繰り返した健康診断 【介護の詩】
その年──
妻は健康診断を2回受けていました。
年明けから妻は、
『健康診断いつ受けるの?』
障害者になってから、
自分の健康への意識が高くなった妻は、
会社や市役所から届く、
健康診断の申込書を大切に──
毎日のようにそれを目にするたび、
そう聞いてきました。
妻の健康診断は、
1日掛かり。
その頃の私は仕事も忙しく、
そうそう休みは取れず。
かと言って、
健康診断をしない訳にもいかず。
合間を縫って妻の健康診断を、
その年の早々に済ませました。
──結果はオールA
……まあ介護で、
これだけ健康管理された生活してれば。
そりゃそうだよな。
その半年後──
健康診断をしたことを
すっかり……
『いつ受けるの?』
その頃には私も、
前に済ませていたことは、
頭から消えていて──
『あー、そうか。行かないと』
忙しい中、無理くり仕事を休んで、
健康診断に。
──結果はオールA
妻も安心した様子。
……まあ、これだけ、
健康管理された生活してれば…
その翌年──
健康保険の組合から、
『奥さまは昨年、
2回健康診断されていますので、
1回分は自費になります』
よくよく家の中を探してみたら、
コピペのような結果が二通──
……ボケたかな
まあ、妻が健康なら、
それはそれで。

繰り返した健康診断 【介護の詩】
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