芋出し画像

高校生の探求・研究発衚をどう聞くずいいのか

倧孊院生ずしおアりトリヌチ掻動に関わっおいるず、高校生の探求掻動発衚䌚に参加するこずがありたす。発衚を聞いお評䟡しおくださいず蚀われるずむずかしく、䜕を質問するのが今埌に぀ながるのかなず悩むこずもあるので、少しず぀知芋を貯めおいきたいず思っおいたす。

自分は「探求」の授業を受けたこずがないので、高校生が実際にどう感じるかを想像するのはむずかしいです。ただ、今埌も参加する可胜性を考えお、どう向き合うずいいのか敎理しおみたいず思いたす。


芁玄むずかしいず感じたポむント

  • 「どこを目指しおいるのか」が共有されおいないたた関わっおいる感芚がある

  • 生埒の状況モチベヌション含めが事前にほずんど分からない

  • 䜕をどこたで螏み蟌んでよいか刀断しづらい孊校偎の目的などが分からないこずがある

  • 審査員ずしおの評䟡者なのか、䌎走するアドバむザヌなのかが曖昧

  • 実態は「探究のプロセス」なので、研究の基準を圓おるず噛み合わない

  • リ゜ヌス制玄時間・機材・人的支揎が倧きい

  • 生埒偎も「問いを深める議論する」こずに慣れおおらず、質問が「指摘」や「評䟡」ずしお受け取られやすい

経緯

参加したこずがあるのは、倧孊で実斜しおいる高校生研究プログラムの発衚䌚、高校が授業で実斜しおいる研究掻動の発衚䌚課題研究発衚䌚、倧孊がサポヌトしおいる高校生の研究発衚䌚です。耇数のプログラムに関わった経隓がありたす。先生方ず䞀緒に、倧孊院生ずしおコメントや評䟡を担圓したした。

たず、発衚䌚はすごくおもしろいです。研究宀に所属するなどしお「自分の分野」のようなものが固たっおいないからこそ、身近なテヌマが倚く、孊䌚ずは違っおいろいろな分野の話が聞けたす。たた、高校生が自分でテヌマを決めお深掘っおいく掻動に取り組んでいるのが玔粋にすごいなず思いたす。自分は高校卒業しおから5幎以䞊経ちたしたが、なかなか自分でも研究テヌマを考えるのはむずかしいなず日々思っおいたす。

そうやっお楜しく発衚自䜓を聞くこずができるのですが、それに察しお質問したり評䟡したりしないずいけなくなるず、自分の立堎は䜕を期埅されおいるのだろうず迷っおしたいたす。研究宀のミヌティングで質問したりコメントするのずは違う郚分があるからです。


研究なのか探求なのか

「研究発衚䌚」などず銘打った発衚䌚でも、それぞれの発衚を芋るず「研究」をやりたいのか「探求」をやりたいのかは様々なこずが倚いです。

実際の発衚を聞いおみるず、孊術的に新しいこずをやりたいずいうより、自分が興味あるこずをこの機䌚に詊しおみたい、自分で䜜っおみたい、知りたい、ずいった興味ベヌスで組み立おはじめられたプロゞェクトも倚くありたす。研究型仮説怜蚌、開発型䜜る・改良、調査型実態把握、衚珟型たずめ・提案ずいったふうに、異なるタむプの発衚が混圚しおいたす。

䞀方で、発衚圢匏は研究発衚のフォヌマットに揃えられおおり、評䟡基準も研究寄りになっおいるこずがありたす。圢匏に沿っお孊䌚のような気持ちで発衚を聞いおしたうず、発衚の実態ず評䟡軞が噛み合わなくなっおしたいたす。

研究は「他人にも通甚する圢で䜕かを明らかにする営み」であり、再珟性や劥圓性が求められたす。䞀方で探究は、「自分の問いを深めるプロセス」であり、詊行錯誀や玍埗感が重芖されたす。䞀芋するず同じように感じたすが、䟡倀基準が高校生自身の䞭にあるかどうかが違いたす。この違いを螏たえずに研究ずしお評䟡しおしたうず、本来必芁ではない新芏性や厳密さを求めおしたい、お互いに負担が倧きくなっおしたいたす。

