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ペル線第19ç«  匓ずの再䌚

前回のお話

ペル線第18ç«  町暮らしの始たりリオスギマ

皆さんこんにちは
今回はずおも倧切な出䌚いのお話です♪


町での暮らしにも少しず぀慣れはじめた頃――
オゞサンに連れられお、ペルは町のあちこちぞ挚拶回りをしおいた。
その道の途䞭で立ち寄ったのが、町倖れの小さな道堎だった。
朚の銙りず匓の匊の音が挂うその堎所に、ペルの足はぎたりず止たった。

䞭では数人の男女が匓を構え、真剣な県差しで的を狙っおいる。
矢が攟たれるたびに、匵り詰めた空気が䞀瞬だけ震え、
その静けさの䞭に、ペルの胞は劙に高鳎っおいた。

「やっぱり匓が奜きなんだな」
隣でオゞサンが苊笑たじりに呟く。
けれどペルは答えなかった。
その姿に、圌女自身も気づかないほどの集䞭が宿っおいた。

ふず、皜叀しおいた䞀人の青幎がペルに気づいた。
「君、匓に興味があるのかい」
突然声をかけられ、ペルはびくりず肩を震わせた。
「わ、わああ     う、うん」
劙な返事に青幎が笑い、道堎の空気が少し柔らいだ。

その青幎こそ、埌にペルの“垫匠”ずなる人物だった。
もっず話をしたい気持ちはあったが、その日はただ挚拶回りの途䞭。
短い蚀葉を亀わしただけで、道堎を埌にした。

ただ、別れ際に圌が蚀った䞀蚀がペルの心に残った。
「興味があったら、たた来るずいい」

その蚀葉を胞に、数日埌の自由時間。
ペルはひずり、あの道堎ぞ足を運んだ。
けれど、いざ門の前に立぀ず緊匵で足がすくんだ。
声をかけるこずも出来ず、結局建物の圱からこっそり䞭を芗くこずに。

その日、皜叀しおいたのは匓ではなく、剣や䜓術のようだった。
どうやらこの道堎は、歊術党般を教える堎所らしい。
もしかするず、町を守る兵士の蚓緎所でもあったのかもしれない。

倢䞭で芋入っおいるうちに、案の定、すぐに芋぀かっおしたった。
「おや、たた来おくれたんだね」
声をかけたのは、あの日の青幎だった。
「そんな所にいないで、もっず近くで芋孊したらどうだい」

優しく笑うその姿に、ペルは再び胞を高鳎らせた。
――こうしお、ペルず垫匠ずの瞁が静かに始たったのだった。


「君はたしか  」
「ペルっおいうの」
「そうか。僕はこの道堎䞻の息子だ。改めおよろしく」

そう名乗られたはずなのに、どうしおもその名前だけは思い出せない。
きっず“垫匠”ず呌ぶようになっおからは、名前で呌ぶ必芁がなくなっおいたのだろう。
――あるいは、間違えたくない気持ちが、無意識のうちに蚘憶の扉を閉ざしおいるのかもしれない。

「君は歊術が奜きなのか」
「ぶじゅ぀  」

その蚀葉の意味がよく分からなくお、ペルは銖をかしげた。
圌女にずっお匓ずは、“戊うための道具”ではなく、“憧れの象城”だったからだ。

「この前も真剣な目で皜叀を芋おいたし、今日も来おくれたから、おっきり歊術に興味があるのかず思ったよ」
「歊術ずいうのはよく分からないけど  匓矢は奜き」

「そうなんだ。どうしお」
「お父さんや  お䞖話になった人が匓を䜿っおいお、その姿が、ずおもかっこよかったから  」

そう口にした瞬間、ペルの衚情がふっず曇った。
思い出したのだ――遠い日の父の背䞭、兄の笑顔、そしお、もういない“家族”の姿を。

圌女の俯いた肩を芋お、青幎は小さく呟いた。
「  お父さん、か」

その声には、どこか優しい憐れみが滲んでいた。
どうやら圌は、ペルの家族が山賊に殺されたず勘違いしおいるらしい。
無理もない。町では山賊の䞀味が捕らえられたこずが倧きな話題になっおいお、
“攫われおいた少女”ずしおペルのこずを知る人も倚かったからだ。

「賊に襲われた」ずいう郚分だけは、確かに真実だ。
けれど、その“賊”圌らでは無くお、䟋の山賊の䞀味は圌女にずっお“家族”であったこずを、
この町で知る者はオゞサンを陀いお誰ひずりずしおいなかった。


匓ぞの憧れが再燃しお  

今回はここたでです。最埌たでお読みいただきありがずうございたす。
それでは、今日も明日も皆さんにずっお良い䞀日になりたすように♪

いいなず思ったら応揎しよう