見出し画像

母と娘はいつまで経っても親子だから

子どもがうまれて
親子のアタッチメントについて書かれた本を読んだり、
自分が母親という立場になったりしたことで
母との関係性について考えることが増えた。



母は気持ちのバランスが不安定になることが多く、その瞬間と
父の無関心さが合致したとき
それはもう、心がヒリヒリする空気感が漂い「この場から逃げ出したい」という衝動に駆られた。

特にコロナ禍は常時一緒にいるせいか、その頻度が増して
私は実家を出ることにした。

父はもともと家のことは母に任せっぱなしな人で、母はパートをしている。
どんなに母が疲れていても、家事をやることはないし
母が体調崩しても「大丈夫?」の声をかけない。
自分はソファーに座って、テレビのリモコンをカチャカチャかえ
仕事の時間になったら仕事部屋に籠るだけ。

人として大事な感情がどこか抜けているんだと思う。
それともただ単に、不器用なだけなのか…。


最近子どもを連れて実家へ帰ると、母から父のグチを聞くことが増えた。
でも、子どもがいると母の話をしっかり聞くことができなくて
生半可な返事をしてしまう。
それがとてももどかしい。

だから、子どもを預けて母と2人でランチをすることにした。

私が母になってから初めて、母と2人でランチ。

私は母親である前に、母の娘だ。
母の話を聞きたいし、私の話も聞いてほしい。


母と2人でランチなんて、産休の時以来だから3年ぶりだろうか。

結局子どもの話になってしまうのは、母親あるあるなんだろうな。
母も孫がかわいいとそればかり。
次第に私が子どもの頃の話になって、母の友人の話になって、仕事の話になって…。

こんなに子ども以外の話をしたのはいつぶりだろうか、というくらい
母とのおしゃべりを楽しんだ。

私がうまく言葉にできない感情も、母にはお見通しなようで
こういうことでしょ?と私の気持ちを通訳してくれる。
そういえばこんなこと、学生時代にもあったな。

当たり前だけど、歳をとったなぁと思う。
そんな母と目を合わせるのがなんだか気恥ずかしくなって
お冷やを飲むペースが早くなったり、窓の外を眺めたりしてしまった。

母とは毎月2,3日会っているのに
数年振りに親子に戻れた一時。
私はまだ、母に甘えていたかった。

いいなと思ったら応援しよう!