「俺たちは、寮だから通学楽だけど、朝の満員電車とか大変そうだよな」
と、帰り道、アイスを片手に悠が言う。
「俺も徒歩通学しかしたこたない」
同じくアイス片手に恵が言う。
「なんかさ、その場で顔見知りになった人達が一致団結して降りる、みたいなイメージあるよな」
「乗ったことないからわからん」
恵はアイスの当たりを確認して首をかしげた。
「1回くらい乗ってみたいよな、満員電車」
「絶対ヤダ」
恵はゴミ箱にアイス棒を放り投げる。
ふっと吹いた風が、帰り道の並木の葉を揺らした。
夕陽が二人の影を長くのばしていく。
了

悠・恵 日常・ほのぼの↓↓↓1
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