竹と遊ぶ
竹細工を始めて2ヶ月が経った。竹ザル千本ノック中で、基本を体に染み込ませていっている。といってもまだ3枚目だが。

竹割り包丁の使い方にまだ苦戦している。




楕円状に切り出す


ここには書かない細かな作業がたくさんあり、週1,2回の作業でいまひとつ掴めなかった感覚を、隙間時間で竹細工YouTuberの動画で復習している。
作業から自宅に戻り、その日の夜にイラスト入りでその日の作業手順をまとめてみたりして、久しぶりに学びの楽しさを感じたりしている。昔からまとめたがりだ。料理を学んでいた時のノートを今見返すと、まるで絵日記で面白い笑
そもそも、昨年祖母の家に、祖母の編みかけの籐籠や材料となる籐素材たちを発見したところから、私の「編みたい欲求」は始まった。編まれるのを心待ちにしている籐の紐たちをひと輪、自宅に持って帰ってきたはいいものの、本や動画を見ながら編んでみても、今ひとつ編み方が掴めなかった。
結局収納場所が私の自宅の押入れに変更になっただけで、籐紐たちはひっそりと今も編まれるのを心待ちにしている。

ゴミ入れとして、小物の収納かごとして。
そして、今年の4月、時間ができたのを見計らったかのように、地域では有名な竹細工の師匠にばったり。久しぶりにお会いした。これも何かのご縁と思い、籐籠の経緯と、竹細工を自分も編んでみたい事をお伝えし、工房におじゃまする流れとなった。
2ヶ月経って振り返ると、祖母もこうやって、ちょっとした人のご縁で籐籠づくりに出会ったのかもしれないと思った。祖父の勤め先の社宅に住んでいた祖母は、社宅仲間の主婦たちと連れ立って籐籠づくりをしていたそうで、その中でも熱心に作り続けた祖母は、転勤で別の社宅に移動になっても、そこで人に教えたりもしていたと聞いた。
籐籠の材料となる籐は、ヤシ科のツル性植物で、主にインドネシアやマレーシアなどの東南アジアから輸入されたものだそう。輪っか状に括られて販売されている。それに引き換え、竹細工を編む用のヒゴは地域に自生している竹から切り出し、編み材から加工していくので、そこの難しさや楽しさがある。
目の前に自生している竹、土、地球からの頂き物で作らせてもらっている感覚がして、なんだか私はそれに喜びを感じる。
しばらくは竹と遊ぶ日々が続きそうだ。
