結婚式の話。

こんにちは、私です。先日親戚の結婚式があった。結婚式に出席すること自体がとても久しぶりだった。頻繁にお呼ばれしていた20代前半はお金もセンスもなく、今考えると目も当てられない姿で出席していた。別に結婚式に限ったことではないが、若いころ(特に10代~20代前半)の自分といったらひどいひどい。やりすぎのメイク、どうせ誰も見てないカラコン、どの国のなんて色?の服、、、等々。振り返ると穴でも掘って入りたい気分だけど、若さってそういうもんだ。あの時外に出るのを全力で止めてくれた母親、止めないでいてくれた父親に最大限の感謝を表したい。まじでありがとう。ちゃんと時間がたつと自分のことが見えてきて、どんどん余計なものは剥がれていく。だから大丈夫なのだ。たまに思い出して恥ずかしさに発狂してしまう夜があるけど、それでも生きているから良しなのだ。今全力で勘違いしている若い人に言いたい、そのまま突っ走れ、胸を張っていこう。
さて、そんなアイタタ期を過ぎた私だからこそ今回はちゃんとした装いを考えたくなった。ちゃんとしたと言っても、「無難な」「みんなが着てるような」のテンプレは選ばない性格なので、それなりに自分が好きだな、可愛いな、と思える線上で探していった。(これが、装いを「考える」ということなんだ、多分。)まずは古着屋やネットでドレスを探した。白は花嫁さんの色なので違う色。で、ギラギラしてなくて、形もキリッとしすぎてない柔らかい雰囲気で、でも普通じゃない感じ~となると結局大好きなブランド「PAMEO POSE」のドレスで落ち着いた。(いまブランドは停止中なのだけど、とても可愛いので知らない方はぜひ調べてみてね!)
よく考えたらパーティーバッグも持ってなかったのでネットで購入した。持ち手がパールになっていてめちゃ可愛い。だいたい2.3日で届くだろうを高を括っていたが、なんと発送は、さ、さ、3週間後ぉお!!なんと式前日に届きました、危ねえ。
そんな感じで無課金状態からなんとかアイテムをゲットしつつ、城を目指すのであった。道中、草むらで休憩していると親族から手紙が届き、どうやら当日受付をやらねばならないらしい。一気にモブキャラからサブメインキャラに昇格してしまった汗汗。予想外の展開に急遽美容院でヘアセットの予約を入れた。美容院でヘアセットしてもらうのなんて人生で2度目だ。前の時は確かなんかのオーディションだったな。結婚式でのヘアセットは初めてで、美容師さんからやりたい髪形の画像とかあれば送って下さいね!と言われた。「どんなのでもいいんだけどな~」と画像検索すると、あれも違う!これも違う!とこだわりスイッチが入っちゃって、やっぱりこの世で一番わからないものは自分という存在だろう、ということがわかった。いつまでたっても。
美容師さんにケツをたたかれながらなんとか渾身のやりたいヘアスタイル画像を共有した。飾りになりそうなヘアピンも買って、当日は少し早めに家を出た。美容師さんはしっかり練習して下さったみたいで、独自のアレンジを加えながらとても綺麗に仕上げてくれた。そして予定より30分くらい巻いた。早く終わりすぎてむしろちょっと謝られた。多分だけど、美容師さんの賢明な練習が、タイムの大幅短縮につながったと思われる。すげえ。そんなストイックな彼女が大好き。
そしていよいよ城に到着。受付という大役はもう一方いらっしゃって、彼女がとても頼もしく、また招待客さんがみんな優しい人だったので、受付自体はスムーズにあっという間に終わった。
そして式全体もアットホームで、全員の顔がよく見える距離感で、優しくて良い結婚式だった。主役二人の人生のすべての選択が、ここにつながっていたんだなと思うと、今日は奇跡の夜なんだと思った。何か一つでも間違えると、ここにはたどりつけなかったであろう。結婚ってすごい。
私も今日、親族や美容師さんの優しさを受けながらここにきた。きっと他の招待客さんも、みんな誰かの優しさを受けてここに集まったのだろう。動脈のように集まった温かい優しさの先に、でっかいハートが脈打っていて、そこに主役の二人がいた。この結婚式は、どこから見ても愛からできていた。一切の冷たさや見栄や不純物のない、純度100%の愛の夜だった。
遠方から来ていた方が多かったみたいで、テーブルのお花のほとんどは私が持ち帰らせてもらった。花まみれでバスに乗り、受け取った愛を町中にまき散らしながら帰った。家に帰るとあらゆる瓶やグラスを引っ張り出して花を飾った。まだ祝福の余韻が残ったたくさんの花に囲まれて、あったかい気持ちで眠った。
今日はそんな結婚式の話でした。お後がよろしいようで。


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Rio Hosokawa この記事が面白いと思ったらぜひサポートしてね。執筆の力になります。