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Photo byacogale

バスの減便に直面して考えたこと

    今日は全般的に気温が高くて助かりました。股引きを履かなくても特段辛いことはありませんでしたし。

    さて、……。

    私が通勤区間の一部でバスを利用していることは、以前書いた。そのこと自体は特段珍しいことでもないだろう。

    ただ、今日バス停をよく見ると貼り紙があった。「何だろう?」と思って見てみると、バスを減便すること、当面の新しい時刻表は以下の通り、という内容だった。

    乗務員の確保が難しいことが、その理由に挙げられている。働き手不足についてはニュース等で見聞きしていたが、ついにその影響が自分にも具体的に及ぶようになったことを実感させられた。

    とはいえ、これまでにも減便が全くなかったわけではない。でもその時は、新型コロナやインフルエンザといった疾病の流行が原因となって乗務員のシフトが組めなくなったことを理由としていた。

    乗客である私も、そのような事情であればやむを得ないと考えたし、一時的なものだからいずれ解消すると受け止めて楽観できた。そして実際一時的で済んだ。

    しかし、今回は勝手が違うのを感じている。端的にはバスの乗務員の成り手の数が退職者の数を上回っているのであり、短期的な解消は難しいと考える。

    そもそも、バスの乗務員になるためには、大型自動車第二種運転免許(大型二種)の取得が必要。これについて調べると、最低でもマニュアルトランスミッションの普通自動車免許を取得して3年以上経たないと、受験資格が得られないようだ。

    今、マニュアルで普通免許を取る人ってどれくらいいるのかと思って調べてみた。すると、普通免許取得のため令和4年に指定自動車学校を卒業した人のオートマとマニュアルの割合は、オートマ72.7%、マニュアル27.3%とのこと。

    私の想像よりはマニュアルでの取得者の割合が高くて少し驚いた。それでも全体で見れば4分の1強である。つまり、それだけ母数が少ないのである。

    受験資格をすぐには得られず、元々の母数が少ない。そして、当然のことながらお客様の生命身体の安全を預かる仕事であり、それなりの意欲と覚悟も必要。

    更に、あの格段に大きな車体を事故なく操縦する技能も不可欠。車体感覚がかなり研ぎ澄まされていないと、特に都会の狭い道は走れない。

    たまに「マジでこんなところを走るのか」という経験をすることがあるのだけど、運転士はそれほど苦労している感を漂わせることなく走っている。その運転技術の高さに感心してしまう。

    帰りのバス車内には、乗務員募集のポスターが貼ってあった。それを見て、応募者が早く現れるとよいな、と心から思った。社会を支えるエッセンシャルワーカーであることは間違いないのだから。

    お読み頂き、ありがとうございました。

     
     
     
    還暦を迎えたありふれたサラリーマン。この年代になって直面した老親の葬儀・相続・介護、日々起こる周囲のできごと、近々現実化する定年や自身の老後等についての思いを書き続けています。電子書籍も複数発刊しています。 https://t.co/6If2096wra

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