satiitiban) May 9, 2024
シルバーゾーン pic.twitter.com/CbviDDPgSR
— いちた¨んな (@ichiplus82) June 17, 2020
話題のおばあちゃん標識
図柄について、年配の女性のみが描かれているケースが富山県高岡市に一基設置されている。ひとりしか描かれていなくても意味は同じである。
富山県 高岡市
— マスヲミッキー (@masuomickey) January 2, 2026
高齢者注意標識(おばあちゃんのみver)
おばあちゃんのみは超激レア pic.twitter.com/yiayr5VDWt
また、北海道札幌市豊平区月寒近辺にも、年配の女性のみが描かれているシルバーゾーン標識が設置されている。
2020年頃まで札幌にあった、似た標識 https://t.co/0ZBW3RncWh pic.twitter.com/e3fCya6Up1
— 道路標識マニア (@roadsignmania) January 3, 2026
交通弱者保護ゾーンの取り組み
「シルバーゾーン」は高齢者を意識した保護ゾーンだが、子供や障碍者などのその他の交通弱者や住宅系地域の歩行者保護を目的とした保護ゾーンの取り組みは1970年頃から行われており、警察や自治体が主導するさまざまな取り組みが行われてきた。

名古屋市では1982年 (昭和57)から保護ゾーンの設置をはじめ、
2003年 (平成15)から「ユニバーサルゾーン」に改称し、
2026年 (令和8) までに30のゾーンの設置を進めている。
警察庁のウェブページには、生活道路の交通安全対策の歴史資料が掲載されている。これによると、1972年 (昭和47) 頃から「スクールゾーン」を皮切りに始まったとのこと。
その後、「生活ゾーン」 (1974年 (昭和49))、「シルバーゾーン」 (1988年 (昭和63))、「コミュニティゾーン」 (1996年 (平成8))、「あんしん歩行エリア」 (2003年 (平成15))を経て、「ゾーン30」(2011年 (平成23))の取り組みに発展し、そして2026年9月よりすべての生活道路で30km/hの最高速度制限となった。

また、その他にも自治体によってさまざまな名前の保護ゾーンが設置されている。
ともしびゾーン (神奈川県)
シルバー思いやりゾーン (福島県)
福祉ゾーン (栃木県足利市)
さわやかゾーン (新潟県柏崎市)
ことぶき道路 (石川県)
いたわりゾーン (静岡県)
ユニバーサルゾーン (愛知県)
シルバーゾーン (老人保護区域) お年寄りを大切に (佐賀県)
場所によって図柄が変わるシリーズ(4)
— いちた¨んな (@ichiplus82) August 25, 2020
シルバーゾーン その2 pic.twitter.com/5S6SLis0JA
名古屋には「コミュニティゾーン」や「シルバーゾーン」があります。他の地域ではどんな「ゾーン」がありますか? pic.twitter.com/PKZh5TzGwp
— 城北自動車学校 (@johokuds) February 5, 2026
石川でよく見かけた「ことぶき道路」
— 椿榎楸柊 (@Traingotj16) October 18, 2021
主含め関東の人間にはあまり馴染みがないが、「シルバーゾーン」的な存在なのだろうか… pic.twitter.com/LqJOlHNf0v
先日加東市で撮影した通学路のシルバーゾーンタイプを神河町で発見して超テンション上がった(^ω^)。
— kaori T.@VanVan200 (@todoroki3cars) November 22, 2020
パンダくんがやぎのおじいちゃん(?)の手をひいてた。めちゃくちゃほっこりするやつやん☺️#道路標識#兵庫県神河町#パンダくんのズボンと靴下の色が違うのが気になる https://t.co/1JhAzvtlQA pic.twitter.com/FkJOqspE5r
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