「リズム脱毛」に家族で挑んだ長い夏休みの記録
「リズム天国 ミラクルスターズ」をテレビCMを見た子どもたちが、興味津々でやりたいと言い出した。
私「6,500円は高いよ。誕生日でもないのにそんなの買わないよ。」
でも翌日、「夏休みなのに予定もないし、ソフト一つぐらい…」と考え直した。 Amazonセールで安くなっていたので、即購入。
簡単そうに見えたそれは、とんでもない激ムズゲームだった。
CMで見た「リズム脱毛」だ。
最大4人プレイで、野菜のヒゲをリズムに合わせて抜いていく。ステージ2までは順調だったが、問題はステージ3。
「一生できる気がしない。」と絶望した。下の子は早々に離脱したが、ハマると止まらない上の子は違った。 時間が溶ける。「夏休みが終わるまでにクリアしなきゃ」と、なぜか私まで変なスイッチが入ってしまった。
そこから上の子と夫と私の「リズム脱毛:ステージ3」の長すぎる夏休みが始まった。
3人目のプレッシャーと恐怖の5連打
ヒゲを抜く順番はランダムに指名される。誰か一人がクリアすれば次へ進める。プレッシャーに弱い私は、3人目になった途端、さっきまでできていた箇所でさえ指が動かなくなる。
特に「5連打タタタタタ」が、どうしてもできない。
右親指だけで連打することは、私のフィジカル的に不可能だと悟った。
夫と上の子はなんとか食らいついているが、私は完全にお手上げだ。リズムはどんどん難解になり、いよいよ心が折れかけた。
両手持ちという光明
そんなある日、ついに光明が差した。
「あれ、左の十字ボタンも使えるじゃん!」
両手を使えばいいのだ。上の子よ、もっと早く教えてくれよ。
その日から、5連打は私の「得意ターン」になった。もし同じ場所で苦戦している人がいたら、ぜひ「両手プレイ」を試してほしい。
夏休み終了、それでも続くヒゲ抜き
結局、夏休み中にクリアすることはできず、ヒゲ抜きはもはや我が家のルーティーンとなっていた。
そして、ついにその日がやってくる。
最後のヒゲ抜き。夫が失敗し、私も失敗。残るは小学生の上の子だけだ。
私に似て、プレッシャーに弱い上の子だ。
「また、最初からやり直しかな」と諦めかけた瞬間、上の子が最後のヒゲを見事に抜ききった!
本当の意味で夏休みがようやく終わりを迎えた。
あんな晴れやかな上の子の顔を見たのは初めてだ。
どこか誇らしげで、少し照れくさそうに笑っていた。
ずっと応援団を務めていた下の子からは、「よく頑張ったね」と折り紙のウサギをもらった。
たかがゲーム、されどゲーム。
まさか「リズム脱毛」を通して、こんなに家族が団結するなんて思いもしなかった。