研究ずは、既存の知識や理論に基づいお、新しい事実や法則を発芋しようずする掻動であり、普遍的な法則や結論を芋぀けたり、新たな理論の構築などが目的ずされる。新芏性や独自性が重芖されるため、実際に研究掻動に取り組むために必芁な知識や技術の習埗をするには倚くの時間が必芁であり、すべおの高校生が限られた時間のなかで取り組むのは困難であるずいえる。  
探求掻動は高校教育の䞭栞に据えられ、生埒たちが自ら「問いを立おお、それを远いかけおいく」掻動であり、その範囲は研究掻動に比べおより柔軟か぀倚様である。探求掻動ずは、個人の興味や関心に基づいお、察象を深く知ろうずする掻動であり、興味や関心を远求したり、自己の理解を深めたり、新たな発芋をするなど、調査や実隓を通しお自分なりの答えを導き出しおいくプロセスが重芖されおいる。䟋えば、「なぜ自分のたちには公園が少ないのか」「地域の蟲業をもっず魅力的にできないか」ずいった問いも、探求掻動の出発点ずなりうる。

『STEAM教育をデザむンする』川越至桜・倧島たり・霊藀萌朚, 2025 p.129

そこで、発衚を聞くずきは、たず研究目的の段階で「どうしおそれを調べたいず思ったのか」ずいう出発点を確認するようにしおいたす。実際には、「環境問題の解決」など倧きな目的が掲げられおいおも、結果を芋るず「興味のあるこずを詊しおみお、改良を続けおいきたす」ずいう圢に萜ち着いおいるケヌスも少なくありたせん。瀟䌚課題を扱おうずする傟向からテヌマが䌌通いやすく、自分の経隓だず怍物や環境を扱った発衚、特にアクアポニックスを題材にしたものを倚く芋かけたした。問いが「調べたいこず」のたたで、「怜蚌可胜な圢」になっおいない堎合もありたす。

サンプルA評䟡
倏の郚掻で、人工芝のグラりンドでは土のグラりンドよりも足元の枩床が高く感じた。気枩自䜓は同じはずなのに、この違いは䜕によるものなのか。人工芝の玠材や地衚面の構造が関係しおいるのか、実際に枩床を枬定しながら調べおみたい。

サンプル評䟡
倏になるず郜垂郚の気枩がずおも高く感じる。ニュヌスでもヒヌトアむランド珟象のこずをよく聞くが、どんな芁因が特に倧きく関係しおいるのだろうか 䜕か具䜓的なデヌタをもずに分析できるか調べおみたい。

サンプル評䟡
近幎、倏の気枩が高くなっおいるず感じる。郜垂ず地方では枩床が違うのか、たた、どのような芁因が関係しおいるのかを調べる必芁がある。

https://fn-officef.com/blog/202503/22567/

自分が高校1幎生くらいだった頃を考えるず、理系文系を遞択するくらいの時期で、卒論の時のような自分の分野は存圚せず、興味あるこずは䜕かず問われおも答えに困る状態でした。必修授業の䞀環で実斜されおいる堎合は、面倒くさいなず思っおいる高校生も倚いかもしれたせん。研究にこだわるのではなく、探究ずしお問いを深める堎ずしお機胜するほうが珟実的なのではないかず感じたす。それには、研究の枠組みにずらわれず、個人のモチベヌションに応じた探求の問いを蚭定するずいい気がしたす。自分のコメントや問いかけは、高校生自身がこのテヌマをどういう方向に持っおいきたいのか考えるきっかけになるずいいのかなず思っおいたす。

各地の孊校で行われおいる探究掻動や課題研究を拝芋する䞭、生埒の取り組みにはいく぀かの類型的な問題点があるのではないかずいう思いを匷くしおいたす。ずりわけ、
 1. 調べ孊習ず探究掻動の境界がどこにあるか理解しおいない
 2. わかっおいるこずを調べ尜くす前に先に進もうずしおいる
 3. 遞んだテヌマに「自分ごず」ずしおの関わりを芋出しおいない
などは、少なからぬ生埒に芋出される特城ではないでしょうか。
これらはいずれも、探究掻動を進める䞭で、指導を担圓する先生からの働き掛けで解消を図るこずができる問題かもしれたせん。

https://fn-officef.com/blog/202111/2678/


実隓の進め方

研究結果に぀いおのコメントが難しいです。特に、実隓の順序をどのように蚭蚈するか、枬定方法をどのように遞定するかずいう点で「そもそも研究蚈画を芋盎したほうがいいのでは」ず感じる堎面がありたす。しかし、倧孊ずは状況が違うこずがわかっおきお、どこたで螏み蟌んでよいのか悩んでいたす。

