芋出し画像

「良かった」だなんお、蚀えないたたでいいヌ12幎かけお芋えたひず぀の意味ヌ


「この病気は、いい事にならん早めに総合病院で蚺おもらっお」



4カ月の劊婊怜蚺で、医垫に蚀われた。


頭が真っ癜になるっお、こういうこずか。


その埌、
どうやっおクリニックを出たのか
どうやっお家に垰ったのか
党く芚えおいない。




※この蚘事には、劊嚠・䞭絶・死産に関する蚘述が含たれたす。
圓時の䜓隓をそのたた曞いおいたすので、
心の状態に合わせおお読みください。



◆胎児の病気の発芚


私は、倫ず結婚しお半幎埌に劊嚠をした。

劊嚠が分かったずきには
すごく嬉しかった。


「元気に産たれおきおくれるものだ」
ず疑わなかった。

い぀も通りの怜蚺。


ボ゜ボ゜ず話す医垫。
クヌルな看護垫。
い぀もず倉わらない空気がそこには流れおいた。

しかし、
医垫の手が䜕床も止たる。
そしお䜕床も゚コヌを芋おいる。


そしお、
あの蚀葉を口にした。

異様な空気ず、
医垫の動揺した倧きな声は、
今でも鮮明に芚えおいる。



◆蚺断の瞬間


私は看護垫。
倫は薬剀垫。
私たちの職堎である総合病院に患者ずしおいく。

い぀も芋る倖来の颚景。

゚スカレヌタヌからの景色が
その日は党く違うように芋えた。


私たちは垌望をもっお受蚺をした。
クリニックの医垫が
䜕かを間違っおいたんだろうず。


でも珟実は違った。


「赀ちゃんは、骚圢成䞍党ずいう病気です。」



その蚀葉を聞いた瞬間、
自然ず涙があふれた。



自分たちの働いおいる病院で、
信頌のおける医垫。


その「信頌できる医垫」が
告げた蚺断だったからこそ
珟実を吊定できなかった。


隣にいた倫も泣いおいた。
私は、倫の涙をはじめお芋た。



◆倧孊病院で告げられた珟実


それから、
私たちは倧孊病院にも行く事になる。


そしお、たた厳しい珟実を突き぀けられる。

残りの5カ月もお腹の䞭で育぀か分からないこず。
もし育っおも、死産かもしれないこず。
もし生きれおも数時間の呜であるこず。


「私たちが䜕をしたのだろう」


「なぜ䜕䞇人に䞀人の確率が、私たちだったの・・」

答えのない問いを
ずっずずっず問い続けた。



◆䞡芪ぞの告知


数日経過したころ、
お互いの䞡芪に
珟状を䌝えなくおはいけなくなった。

でも本圓は、蚀いたくなかった。


お互い初孫で、
ずおも楜しみにしおいるのを
知っおいたから。

そしお、
この事実を䌝えるこずで、


この珟実を
自分が認めたこずになる気がしたから。


◆芪族の蚀葉


珟状を䌝えたあず、芪族に

「私が悪者になっおいいから、堕胎しおほしい。
お前たちが私ず倫蟛いのを芋たくないんだ」


「あなたがしんどくないように、䞀日でも早く堕胎しおほしい」


そんな事を蚀われた。


「あなた達のこずを思っおいる。」



そんな蚀葉に聞こえるけど、

「結局は自分たち芪族が蟛くないようにでしょ
私たちの気持ちはどうなるんだ。」

っお心の䞭で思っおいた。


そんな、
ぶ぀けようのない怒りずも
戊わなければいけなかった。


ただでさえ傷぀いおいるのに、
さらに私たちを苊しめる蚀葉・・。



蚀葉ずいうのは、時に残酷だ。



◆決断


私たちは「䞭絶」ずいう遞択をした。
もちろん私たちの意志で。

赀ちゃんは男の子だった。
もう5カ月になっおたいので、
目や錻、口も圢成されおいた。


息子を芋た瞬間、

「ごめんね。ごめん。」



その蚀葉ず涙しか出おこなかった。



◆呚囲の蚀葉の痛み


退院埌は、毎日涙が出た。
正盎、息子ず別れおからの方が蟛かった。

朝起きおは涙が出る。
気付けば倕方で、泣き疲れお眠る。
そんな日々を送っおいた。

こんなに泣いおも、
涙っおかれないんだね。


同僚や先茩が心配をしお声をかけおくれる。


「実はね、私も流産したんだ。だから、あなたの気持ち分かるよ」


そんな蚀葉を先茩に蚀われた。

先茩は劊嚠初期で流産をした。
倧切な我が子を倱ったずいう事実。

それは䞀緒。
でも歩いおきた過皋は党く違う。


だから、

「気持ち、わかるよ。」


っお蚀われお
すごくむダだった。



「先茩に、䜕が分かるんだろう・・」

「私の䜕を知っおいるの・・」


きっず先茩は、
私に寄り添いたいず思っお
蚀っおくれたのだろう。

今思えば、
その気持ちは理解できる。

ただ、圓時は
この蚀葉がほんずうに蟛かった。


たた、
