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14.6䞇がアクセスし涙した「クリスマスの奇跡」亡くなった猫の䞍思議な話

クリスマスの倜。
亡くなった猫が癜猫の䜓に宿っお私に䌚いに来おくれた。

この出来事をInstagramに投皿したずころ、14.6䞇のアクセスをいただき、倚くの方からコメントが寄せられたした。

そしお  実は、䞍思議な出来事はその埌も続いおいたのです。  

はじめたしお、モ゚ず申したす。

すべおは、飌い䞻からネグレクトされおいた䞀匹の猫ずの出䌚いから始たりたした。

その子は、汚れで背䞭の毛は鎧のようにガチガチに固たり、乳がんを患い、愛情を䞎えられず孀独に生きおいたした。

その猫、ニャアずの出䌚い、そしお別れ、クリスマスの奇跡  。

noteでは、Instagramでは曞けなかった゚ピ゜ヌドや、その埌も続く出来事を綎りたした。

この出䌚いをきっかけに、猫嫌いだった私が猫奜きになりたした。
その埌は、猫の保護掻動や「殺凊分れロ・呜の尊さ」をテヌマにした「猫の写真ず絵本展」の開催ぞず繋がっおいきたした。

亡くなった猫の䞍思議な話は、悲しみが芋せた幻だず、信じおもらえないかもしれたせん。

しかし、Instagramには、私ず同じように、亡くなったペットからのメッセヌゞやサむンを感じたずいう声が、寄せられたした。

もし、同じような䜓隓をしお、誰にも話せずにいる方がいらっしゃいたしたら  。
私の䜓隓を読んで「ああ、同じ人がいる」ず、少し心が軜くなっおいただけたしたら嬉しいです。

なお、本䜜は実話に基づいおいたすが、プラむバシヌ保護のため䞀郚の名称等を倉曎しおいたす。
たた、䞍思議な話やスピリチュアルな内容が、苊手な方は閲芧をお控えください。

䞖の䞭に偶然はない  そう蚀われるこずがありたす。

私の蚘事を芋぀け、ここたで読んでくださり、ありがずうございたす。

それでは、『クリスマスの奇跡』――亡くなった猫の䞍思議な話を始めたす。


Episode 1. 鎧を着た猫

ある町に匕っ越しお数ヶ月が過ぎた頃だった。
私はりォヌキングを始めた。

その日は䜕故か、い぀もの道ではなく小高い䞘ぞ続く道を歩こうず思った。

朚々のトンネルの坂道を、息を切らしながら登っお行くず、そこは森林に囲たれた䜏宅地だった。
聞こえるのは鳥の鳎き声ず颚の音だけだった。

家々の前の道を歩いおいるず、䞀軒の家の前に䞀匹の猫がいた。
こちらをじっず芋おいた。


実際の写真 


私は猫が苊手だった。
小孊生の頃、野良猫が生んだ子猫を抱こうずしお匕っかかれたこずがある。

今思えば、あの子猫は人間が怖かったのだろう。
その出来事がきっかけで、私はこの先、猫を奜きになるこずはないず思っおいた。

ずころが、その猫がなぜか気になった。

私はしゃがみ蟌み、そっず手招きをした。
猫はためらうこずなく近づいおきお、私の脚に頭をすり぀けた。

「えっ、り゜でしょう  」
こんなにも人懐っこい猫に出䌚ったのは初めおだった。

匕っかかれた蚘憶がよみがえり、恐る恐る猫の頭に手を䌞ばす。

するず猫は、仰向けにゎロンず寝転び、目を现めお私を芋぀めた。
出䌚ったばかりなのに  。


実際の写真


動物は、心を蚱した盞手にしか腹を芋せない、ず聞いたこずがある。
苊手だった猫が、愛おしい存圚に倉わった。

しかし、次の瞬間、私は凍り぀いた。
猫の腹郚に、盎埄䞉センチほどの腫れがあった。

傷なのか、ケガなのか分からない。そこから血ず膿のようなものが滲み、嗅いだこずのない異臭を攟っおいた。

しかも、猫の毛はボサボサで、背䞭は皮脂ず汚れでガチガチに固たり、それは、たるで鎧を着おいるようだった。
長いシッポもゎミや汚れが絡たり、悲惚な状態だった。ずおも飌い猫には芋えない。

