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Photo byhananosu

ボランティア

    月2回、家事等の支援のボランティアを行っている。
    もう1年になる。
    訪問先は70代のお父さんと20代のお兄ちゃんの2人暮らし。奥様はずいぶんと前に他界されているらしい。
    お父さんは、色々とご病気をされ
    精神的にも不安定。
    公的な支援や介護を受け、なんとか年金暮らしというところ。

    太陽のいない家庭。
    なんだか薄暗くて淀んだ空気感。
    ここへ来ると何とかしなくては、
    無性に何かが掻き立てられる。

    呼び鈴が壊れた玄関の戸を開けると、今日も溜まったゴミやら洗濯物の山。
    真夏だというのにクーラーも扇風機も壊れている。
    お父さん大丈夫か?
    今日も生きているか?
    心配になる。

    前回必死に片づけた台所に、食べかけのカレーの鍋を発見。錆びついた炊飯器にも米粒の痕跡が。
    聞くに、お兄ちゃんが久しぶりに台所に立ったと言う。
    思い切って色々と処分して片付けた
    甲斐があった。
    ちょっとだけ、この家の生活が前進したのではないか。
    胸が熱くなった。

    つづく

     
     
     
    50 代主婦。ぐうたら族。趣味バレエ。ほぼ一人暮らし。 京都在住。日々の寂しさを埋めるために、月2回投稿目標。介護面白話集を収集中。

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