母親はいつだって寄り添わなければいけない?
今朝、過敏性腸症候群で腹痛持ちの娘とケンカした。
いつも起きてすぐお腹が痛いと言うので、毎朝少し早めに起こして、体を慣らしてゆっくり起きられるように声掛けをしている。
毎日の服薬を忘れる娘に声掛け、温かいお茶、脂質控えめの食事。
それですぐ良くなるものではないとわかっているが、少しでも症状が和らげばいいなと、私にできることはやろうと思っている。
今朝も腹痛と低気圧で、機嫌悪そうに起床してくる娘。
娘の好きな緑茶を用意し、大丈夫?と声をかけ、お弁当の準備に戻る。
娘が身支度を済ませ、食卓に座ると
「お腹痛い・・・。」
と、本日何度目かの申告。
私が、うん。と答えると、
「うんって、何???」
と、娘が怒った。
多分、大丈夫??とか、優しい言葉を待っていたんだと思う。
でも、朝からずっと重い雰囲気に私も耐えられなくなっていた。
「ママ、朝に大丈夫??って聞いたよね。娘ちゃんを心配してないわけじゃない。でも、大丈夫??って何度も聞いて、腹痛が良くなるなら言うよ。でもならないでしょ。」
・・・言ってしまった。
娘の表情が不貞腐れてしまった。
そんな私たちのやり取りを旦那は、娘、私、と首をきょろきょろさせながら顔色を窺っている。
「薬だって飲み忘れちゃうから、ママがいつも声かけてるでしょ??お腹が痛くて辛いなら、部活休んで早めに帰っておいで。」
娘は、吹奏楽の部活が楽しい反面、先輩たちの期待に応えたいがための緊張を毎日感じている。
過敏性腸症候群も、部活を始めた頃から発症した。
誰かが娘にきつく当たってくるわけでもないし、むしろ丁寧に指導してもらっている。
部活内の雰囲気もすごく良い。
けれど娘は、うまくできずに先輩に失望されたくなくて毎日緊張している、と言っていた。
個人練習では楽器をうまく鳴らせるのに、大好きな先輩たちの前だと音が震えてしまう。
でも、誰も娘にプレッシャーをかけていない。
娘が1人で、真面目に考えすぎてプレッシャーを感じている。
でも、娘が学校生活の中で部活が生きがいで頑張っていることも知っている。
だから部活を辞めるという選択肢は、娘の中にはない。
私は過敏性腸症候群になったことがないから、娘の痛みがどれほどかが想像できなくて、本を借りて読んだが、どうしてあげるのが正解なのかがわからない。
こういう場合は、あまり心配しすぎても本人の痛みを助長させてしまうとも言われるし。
でも寄り添わないのも、心の不安定につながる。
今朝のように怒ってしまうのも良くないよなぁ、と反省しつつも、育児において母親だから必ず優しく在るということも難しいと常々思う。
母親だって人間だもの。
ただ、こうして書いていると、お腹を撫でてあげるとか、カイロを渡すとか、他にもいろいろな寄り添い方があったよなぁ、と今頃、授業を受けているであろう娘を想像して心配してしまう。
娘よ、心配していないわけじゃないのだ。
とても心配だし、どうやったらその痛みを取り除いてあげられるかな、とかしょっちゅう考えている。
でも目の前で、母親の私がオロオロするわけにはいかないでしょう。
本当はオロオロしたいけれど。
親の心、子知らず。
朝食に出した娘の好物のプラムが、手をつけられることなく、汗をかいてテーブルに残されていた。