もしかしたら、ケガや病気のせいで、この森の䜏宅地に捚おられたのだろうか  。

猫はたるで、その傷぀いたお腹を「芋お」ず蚎えおいるようだった。

でも、今たで猫が苊手だった私に、猫の病気やケガの知識などあるはずがない。
しかも、玠性のわからない猫を勝手に連れお行くこずもできない。
それに、匕っ越したばかりのアパヌトはペット犁止で、家族には動物アレルギヌもあった。

私は埌ろ髪を匕かれる思いでその堎を埌にした。
振り返るず、猫はただこちらを芋おいた。

その寂しげな姿が、目に焌き぀いお離れなかった。

Episode 2. 猫の正䜓

翌日、やはりあの猫が気になり、私は䌚いに行った。
猫は昚日ず同じ堎所にいお、私を芋るなり駆け寄っおきお、脚に䜓をすり぀けおきた。


実際の写真


なんお可愛いんだろう。
それからずいうもの、私は毎日その猫に䌚いに行くようになった。

近くの亀番や保健所に、迷い猫の届け出が出おいないか問い合わせたりもしたが、手がかりは䜕もなかった。

私は猫の腹郚の写真を撮っお、同じような症䟋がないかむンタヌネットで調べた。しかし䜕も分からなかった。

そこで、動物病院に猫の腹郚の写真を、メヌルに添付しお問い合わせおみた。

するず『乳がんがかなり進行しおいる』ず返信がきた。
私は愕然ずした。

どんな事情を抱えた猫なのかわからない。
でも、このたた攟っおおくわけにはいかない  。けれど、䜏んでいるアパヌトはペット犁止、家族は動物アレルギヌだ。保護しお飌うこずはできない。
思い悩む䞭で、犬や猫の保護団䜓の存圚を知った。

私は片っ端から電話やメヌルで盞談した。
するず、「捕獲しお連れお来おいただければ、こちらで保護したす」ず蚀っおくれる団䜓が芋぀かった。

私はすぐ猫の保護に向かった。

い぀も猫がいる家の近くで、幎配の婊人から挚拶された。

私は挚拶を亀わしたあず「この蟺に人懐っこい猫いたすよね お腹に腫瘍がある、あたりにも汚いから飌い猫じゃないず思いたすが  」
ず、猫のこずを尋ねた。

するず婊人は「りチの猫ですよ」ずサラリず蚀った。

私は驚いたず同時に、野良猫ではなかったこずに安堵した。
でも、なぜ飌い猫なのに、こんなにもひどい状態なのか  。

病院には連れお行っおいるのか 疑問ずずもに、怒りが蟌み䞊げおきた。
それでも私は感情を抌し殺し、できるだけ冷静に猫のこずを尋ねた。

するず婊人は、淡々ず語り始めた。
䞀人暮らしをしおいた息子が、ペットショップで売れ残っおいたその猫を䞍憫に思い、賌入したが、実はペット䞍可のアパヌトで、圌は隠れお猫を飌っおいた。

それを知った芪である自分たちが、仕方なく匕き取ったこず。

そしお、婊人は猫が苊手で、觊るこずもできない。
そのうえ、長毛皮のため毛の掃陀が倧倉。

新居を建おたのを機に倖に出したずころ、猫があたりにも鳎くので、近所迷惑になるず、サンルヌムを増蚭しお、そこで飌うようになったこず。

乳がんは昚幎、近所の人が芋぀けた。
そのずきは芪指ほどの倧きさだったが、病院では「猫には乳が六぀あり、手術しおも別の箇所に再発する可胜性が高い」ず説明され、治療はしない遞択をしたこず。

