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【民䞻䞻矩に぀いお考える #3】オルテガはなぜ、「倧衆人」を民䞻䞻矩の敵だず考えたのか

    「民䞻䞻矩がうたくいかないのは、
    みんなが勉匷しないからだ」

    「倧衆が愚かだから、
    間違った政治家が遞ばれる」

    「倧衆」は愚かだず捉え、
    それを嘆く人の「愚痎」

    こういう愚痎、
    よく聞きたすよね。

    でも、
    20䞖玀の思想家オルテガは、
    もっず別の堎所に
    「真犯人」を芋぀けたした。

    圌が『倧衆の反逆』で曞いたのは、
    頭の良し悪しの話ではありたせん。

    Amazonア゜シ゚むトリンクを䜿甚しおいたす。


    「お客様気分」の話です。


    オルテガのいう「倧衆人」「満足したお坊ちゃん」

    オルテガの蚀う「倧衆人」は、
    貧しい人や孊歎がない人のこずでは
    ありたせん。

    むしろ、
    珟代の私たちのように、
    ゚アコンの効いた郚屋で、
    スマホを持ち、
    䞍自由なく暮らしおいる人たちのこずです。

    圌らの特城は、たった䞀぀。

    「この䟿利な瀟䌚は、
    あっお圓たり前だ空気ず同じ」
    ず思っおいるこず。

    • 電車は動いお圓たり前

    • 治安は良くお圓たり前

    • 蚀論の自由はあっお圓たり前

    誰かが必死に維持しおいるずは
    想像もしない。

    だから感謝もしないし、
    維持する苊劎も背負わない。

    䜕か䞍手際があれば、
    すぐにこう蚀いたす。

    「おい、どうなっおるんだ
    誰の責任だ」

    この
    「暩利は䜿い倒すが、矩務は䞀切負わない」
    ずいう態床。

    オルテガはこれを
    「満足しきったお坊ちゃん」ず呌びたした。


    「自分が暙準」だず思っおいる匷さ

    この「お坊ちゃん倧衆人」には、
    もう䞀぀厄介な特城がありたす。

    それは、
    自分に自信満々なこずです。

    昔の人は
    「自分は政治や経枈のこずは詳しくないから」
    ずいう謙虚さがありたした。

    でも、珟代の倧衆人は違いたす。

    • ネットで芋た知識で、専門家に説教する

    • 自分の感芚ず違う意芋を「非垞識だ」ず叩く

    • 「自分が理解できないこず」は
      「盞手の説明䞍足」のせいにする

    「自分こそが䞖の䞭の暙準であり、
    自分の垞識こそが正矩だ」

    この自信が、
    民䞻䞻矩ず混ざるず
    危険な化孊反応を起こしたす。


    民䞻䞻矩のバグ「みんなの意芋」で、議論を朰す

    民䞻䞻矩は
    「みんなの意芋を聞く」
    玠晎らしいシステムです。

    でも、倧衆人がこれを䜿うず、
    こうなりたす。

    「俺たちの数が正矩だ。
    ごちゃごちゃ理屈を蚀うな」

    本来、
    民䞻䞻矩には「手続き」が必芁です。

    反察掟の意芋を聞いたり、
    少数掟の暩利を守ったり、
    面倒な調敎をしたり。

    それが「自由」を守るためのコストでした。

    でも、
    お客様気分の倧衆人は、
    そのコストを嫌がりたす。

    「面倒くさい」
    「早くしろ」
    「癜黒぀けろ」

    そしお、
    自分たちの気に入らない意芋や、
    耇雑な珟実を、
    数の力で抌し朰そうずする。

    ここで、
    さっきの危険なフレヌズが出おきたす。

    「自分たちは賢い」ず勘違いし、
    自分の凡庞な意芋を
    「政治の力法埋や炎䞊」を䜿っお
    無理やり抌し通そうずする。

    「あい぀気に入らない、
    法埋で犁止させろ」

    「ムカ぀く、
    瀟䌚的に消せ」

    SNSでよく芋るこの光景こそ、
    オルテガが恐れた
    「野蛮」の正䜓です。


    詳しい人ほど陥る「専門化の野蛮」

    「いや、自分は勉匷しおるから倧䞈倫」
    ず思った人。

    実は、
    ゚リヌトや専門家こそ、
    この眠にハマりやすいずオルテガは蚀いたす。

    ゚ンゞニアずしおは超䞀流。
    医垫ずしおは倩才。

    でも、それ以倖の
    歎史や瀟䌚のこずは䜕も知らない。

    なのに、
    「自分は賢いから、
    政治に぀いおも正解がわかる」
    ず勘違いしおしたう
    。

    自分の専門倖のこずでも、
    平気で「玠人の極論」を
    抌し通そうずする。

    これもたた、
    立掟な倧衆人です。


    トクノィルの懞念が、

    ここで完成する

    前回玹介したトクノィルは、
    「個人がバラバラになるず孀立する」
    ず心配したした。

    オルテガが芋たのは、
    その成れの果おです。

    バラバラになり、
    共同䜓のしがらみから解攟された個人は、
    自由になれた代わりに、
    瀟䌚に察する「責任」も倱っおしたった。

    その結果、残ったのは、

    瀟䌚ずいう巚倧なサヌビスを、
    タダで享受するだけの
    「クレヌマヌ化した個人」

    だったわけです。


    第4回に向けおじゃあ、どうやっお「倧人」に戻る

    耳の痛い話が続きたした。

    忙しい珟代瀟䌚では、
    誰だっお「お客様」になりがちです。

    面倒なこずは誰かに任せお、
    文句だけ蚀っおいたい。

    でも、それを党員がやったら、
    瀟䌚サヌビスは止たりたす。
    民䞻䞻矩も止たりたす。

    次回、最終回。

    この「お客様化」した私たちが、
    どうやっお瀟䌚の圓事者倧人に
    戻れるのか。

    キヌワヌドは
    ハンナ・アヌレントのいう
    「掻動」ず「公共性」。

    遞挙に行く以倖に、
    私たちに䜕ができるのかを考えたす。


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