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女のリアル〜婚外、ホスト、ヒモ‥その先にあるものとは?〜【第3話】

    聖奈を送り出し、希美は会計を済ませて、店の外へ出た。

    (終電間に合ったかな‥)

    ーポロン♪聖奈からLINEだ。

    『終電間に合ってよかった〜!‥
    LINEの返信を打っていると、後ろから男性に声をかけられる。

    「お姉さん!どこ行くんですか?」

    希美はスマホから顔も上げずに歩き続けた。

    しかし、男性は懲りもせずについてくる。

    「このあと、暇だったりしない?」
    男性は突然希美の目の前に飛び出て行く手を阻んだ。

    驚いた希美が顔をあげると、そこには男性というよりも少年と言った方が望ましいのではないかと思われるほどの、若い金髪のイケメンが笑顔で希美を見ていた。

    「お姉さん、明日休み?俺、終電逃しちゃって‥ちょっとだけ付き合ってくれたはうれしいんだけど‥」
    イケメンは希美に屈託のない笑顔を向ける。

    (明日休みだし、いっか‥!こんな年下のイケメンと遊べるなんてラッキー!)
    希美はそんなことを思いながら、少し間を置き

    「えぇ〜しょうがないなぁ!1件だけね!」
    と答えた。

    「やったー!!」
    イケメンは両手を上げて喜んだ。

    「俺、春輝!お姉さん名前は?」

    「希美」

    「希美さん!よろしくね!」

    スマホを触りながら、希美の真横に立つ春輝。

    「この辺だとこことかどうかな?」
    春輝がスマホを見せながら希美に顔を近づける。

    「‥いいと思う!」
    希美は少しドキッとしてしまったことを隠すかのように答えた。

    春輝が探してくれた店はすごくオシャレで良い雰囲気だった。

    「あの短時間でこんなお店見つけられるのすごい‥」
    希美の心の声が漏れる。

    「口コミ1番いいとこ選んだだけだよ!」
    春輝は無邪気に笑った。

    「希美さんは何飲む?」
    春輝が希美にメニューを渡す。

    「白ワインかな」

    「お腹は?すいてる?」

    「うぅん。さっきまで友達も飲んでたから‥」

    春輝はさっと手をあげ、店員さんを呼び、白ワイン2つとチーズの盛り合わせを注文した。

    「なんか‥すごい手慣れてるね」
    希美が笑う。

    「そう?背伸びしてるのバレてなくてよかった!」
    春輝も笑った。

    春輝との時間は初対面だとは思えないほど楽しく、あっという間に過ぎていった。

    「ラストオーダーとなりますが、いかがいたしますか?」
    店員さんがやってきた。

    「えっ‥もうそんな時間!?」
    希美は驚く。

    「遅くまで付き合わせちゃってごめん‥!もう行こっか!」
    春輝が伝票に手を伸ばす。

    「そうだね‥お会計いくら?」
    希美が聞く。

    「付き合ってもらったの俺だから、気にしないで」
    春輝は店員さんにクレジットカードを渡した。

    「えっ‥ありがとう」
    希美は年下のイケメンに奢ってもらって良いのだろうか‥と複雑な気持ちになる。

    「終電までまだ時間あるよね‥?」
    店を出ると、希美は春輝に聞いた。

    「うん‥あと2時間くらいかな?でも、もうこの辺、店やってないし、適当に時間潰すから大丈夫!希美さんはタクシー呼ぼっか?」
    春輝がスマホに目を落とす。

    「うぅん。家近いから‥送ってくれない?」
    お酒に酔っていなければ、こんなこと言えない‥そう思いながら、希美は春輝の服の裾を掴んでいたー。

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