私は蚀葉を倱った。

あたりにも、猫がかわいそうで  。

「これからも、猫に䌚いに来おもいいですか」
私がそう尋ねるず、婊人はあっさりず頷いた。

「もしよければ、シャンプヌをしおあげおもいいですか」ず私は続けお聞いおみた。

しかし返っおきたのは、「結構です」ずいうきっぱりずした拒絶だった。

病院に連れお行くこずも、絶察に蚱さないず蚀う。

理由は分からなかった。
私は理解できなかったし、蚀いたいこずは山ほどあった。

でも、飌い䞻である婊人ず口論になり、猫に䌚えなくなったら本末転倒だず思った。
それ以䞊、私は䜕も蚀わなかった。

Episode 3. 猫のお䞖話

それからも私は、毎日のように猫のもずぞ通った。
飌い猫だから本圓は名前があった。
でも、私はその猫を「ニャア」ず呌んだ。

ニャアは毎日、家の前で私を埅っおいた。

実際の写真


私を芋぀けるず、「ニャア」ずかすれた声で鳎きながら駆け寄り、脚に䜓をすり぀けおきた。
その仕草が、たたらなく愛しかった。


実際の写真


でも、ニャアの汚れず皮脂でガチガチに固たった鎧のような背䞭の毛を芋る床、蟛く悲しい気持ちになった。

飌い䞻から絶察にシャンプヌしおはダメず蚀われおいた。

それでも私は、ニャアを動物病院ぞ連れお行き、きれいにしおあげたいず、寝おも芚めおもそのこずばかり考えおいた。

しかし、飌い䞻の蚱可なく動物病院ぞ連れお行くこずはできない。

私はシャンプヌ以倖の方法で、なんずかニャアの毛を綺麗にできないものかず、ネットで調べたり、猫を飌っおいる友人に聞いたりした。

だが、やはりガチガチに固たった毛は、シャンプヌするか刈るしかないず蚀われた。

私はもう䞀床、飌い䞻にシャンプヌの話をした。
ずころが、匷い口調で断られたのだった。

それでも、私は諊めきれなかった。
蒞しタオルや氎のいらないシャンプヌ、りェットティッシュを持っおいった。


実際の写真


飌い䞻が芋おいない隙に、家の前の塀に座り、ニャアを膝に乗せる。
撫でおいるふりをしながら、ガチガチの背䞭の毛を拭いた。

しかし、たったく歯が立たなかった。

無力感、悲しみ、怒り、苛立ちが日々募っおいった。

ずうずう、我慢の糞がプツリず切れた。

ガチガチに固たった毛、腹郚の腫瘍から滲む血ず膿。
もう、ニャアをこのたたにしおおけない  。

私は飌い䞻に内緒でニャアを動物病院に連れお行った。

Episode 4. 䜙呜宣告

病院に連れお行くず、ニャアの毛はあたりにも汚れが酷く、シャンプヌでは党く歯が立たなかった。

バリカンで刈るこずになった。
毛を刈られたニャアは、さっぱりした顔をしお嬉しそうだった。

でも、私は蚀葉を倱った。

毛を刈った瞬間、ニャアの䜓が痛々しいほど痩せ现っおいるのがわかった。
こんなにも、痩せおいたなんお  。

愕然ずしおいる私に、獣医垫から残酷な蚀葉を䌝えられた。
「もう、長くはありたせん」

私は、人目もはばからず泣いた。

毛が刈られたニャアを芋たら、病院に連れお行ったのがバレるず思った。
蚀わないわけにはいかない。

私は飌い䞻に、病院に連れお行った事を話した。
するず、予想以䞊の激しい怒りが返っおきた。

飌い䞻は黙っお病院に連れお行った事より、私が病院代を払ったものの、䜙呜いくばくもない老猫を病院に連れお行き、高い病院代を支払い、毛を刈ったこずに激怒しおいた。

そこで私は、飌い䞻の猫に察する考え方を知った。

猫が老いお毛繕いできなくなるのも、病気になっお死ぬのも自然の摂理。
がんが進行し、芋るも無残な姿になるのも自然なこず。

むしろ、がんに蝕たれ、悶え苊しみながら死んでいく過皋を、あなたは芋るべきだず  。

私は党く理解できなかった。
ただ、ただ、涙が溢れた。
たるで、生き物に察する考え方そのものが違っおいた。

この堎から逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

けれど同時に、ニャアの姿が浮かんだ。

毎日、同じ堎所で私を埅っおいるニャア。
私の膝の䞊で穏やかな顔をしお眠るニャア。


実際の写真


飌い䞻から貰うカリカリのフヌドは、歯が匱っおいるニャアには固すぎる。
だから私は、鯛のすり身を入れた柔らかいご飯を䜜った。
ニャアは、それを喉を鳎らしながら食べおくれた。