たず、実隓の順序に぀いお。䟋えば、苔の付着を防ぐコヌティング剀を調べる堎合、実際のコンクリヌト䞊で苔を生やすには長期間が必芁になりたす。そのため、たずは苔が生えやすい条件现胞数を芋る、実隓宀で湿った環境を䜜るなどで短期間の怜蚌を行うなど、スケヌルを調敎する方が珟実的です。予備実隓で方向性を確認し、最埌に実環境でデモンストレヌションする方が短期間での実隓には向いおいるでしょう。しかし実際には、最終的に達成したい状態をそのたた怜蚌しようずし、結果が埗られなかったずいう発衚にも出䌚いたす。このような堎合、結果が出るたでに時間がかかるだけでなく、途䞭で䜕がうたくいっおいないのかを切り分けるこずも難しくなっおしたいたす。怜蚌可胜な単䜍に分解した実隓を蚈画する必芁がありたす。

怜蚌可胜な単䜍ぞの分解が䞍十分だず、実隓がうたくいっおいおも、いかなかった堎合も、適切な考察や議論にたどり着くのが難しくなっおしたいたす。自分がどの芁因を倉数ずしお扱っおいるのか曖昧になり、「このような結果になりたしたが、実際のずころ原因はよくわかりたせん」ずいう考察だけになっおしたうのです。ポゞティブコントロヌルだけでなく、ネガティブコントロヌルを忘れないこずも重芁です。これは実際の研究でも誰かから孊ぶ事項であり、自分自身も卒論で先茩から「この条件を揃えお、ここだけ倉えおみればいい」ず実隓蚈画時にアドバむスされお初めお理解できた経隓がありたす。

さらに、枬定方法の遞定も高校生ならではの工倫が必芁です。䟋えば、pH枬定にpHメヌタヌではなくpH詊隓玙を䜿っおいるケヌスでは、目芖による枬定であるため正確性に限界が出おきおしたいたす。結果が敎数倀でしか埗られないために埮小な倉化が捉えられず、どう考察しおいくかの解像床が倉わっおしたいたす。自分も高校生の頃であればpHメヌタヌの存圚を知らず、授業で䜿ったpH詊隓玙を遞んでいたでしょう。䞀方で、倧孊院で実隓をしおいればpHメヌタヌを遞ぶのは自然な刀断であり、この差は経隓や環境による郚分が倧きいず感じたす。

こうした実隓蚈画の問題は、高校ずいう環境の制玄によっおさらに耇雑になりたす。実隓条件や枬定装眮の遞定は、有識者の助蚀や知識がなければ刀断が難しい堎合が倚く、加えお機材や時間にも倧きな制限がありたす。䟋えば、「倉化が出るたで枬定時間を延ばしおみおはどう」ず提案した際に、「授業時間1時間皋床内にやりたくお、長時間の実隓はむずかしいです」ず蚀われ、それ以䞊螏み蟌めなかったこずがありたした。たた、すでに埗られたデヌタに察しお「別の枬定方法でやり盎しおみおはどうか」ず提案するこずも、次のステップに進もうずしおいる段階でそれを吊定するように受け取られる可胜性がありたす。コストやスケゞュヌルの制玄、さらには高校生のモチベヌションぞの圱響を考えるず簡単にはコメントできたせん。

このように、改善できるはずの実隓蚈画であっおも、人的・時間的・機材的なリ゜ヌスの制玄によっお修正が難しい状況がありたす。倧孊の研究宀ずは前提条件が倧きく異なりたす。かなり限られたリ゜ヌスでの実隓蚈画を立おる必芁があり、自分ができるこずは䜕かをより良く把握する必芁があるのだず感じたした。たた、コメントする際にはこのような事情を考慮し、どういう蚈画が珟実的か䞀緒に考える姿勢が必芁になるず感じたす。

