“ちょっと”ずつの変化を記憶に刻んで
今回は一冊の絵本をご紹介します。
瀧村 有子 作/鈴木 永子 絵
『ちょっとだけ』
きょうだいが生まれた女の子が描かれています。
いつも繋いでいた手
手伝ってもらっていたお着替え
注いでもらっていた牛乳
当たり前だと思っていたお母さんとの日常が“ちょっとだけ”変わっていく
赤ちゃんを抱っこしているお母さんのスカートを掴む
お着替えも牛乳も自分でやってみる
それはきっと“ちょっと”ではなく
とても大きな変化
その変化を繊細に温かくとらえた作品です。
もうすぐきょうだいを迎えることになるわが家の長女。
赤ちゃんがいるから、ママゆっくり歩いて!と言ってくれることもあれば、
“ちょっとだけ”でいいから抱っこして、と甘えることもあります。
わたしはおねえちゃんになるんだから!
でもやっぱり“ちょっと”さびしい
そんなふうに感情を揺らしながら、彼女なりに、“ちょっと”ずつ心の準備をしてくれているのでしょう。
私にできるのは、そんな長女の姿をひとつずつ見つめて、記憶に刻むこと。
どの感情も、どの行動も、
この子の人生の大切な一ページだから。
ぜんぶ受け止めてあげたい。
これからの時間を、より一層大切にしようと思ったのでした。
