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浅い、海の底

    ♯ペン(シャーペン)

    電車が海の上を歩いてく

    海の中に沈むホームには誰もいない

    周りを魚が横切っていく

    どこまでも続く線路の脇にはわかめが漂う

    輝く空にはひびが入り、雲が崩れている

    月は大きく黒光りしている

    遠目に見える陸地には高い緩やかな山々が何処までも見える

    いつまで待っても誰もこない

    列車はいつくるか分からない

    駅を訪れるのは列車から降りてくる者だけ

    同じ者は降りてこない

    ただ、みんな何処かへ向かって海中を歩いていく

    それだけだ

    遠くから音が聞こえた

    いつの間にか列車が来ていた

    今日もいつも通り影たちが降りてくる

    その中にふと、

    キミがいた


    世界がほんの少しだけ

    変わった気がした

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