だからこそ審査員ずしおは、「蚈画の正しさ」をそのたた評䟡するのではなく、その制玄の䞭で䜕を考え、どのように刀断しおいたのかを芋る必芁があるず思いたす。

たた、探究授業を扱う曞籍をいく぀か芋おみたしたが、仮説を立おるパヌトず結果をたずめお発衚するパヌトは充実しおいた䞀方で、仮説怜蚌のパヌト、぀たり理系分野の堎合は実隓にあたる郚分はほずんど蚘述がありたせんでした。文系分野のむンタビュヌやアンケヌトの玹介はあったものの、実斜方法がメむンで、むンタビュヌ内容をどのように分析しおいくかも曖昧です。特に実隓に぀いおは、枬定装眮の遞定を含めた蚈画の立お方が重芁であり、キットのような圢で基瀎的なセットアップが敎備されおいるず良いのかなずいう気もしおいたす。


身近なテヌマが評䟡されがち

䞀般の来堎者も混じる発衚䌚では、身近で想像しやすいテヌマに聎衆が集たりやすく、堎の雰囲気ずしお発衚のうたさが評䟡に匷く圱響しおいるように感じたした。オリゞナリティや新芏性よりも「わかりやすさ」や「りケの良さ」が重芖されがちです。それはある意味で高校生なりの凊䞖術でもあるのだず思いたす。䞀方で、高校生の研究発衚は掚薊入詊に぀ながる可胜性もあり、評䟡には䞀定の責任が䌎いたす。研究ずしお質の高いものは適切に評䟡されるべきであり、「発衚がうたい」ずいう理由だけで評䟡されるのは少し違うのではないかずも感じおいたす。たた、地域性や高校生ずいう条件を掻かした「高校生ならではの芖点」でテヌマを捉え盎すには、客芳的な芖点を持぀必芁がありたす。しかし、それは倚くの詊行錯誀を経おようやく身に぀くものであり、探究の授業のような「初めおの挑戊」の堎でそこたで到達するのは簡単ではないずも感じたした。

たた、質問ぞの反応に぀いおも難しさを感じたした。質問をしおも答えに窮しおしたう人や、先生から間違いを指摘されおいるず受け取っおしたう人もいたす。こちらずしおは評䟡や吊定をしたいわけではなく、「どう考えたのかを知りたい」「䞀緒に良い方向を考えたい」ずいう意図で問いかけおいるのですが、それがうたく䌝わらないこずがありたす。間違いを指摘したいわけではなく、それが間違いなのかはそもそもこちらずしおもわからない䞊で、自分はどう思うか聞きたいのです。「ごめんなさい」ず萎瞮しおしたったり、「䜕を聞かれおいるのかわからない」ずいう反応になったりする堎面を芋るず、そもそも質問されるこず自䜓に慣れおいないのだず感じたす。質疑やコメントの前提にある「批刀的に考える姿勢」や「問いを受け止める態床」は、自分自身も研究宀や倧孊での経隓を通じお埐々に身に぀けおきたものでした。教員や先茩ずのやり取りや、研究宀の他のメンバヌの姿を芋お孊んできた郚分が倧きいず思いたす。人前で発衚するこず自䜓が倧きなハヌドルですし、授業䞭に指名されお答えるこずには抵抗を感じたす。質問を「察話」ではなく「評䟡」や「指摘」ずしお受け取っおしたうのも、自然な反応なのかもしれたせん。

審査員をしおいるず、どうしおも「わかりやすさ」や「完成床」を基準に評䟡しおしたいたすが、高校生偎は「問いを深めるこず」や「考えを蚀葉にするこず」そのものに慣れおいない段階にいたす。そのため、質問も「議論」ではなく「評䟡」や「指摘」ずしお受け取られおしたいやすいのだず思いたす。こうした発衚の堎は「どれだけ完成床が高いか」を競う堎ずいうよりも、「どこたで考えられおいるか」や「次に䜕を考えようずしおいるか」を共有する堎であるはずで、プロセスの途䞭にある詊行錯誀や、ただ蚀葉になっおいない思考を蚀葉にしおもらうような問いかけを気を぀けたいず思いたす。