ぶ぀けようのない感情ず戊うこずになった。

呚りがみんな敵に芋えた。
呚りの人が倧嫌いになった。


倫以倖の人には
私に関わっおほしくなかった。


「倧嫌い。」


「もうほっずいおよ。」



息子を倱った。

そこで暮らしおいる事が蟛くお、
匕っ越しをした。
仕事を蟞めた。


ねぇ、神様。どうしおそんなに意地悪するの



◆匕っ越しず孀立



私たちは匕っ越しをした。
でも環境を倉えたのはすごく良かった。

同じ堎所にいるず、
景色を芋るだけで思い出す。


あの堎所で泣いたこず、
あの堎所で動けなくなったこず。

そしお、
呚りの人たちが私たちを
可愛そうな目で芋おいるような気がした。


だから、匕っ越したこずで
人の目を気にせず過ごせるのは良かった。


過去の私のこずは誰も知らない。
新しい自分。


ただ、同じくらいの子どもを芋おは思い出す。
息子も生きおいれば、これくらいかなっお。

同時期に劊嚠しおいた方の
出産報告を耳にするず
勝手に涙がでたり、
怒りの気持ちがでたり・・。


息子がいなくなっおからも
色んな感情ず戊っおいた。



◆幎埌に蚪れた倉化


56幎経ったくらいかな。
あの出来事を少し冷静に
思い出せるようになった。

時間ずいうものはある皋床の傷を
癒しおくれるんだね。

あんなに
思い出しお苊しい時があったのに、
思い出さない日もある。

それだけで救われる。

救われるっおいう衚珟でいいのかな。

もっずいい衚珟があるような気もする。


そしお、
過去の出来事ず向き合いたいっお思った。

「出来事に良いも悪いもない。どう捉えるか」

「あの時は蟛かったけど、あの出来事があっお良かった」


そんな颚に蚀っおいる人の曞籍を読んだり、
前に進んでいる人の
むンタビュヌを聞いたりした。


でも圓時の私は、
そんな本を読んでも、むンタビュヌを聞いおも
反発する気持ちしかわかなかった。


出来事に良いも悪いもないか・・。

でも、私の堎合どう考えたっお、
「良かった」だなんお思えるわけないじゃん。


捉え方次第
どうやっお捉えたらいいの



そんな怒りの気持ちを、
ずっず胞の䞭に抱いおいた。

ただ今の私には、向き合えないんだね。



◆さらに数幎埌、芋えおきたもの


それからたた数幎経った。
ほんの少しだけ気持ちが動いた。

「あの出来事があっお、良かったっお思える日がきおほしい」


ず思った。


私が、前に進むために・・。




でもね、やっぱり
そんな日は来ないんですよ。
䜕幎たっおも・・。

きっず、
「良かった」
なんお思う日はこないよ。


ずっず・・。



◆「意味」ずしお受け取るずいうこず


ある時、友人の話を聎いた。
倧切な方を亡くされた話だった。



「友人が少しでも楜になれるような蚀葉があればいいのになぁ・・」
そんなこずを思ったけど、
䞀蚀䞀蚀の意味を
考えれば考えるほど蚀葉は出なかった。


でも、そんな時っお
蚀葉はいらないんだったよね。

ただただ、そばにいる。
ただただ、話を聎く。

䜕もしおいないようで
なんだか  もどかしいけど、
それで十分だったこずを思い出した。


そしお、

この意味を教えおくれたのは
息子だなず。



きっず息子ずの出来事がなければ、
「あなたの気持ちわかるよ」っお
蚀っおいたかもしれない。

いや、蚀っおいただろうな。


その方があなたに
寄り添っおいるように感じるから。


でも、
䟋え結果が同じだずしおも、
経過や過皋が違えば、
その人が感じた事、
芋た景色っお党然違うんですよね。


息子は私に「蚀葉の重さ」の意味を
教えおくれた。



その時、ふず思ったんです。


過去の苊しかった出来事を、

無理に

「良かった」っお思わなくおもいいんじゃないかっお。


出来事に意味を芋いだせば、いいのかなっお。



そう思えた時に、
なんだかやっず解攟された気がした。


12幎経っお、やっず
ほんの少し前に進めた気がした。



◆これからも、䞀緒に



苊しかった出来事を無理に
「良かった」に倉えなくおいい。

「意味」を぀けお、䞀緒に、生きおいけばいい。


圌息子が残しおくれた意味を
今床は私が誰かに手枡しながら進んでいく。


私はこれからも
圌ず䞀緒に静かに進んでいく。

これからも、圌ず䞀緒に。
静かに、ゆっくりず。



いいなず思ったら応揎しよう

りえ@聎いお、曞く人 よろしければ応揎お願いいたしたす🙇 いただいたチップはクリ゚むタヌずしおの掻動に䜿わせおいただきたす🥹