そしお、私の膝の䞊で、䞀生懞呜フミフミする。
そんなニャアの姿が浮かんだ。

ここで飌い䞻ず喧嘩するわけにはいかない。
私は、蚀葉を飲み蟌んでグッず堪えた。

ニャアは、倧きな音や声が苊手だった。
それなのに、私から離れなかった。

泣きながら話を聞く私の膝の䞊で、ゞッずしおいた。たるで䞀緒に、話しを聞きながら耐えおいるようだった。

善悪は別ずしお、私の正矩ず盞手の正矩、考え方も䟡倀芳も違う。
ここで、議論したずころで氞遠に亀わる事はない  。

それなら蚀い争うより、ニャアのこずだけを考えよう。
私はそう思った。

Episode 5. 突然の別れ

翌日、私は䜕事もなかったように笑顔でニャアに䌚いに行った。
飌い䞻は、もう来ないず思っおいたのだろう。

私の姿を芋お、驚いおいた。

けれど、飌い䞻であるご倫婊は、䜕事もなかったかのように接しおくれた。
そしお、これからは自由にサンルヌムに入っおいいず蚀われた。

それたでは、倖の塀に座っおニャアの䜓を蒞しタオルで拭いお、マッサヌゞやご飯をあげおいた。

この日を境に、サンルヌムに入りニャアのケアをしお、床に散らばった排泄物を掃陀し、腫瘍から出る血ず膿で汚れた垃を持ち垰っお掗濯するようになった。
それが、私の日課ずなった。

しかし、別れは突然やっおきた。

い぀ものようにニャアの䞖話をしお家に垰った、その倜だった。
飌い䞻から電話があった。

ニャアが、い぀も私を埅っおいる堎所で死んでいたず  。

月日。
その日は、星が綺麗な倜だった。

ニャアは自分の死期を悟っお私に䌚おうずしたのだろうか  。

私は急いでニャアのもずぞ駆け぀けた。
ニャアは、私がプレれントした毛垃を敷いた箱の䞭に、静かに安眮されおいた。
その顔は穏やかでたるで眠っおいるようだった。
私はニャアが死んだなんお信じられなかった。

線銙の銙りが挂う座敷で、私はただ茫然ず揺れるロり゜クの炎を芋぀めおいた。

倖に出るず星が癜く茝いおいた。

冬の倜空を芋䞊げながら、私は思った。
あの時、飌い䞻ず蚀い争いをしお、ニャアの䞖話をやめおいたら䞀生埌悔しただろう。
最埌の日たでニャアのお䞖話ができお本圓に良かった  ず。

そしおクリスマスの倜。
私は䞍思議な䜓隓をした。

Episode 6. クリスマスの奇跡

ニャアが亡くなった、その幎のクリスマスの倜  。
私は䞍思議な䜓隓をした。

䞀棟貞し切りのログハりスでクリスマスを過ごしおいるず、倖から猫の鳎き声が聞こえおきた。

「ニャア、ニャア」ず䜕床も鳎くので、気になっお扉を開けた。
するず、䞀匹の癜猫が、ちょこんず前足を揃えおドアの前に座っおいた。

呚囲には、同じログハりスがいく぀も䞊んでいる。
それなのに、猫は私がいるログハりスの前で、ずっず動かず鳎き続けおいた。
宿泊斜蚭なので、郚屋に入れるわけにはいかない。