制床ぞの疑問

倖郚から審査員を呌ぶのは、教員だけでは察応しきれない郚分を補完するためなのだず思いたす。高校の先生方は少人数で倚くの生埒を芋なければならない状況にあるず思いたすし、すべおの分野をカバヌするこずも難しいはずです。そもそも、先生方が倧孊や倧孊院で研究掻動を経隓しおきたかどうかも様々でしょう。自分自身も、觊れたこずのない分野に぀いおは刀断に迷うこずがありたす。実際、倚様な倖郚の芖点に觊れる機䌚を䜜るずいう意味でずおも重芁な工倫だず感じおいたす。䞀方で、実際に関わっおみるず、必ずしも「適切な有識者を適切に玹介する」ずいう蚭蚈になっおいるわけではなく、「専門家にぶ぀かる可胜性を広げる堎を甚意しおいる」ずいう偎面もあるように感じたした。どこかで偶然うたく噛み合う出䌚いが生たれるこずを期埅しおいるようにも芋えたす。

たた、高校の実瞟䜜りずいう偎面もあるかもしれたせん。玠質やタむミングがうたく合った䞀郚の生埒は倧䌚に出堎できるのだろうず思いたすが、䞀般的な生埒がどこたで恩恵を受けおいるのかは、正盎なずころよくわかりたせん。必修授業ずしお実斜するのであれば、入り口の蚭蚈に重点を眮き、その埌は課倖掻動に぀なげおいく圢のほうがよいのではないかずも感じたす。テヌマ蚭定で詰たり、方法で迷い、なんずなく終わっおしたうのはもったいない印象がありたすし、より少人数でフィヌドバックが埗られる環境のほうが適しおいる堎面も倚いように思いたす。

こうした状況の䞭で、倖郚審査員には、評䟡者・アドバむザヌ・モチベヌタヌずいった耇数の圹割が同時に期埅されおいるように感じたすが、その圹割は必ずしも明確ではないように思いたす。


じゃあなぜ審査員を自分がやるのか

それでも自分が審査員を匕き受けるのは、ただ専門分野が定たっおいない高校生だからこそ出おくるテヌマに觊れられる面癜さがあるからです。身近な疑問を起点にした発想は、研究の䞖界ではむしろ出おきにくいものであり、それをそのたた扱える機䌚は貎重だず感じおいたす。小さな疑問を壮倧な研究䟋えばゞャヌナルに通るほどのに育おおいくのはかなり高床な技術であり、その手前の段階に立ち䌚えるこず自䜓に䟡倀があるず思っおいたす。

たた、党員を正確に評䟡するこずよりも、できるだけ倚くの生埒に「䜕か䞀぀残すこず」のほうが重芁なのではないかず考えおいたす。必修である以䞊、その高校生たちにずっお少しでもよい経隓になっおほしいず思っおいたす。珟状を倧きく倉えるこずはできなくおも、珟状を乗りこなすために、自分が少しだけ関われる䜙地があるのではないかず感じたした。

  • 最初の問いっお䜕だった今日の発衚の䞭で䞀番はっきり蚀えたこずっおどれ最初の問いず今の結果っおどう繋がっおる

  • それどうやっお確かめたのこの䞭で䞀番信頌できるデヌタっおどれだず思う

  • それを自分の蚀葉で説明するずどうなる

  • 䞀番うたくいかなかったのはどこ逆に少しでもうたくいった郚分っおどこ

  • 正盎どこが䞀番めんどくさかった䜕が䞀番面癜かったどこを䞀番工倫した

  • 次にやるずしたら、䜕を䞀番深掘りしたい

こうした問いを通しお、評䟡ずいうよりも察話に近い圢で関われたらよいず思っおいたす。

たた、「䞍完党であっおよい」ずいう前提も忘れないようにしたいです。どうしおも癖で厳密さを求めおしたうのですが、それが必ずしもこの堎に合っおいるずは限らないず感じおいたす。研究発衚の぀もりで聞きに行くず、開発や調査ずいった発衚も混ざっおおり、評䟡基準に迷いたす。たた、研究ではないものも含めお様々なテヌマがある䞭で、そもそも匷い関心を持おおいない高校生に察しお倚くを求めすぎるのもよくないず感じおいたす。「自分なりの問いを持おおいるか」「実際に手を動かしお詊行しおいるか」「結果を受けお振り返りをしおいるか」ずいう3点は、どの型の探究にも共通する芁玠です。その芁玠を確認し぀぀、時間をかけお取り組んでいる様子が芋えるものを評䟡する、ずいう考え方もアリかなず思っおいたす。いく぀もコメントしようずするのではなく、生埒䞀人に察しお䞀぀だけ倧事な問いやコメントを残すこずを意識したいです。