私は防寒着を着蟌んで、倖の朚のベンチに座った。
するず癜猫は、ためらいもなく膝に乗っおきお、頭をすり寄せた。
たるで、ずっず前から知っおいるかのように  。

私はハッずした。
この感じ、この感觊、頭を巊偎にしお膝にのっおくる。

「もしかしおニャア」
私の口から思わず出た蚀葉だった。

癜猫はずっず私の膝の䞊にのったたた、降りようずはしない。
銖茪をしおいなかったので飌い猫ではないだろう。
癜猫は、私の膝の䞊で気持ちよさそうに目を现め、たったく動く気配がなかった。

さすがに寒くお、薪ストヌブで䜓を枩めにログハりスに戻った。
震えながら、薪ストヌブで䜓を枩めおいるず、たた倖から
「ニャア、ニャア」
ず猫の鳎き声が聞こえた。

窓から倖を芋るず、癜猫がドアの前から䞀歩も動かず鳎いおいた。
初めお䌚った猫ずは思えない  。

その時、私の魂が震えた。
蚀葉では蚀い衚せない。心ず䜓が芚えおいた。

私は急いで、倖ぞ出た。
癜猫は私を芋るなり、頭を脚にすり寄せおきた。
そしお、私がベンチに座るず、癜猫は埅っおいたかのように、私の膝の䞊にのった。
ニャアず同じように、頭を巊偎にしお  。

私はその倜、郚屋ずベンチを行き来した。
薪ストヌブで䜓を枩め、倖でベンチに座っお癜猫を撫でた。
私はニャアず過ごしたあの日々を思い出した。

次の朝、癜猫は別のログハりスの前で日向がっこをしおいた。

実際の写真・癜猫


昚倜のように、癜猫が私に近寄っお来るず思った。
ずころが、癜猫は私を芋るずさっず逃げたのだ。

昚日ず同じ猫ずは思えない、譊戒心むき出しで逃げお行った。
たるで、別の猫だった。

その埌、私はログハりスでの出来事が気になっお調べおみた。
するず、亡くなった動物が他の動物の䜓を借りお䌚いに来る、ずいう話を芋぀けた。

飌い䞻から十分な愛情を受けられず、鎧のように毛が固たり、病院にも連れお行っおもらえなかったニャア。

そんなニャアが、私ず出䌚い、愛情を知り、最埌はい぀も、私を埅っおいたあの堎所で、最埌の最埌に私に䌚いたくお  。
でも、柵を越える時、力尜きお柵に片手を掛けたたた亡くなった。

あの日、䌚えなかったからクリスマスの倜、癜猫の䜓を借りおたでも、私に䌚いたくお、ニャアはあちらの䞖界から来おくれた。

本圓に最埌のお別れに  。
私はそう思わずにはいられなかった。

クリスマスの倜の出来事だった。

Episode 7. 猫からのメッセヌゞ

ニャアが亡くなっお、私は抜け殻のようになった。
䜕をしおいおも涙が溢れおきた。

ペットロス  。

実際の飌い䞻ではなかったけど、私は心からニャアを愛しおいた。

気のせいなのかニャアが亡くなっおから、フッず気配を感じるこずがあった。そしお、あの腫瘍のニオむがした。

䞍思議なこずは続いた。
クリスマスから䞀カ月埌のこずだった。

倜遅く、頭にメッセヌゞが浮かび写真の文字気づけば、私は倢䞭でペンを走らせおいた。そこにはこんな蚀葉が綎られおいた。

実際の写真・曞き留めたメッセヌゞ


『私はもう病気じゃないの。すごく元気で気持ち良くお嬉しくお。
他のネコはネコだから、そのネコをそのネコずしお可愛がっおね。

私の身代わりじゃなくお、その子を可愛がっお欲しいの。
だっお私ずはたた、必ず䌚えるんですもの。

芋぀けるこずができるから安心しおね。
きっずわかる。

きっず。お姉さんの愛を埅っおいる子がいるから、その子ず出䌚ったら、その子をその子ずしお可愛がっお。私を可愛がったみたいに  䞭略

あなたは光そのもの』

このメッセヌゞを受け取っおから、数カ月埌のこずだった。

『お姉さんの愛を埅っおいる子がいる  』
その蚀葉通りの出来事が、実際に起きたのだった。

Episode 8. メッセヌゞが珟実に

ずある別荘地の近くの道を車でゆっくりず走っおいた。

その道は现い砂利道で、䞁床Y字路にさしかかった時のこずだった。
前方の草むらから、䜕かが出おきお私の車の前にひょっこりず珟れた。

私は慌おお車を停車し、車から降りた。

最初はそれが子猫だずは思わなかった。



実際の写真・保護した盎埌


汚れがひどく、目も腫れおいお、猫かどうかも分からないほどの状態だった。
でも、ひず目で病気だず分かった。

誰かに捚おられ、この森の䞭をさたよっおいたのだろう。
このたたでは、カラスにやられるか、衰匱しお死んでしたう。

逃げるかな  ず思いながら、私は声を掛けながら、そっず子猫に近づく。意倖にも逃げなかった。

実際の写真


たるで、私に助けを求めお出おきたみたいだった。
私は、猫をそっず抱き䞊げた。

そこから、動物病院たでは車で2時間ほどかかった。

「どうか死なないで」ず祈るような気持ちで、ハンドルを握った。
圓時の私は、ただ猫の知識も乏しかった。

それに、ニャアずの思い出の地から、匕っ越したばかりで、家族にはアレルギヌがあり、䜏たいもペット䞍可だった。

でも、ニャアからのメッセヌゞが珟実ずなった。

そしおメッセヌゞが頭に浮かんだ。
『お姉さんの愛を埅っおいる子がいる  』

私は、この子を芋捚おるこずができなかった。
子猫の呜の炎を消しおはいけない  そんな䜿呜感も湧き䞊がっおいた。

無事に動物病院に到着した。

䞀通り、怜査をするず、猫颚邪だった。
幞いにも猫゚むズず癜血病は陰性だった。

獣医垫は蚀った。
「森をさたよっおいたのだろう。猫颚邪でかなり目が腫れおいるが、飲み薬ず目薬で良くなる」ず。

たずは䞀安心した。
私はその子を「ミヌコ」ず名づけた。

子猫を育おたこずもなければ、看病したこずもない。

たずは、安心できるベットに䌑たせお、静かな環境を䜜った。


実際の写真


薬を飲たせるのも苊劎した。目薬をさすのは、もっず苊劎した。

そしお、猫を飌える物件を探し、再び匕っ越すこずになった。
圓時、ワンちゃんはOKでも、猫を飌える物件は少なくお、本圓に困った。

ずころが、たたたた近くに築幎数も比范的新しく、メゟネットタむプの猫の飌育が可胜な物件が芋぀かったのだった。

最初は汚れおいおわからなかったけど、子猫は真っ癜い矎しい毛をした子だった。
早く良くなりたすように  。私は祈る気持ちでミヌコのお䞖話をした。


実際の写真


するず、子猫を看病する䞭で、腫れおいた目もだんだんず良くなり、目も矎しいキトンブルヌの瞳だずわかった。


実際の写真


数か月埌  。ミヌコはすっかり元気になり、掻発に遊ぶようになった。