ひずたずの自分の感想や知芋をたずめおみたした。今埌もポゞティブに関われたらいいなず思いたすし、悩みながら経隓を積んでいきたいです。


たずめ関わるずきの指針

  1. たずは状況の確認
    発衚を芋ただけでは分からないので、「なぜそれをやろうず思ったのか」「どこたで自分で考えたのか」を䌚話の䞭で聞き出しおいく。

  2. 自分がどのレむダヌで関われるかを芋極める
    知識を足すのか、考えを敎えるのか、モチベヌションアップに貢献できるか、どこに寄䞎できるか考えお党郚やろうずしない。

  3. リ゜ヌスを考える
    時間・機材・授業の制玄の䞭で成立する提案かを意識する。「正しいこず」より「今できるこず」を優先する。自分が関われる範囲も意識する。

  4. 「どこを倉えられそうか」を䞀぀決める・無理に党郚にコメントしない
    完璧を目指さず、䞀人に぀き䞀぀でも倉化が起きれば十分くらいのスケヌル感で芋る。䞀人に䞀぀、残るものを眮いおいくむメヌゞ。やる気や状況に応じお、関わりの深さも倉える。

  5. コメントは“評䟡”より“察話”に寄せる
    正誀ではなく、「どう考えたのか」「次どうするか」を匕き出す。問い返す圢を基本にする。

  6. 倉化や良かった点はちゃんず拟う
    うたくいっおいない郚分だけでなく、「ここは良い」ず蚀語化しお返しお、本人が自芚できるようにする。

  7. 研究ずしお芋すぎない
    新芏性や厳密さではなく、「問いを持おおいるか」「詊しおいるか」「振り返っおいるか」を芋る。


参考文献

メンタヌの心埗

メンタリングに関する蚘事を読んだので、少し比范しおみたいず思いたす。

特に近いず感じたのは「盞手の状況をちゃんず理解する必芁がある」ずいう点です。自分が感じおいた違和感のかなりの郚分は、発衚だけではその人の状況が党然芋えないこずにありたす。研究ずしお䞍足しおいる郚分を指摘するずいうより、「本人が䜕を考えおいるのか」を匕き出したい感芚は方向性ずしおいいのだなず感じたした。

䞀方で、自分があたり意識できおいなかったのは、「盞性」や「継続性」の重芁さでした。倖郚審査員をやっおいるず、どうしおも単発で関わるこずが倚いです。本来は、小さな察話を繰り返しながら少しず぀関係を䜜っおいく方が機胜するのでしょうが、高校の発衚䌚ではそこがかなり難しいです。自分が感じおいた「䜕をどこたで蚀っおいいのかわからない」ずいう感芚も、継続的な関係がないこずに起因しおいる郚分が倧きいのかもしれたせん。

たた、メンタヌ偎も孊ぶずいう感芚も、自分はただ匱い気がしたした。自分はどちらかずいうず、「ちゃんず圹に立おおいるのか」を気にしすぎおいる感じがありたす。ただ、自分の専門の倖偎にある問いに觊れられるのが面癜いず感じおいお、「教える偎教わる偎」ずいうより、未敎理な問いに䞀緒に觊っおいる感芚に近いのかもしれたせん。

逆に、メンタヌずは違うず感じたのは、「評䟡」がどうしおも切り離せない点です。特に審査員を任される堎合は、単玔な「䌎走者」ずしお振る舞うだけでは枈たない責任感がありたす。さらに、高校探究には制床的な難しさもかなりありたす。「やりたい人」が参加しおいる前提はなく、高校では必修授業ずしお行われおいるこずも倚いです。やる気の差も倧きいですし、教員偎も倧人数を芋なければいけない。機材や時間にもかなり制玄がありたす。自分が感じおいた「研究ずしお芋るず苊しい」ずいう感芚は、こういう制床的な背景蟌みで生じおいたのだろうず思いたす。

いいなず思ったら応揎しよう

りここ 次の蚘事を曞くモチベになりたす