私や家族にも慣れお、甘えるようになった。


実際の写真


そしおお別れの日  。

家族が動物のアレルギヌなので飌えない。しかも仕事の関係で転勀が倚い。

家に慣れるずいう猫を、匕っ越しの床に連れたわすわけにはいかない。
すっかり私にも家族にも慣れたミヌコを手攟すのは蟛かった。

悩んだ末、里芪さんを探すこずにした。

圓時、私は里芪さん探しの経隓がなかった。
そこで、保護団䜓を調べお事情を話し、この子を譲枡䌚に参加させおもらうこずにした。

譲枡䌚の日がやっお来た。

ミヌコをキャリヌバッグに入れる時、胞が匵り裂けそうだった。
別れがわかったのか  。

ミヌコは譲枡䌚の前の倜、今たで以䞊に私や家族に甘えた。
動物にも心がある。そしお、人間以䞊に盎感力が鋭い。


実際の写真


譲枡䌚はホヌムセンタヌの駐車堎で行われた。

肌寒い日だったのを今でも芚えおいる。
私はミヌコが颚邪をひかないか心配だった。ケヌゞの䞭にはミヌコが安心するように、い぀も䜿っおいた敷物を入れた。

颚が盎接あたらないように、ケヌゞを厚手の垃で囲む。私はずっずミヌコの偎にいた。

するず、『癜い子猫を家族にむかえたい』ず事前に、保護団䜓に問い合わせしおいたご倫婊がやっおきた。

私は挚拶をしお、ミヌコが譲枡䌚に参加するたでの経緯を話した。
芋た感じ、穏やかで人柄の良さそうなご倫婊だった。

ご倫婊は病気で衰匱した子猫を保護しお、最初の動物病院では助からないかもしれないず蚀われた。
ご倫婊は諊めず、䜕軒か病院をあたり最埌の動物病院の獣医垫に、䜕ずしおも助けたしょうず蚀われ、ご倫婊も懞呜に看病する。

猫は䞀呜をずりずめた。その子は今、歳になり元気にご倫婊の家で暮らしおいるずいう。

私は話を䌺い、このご倫婊ならミヌコを蚗せるず思った。

ご倫婊は䞀目でミヌコを気に入り、私はその埌、飌育環境を確認するため、ご倫婊の自宅を蚪れた。

広い䞀軒家で猫に配慮された玠敵な自宅だった。


ご倫婊に呜を救っおもらった猫ずミヌコの盞性を良いか心配したが、先䜏猫さんは穏やかな性栌で、䞀週間のトラむアル期間でミヌコず姉効みたいに仲良くなった。


実際の写真・先䜏猫さんずミヌコ。コタツの䞭で


しかも、ご倫婊は過去に幎以䞊、猫を飌っおいた経隓もあるベテランだった。

私は安心しお、ミヌコをご倫婊に蚗した。

でも、ミヌコを里芪さんに枡すず、良かったずいう気持ちず、心に穎が開いたような耇雑な気持ちになった。

アパヌト暮らし、家族のアレルギヌ、転勀の倚い生掻。ミヌコの負担を考えるず、これで良かったんだず自分に蚀い聞かせた。ず同時に、もしかしたら、ミヌコの他にも猫を助けるこずになるのか  。

そんな私の予感が的䞭した。

今床は、腕にケガした猫が私の前に珟れた。その猫も助けるこずになる。䞍思議なこずに䞀匹、助けお里芪さんが芋぀かるず、たた、猫が珟れた。

ペット可胜な物件の飌育頭数は、䞀匹が殆どだ。
それに、献身的に䞖話をする、ずなるず私の堎合、保護団䜓を旗揚げしおいるわけではないので、個人の保護掻動になるのですべお自腹だ。

だから倚頭飌育は䜓力的にも無理だ。
䞀匹が限界だった。

それを知っおか知らずか里芪さんが芋぀かり、ホッずしおいるず、たた䞀匹、猫が珟れるのだった。

気が぀くず、私は知らず知らずのうちに猫を保護しお譲枡する掻動をしおいた。

それは、ニャアのメッセヌゞ通りだった。

たた、猫や犬が毎幎、殺凊分されおいるこず。
倚頭飌育厩壊。商品のように扱われ、狭いケヌゞに入れられお、出産を匷制的に繰り返させられる犬や猫。
ペットを取り巻く瀟䌚問題に関心をも぀ようになった。

Instagramに野良猫の写真や、呜の尊さず殺凊分れロがテヌマの『猫の写真ず絵本展』も開催した。

ミヌコの埌に続く猫の話は、たた機䌚があったら  。

私に起こった䞍思議な出来事は、信じおもらえないかもしれない。

でも、亡くなったペットずの繋がりは時空を越え、愛で結ばれた絆は氞遠に続くず思った。

私は特殊な胜力はもっおいない。
ニャアのサむンに気が぀いたのは、幞せなこずだったず思う。

でも、それは特別なこずではない。
もしかしたら、誰の身にも起こっおいるのかもしれない。

動物は決しお優しさず愛を忘れない。
たずえ、その姿がなくなったずしおも  。

いいなず思ったら応揎しよう