
楽天副社長からスタートアップへー取締役プレジデントCOO平井康文が語る、音声コミュニケーションの可能性。
こんにちは。RevComm(レブコム)HRです。
レブコムは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」という理念のもと、「話す、聞く、価値になるーMiiTel」を提供している会社です。
この度レブコムは、2025年7月1日の組織改編によりプレジデントならびにCOO(Chief Operating Officer)職を設置し、平井康文(ひらい やすふみ)が就任しました。
今回は、平井にレブコム参画の経緯、今後のレブコムの事業戦略や成長可能性について話を聞きました。IT業界において幅広い経営経験を持つ平井が、なぜレブコムへ参画を決めたのか、ぜひご覧ください。
<プロフィール>
取締役プレジデント&COO 平井 康文
1983年九州大学理学部数学科を卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社し、社長補佐、通信産業事業部長、理事ソフトウエア事業部長などを歴任。在籍中には米国ニューヨーク州のIBMコーポレーション本社経営戦略部門でも勤務。マイクロソフト株式会社(現日本マイクロソフト)で大手法人営業担当の上級役員を務めたのちに、シスコシステムズ合同会社代表執行役員社長として同社日本マーケットを統括。2015年からは10年間にわたり楽天グループ株式会社の副社長執行役員CIO兼CISO(Chief Information Security Officer)としてグローバル6,500名のエンジニア組織を統括。公益社団法人経済同友会幹事、東京音楽大学特任教授、スタートアップ企業社外取締役を兼任。
楽天副社長からの新たな挑戦ー音声コミュニケーションの可能性を確信し、レブコムへ。
—今回、レブコムへの参画を決意した最大の理由は何でしょうか。
今年の1月から外部アドバイザーとしてレブコムの経営全般を支援する中で、新年度に向けた戦略を策定する段階に至り、「アドバイザー」という立場ではなく、「当事者」としてレブコムにコミットすることが最善だと考え、参画を決意しました。
これまで、IBM、Microsoft、Ciscoといった外資系ITベンダーで約30年経験を積み、その後楽天ではCIOとしてテクノロジーパートナーと向き合ってきました。ベンダー側とユーザー側、両方の視点をレブコムに還元できると考えています。
—レブコムのどのような点に可能性を感じたのでしょうか。
電話・オンライン・対面の会話といったコミュニケーションが発生する全ての場所に対応する音声解析AIを提供し、音声データをビッグデータとして蓄積し、経営に活かすというビジネスモデルを日本初・日本発で提供している点です。
これまでのAI活用はテキストデータが主流でしたが、会話や対話の中にこそビジネスにおける重要なインサイトが眠っています。ここに着目した企業はこれまでほとんどありませんでした。一部の領域でサービスを提供している企業はありますが、対面・電話・Web会議といったあらゆるシーンの音声コミュニケーションを一気通貫で解析できれば、より大きな価値を生み出すことができると考えています。

ビジネス組織を改革し、レブコムの事業成長をドライブさせる。
ーレブコムの事業戦略にどのように携わる考えですか。
レブコムには、極めて優れたエンジニアリングとプロダクトの体制があります。CTOの平村、Research Directorの橋本が率いる開発チームは、卓越した技術力を誇ります。さらに、CPO重城が牽引するプロダクトチームは、大手グローバルIT企業にも引けを取らないマーケットインの発想を持ったチームが存在します。その上で今後重要なのは、このプロダクトの価値をどう市場に届け、お客様のビジネスに実装していくかです。マーケティング、セールス、カスタマーサクセスを次のステージへと進化させることで、マーケットへの価値提供を最大化させることが私の役割です。
—具体的にはどのようなことに着手しているのでしょうか?
Go-to-Market戦略を見直し、ビジネス部門の体制を再設計しました。まずはこの新体制を定着させることが重要です。
具体的な施策として、一点目が「エンタープライズマーケティングの確立」です。私たちが価値を届けたいお客様に確実に伝えられるよう、インサイドセールスへと接続するプロセスを構築しました。
二点目がセールスのお客様セグメント再編です。お客様の規模に合わせて営業体制を2つに分けています。大企業のお客様には専任のアカウントマネージャーが付き、お客様の課題解決を一貫してサポートできる体制にしました。中小企業のお客様には、お取引ごとに迅速な対応ができるような組織体制で運営していきます。三点目が、パートナー事業の再設計です。「アダプションパートナー」プログラムを新設し、導入設計から日々の運用サポートまで、従来当社のカスタマーサクセスが担ってきた領域を、信頼できるパートナーに任せられる仕組みを整えました。

音声解析AI「MiiTel」が目指す、次のステージ。
—今後MiiTelはどのようなビジネスツールへと進化していくのでしょうか。
音声はAI活用における重要な柱です。MiiTelは、ビジネスにおける音声を活用するプラットフォームへと進化しています。私たちは“音声データレイク”という、全ての音声データが集約される“湖”のような存在を目指しています。この“湖”に、さまざまなビジネスアプリケーションを繋いでいきたいと考えています。そのために、他社のSaaSやCRMにMiiTelの機能を組み込んでもらう「パートナーエコシステム」の構築にも力を入れています。
音声データから知見を導き出す技術精度にも、まだまだ進化の余地があります。7月に発表したMiiTelの生成AIソリューション「MiiTel Synapse」のCopilot機能(業務アシストAI)やAgent機能(業務代行AI)はまだステージ1であり、今後さらに磨き込みを続けます。
また、多言語対応も不可欠です。経済のグローバル化が進む中で、日本語と他言語を横断して洞察を引き出す機能が求められます。
これらの進化を世の中に広く知ってもらうため、私たちのビジョンを発信していく「エバンジェリズム」も重要です。9月17日に開催するレブコム初の自社カンファレンス「Beyond Communication 2025」も、その起点にしていきたいと考えています。
—海外展開についてはいかがですか。
現在インドネシアで約40名のチームを抱えており、現地のお客様から直接の引き合いも増えています。「ジャパンクオリティ」への信頼は非常に強く、製品品質やサポート体制を高く評価されています。
まずはインドネシアをハブに、シンガポールやタイなど周辺国への展開を支援できる体制を整備します。グローバルビジネスも私の管掌範囲であり、現地エンジニアの採用や開発体制の強化も進めていきます。
「人財共育」を軸とした組織づくり
—組織づくりにおいて、大切にしている考え方を教えてください。
シスコシステムズと楽天コミュニケーションズ在籍時に、「日本経営品質賞」を2度受賞しました。約30年にわたり学んできた経営品質の考え方は、レブコムでの最大のテーマになると考えています。
会社は、社員が自分らしく輝き、それぞれの目標を達成できる場所であるべきだと信じています。レブコムはバリューとして“HAPPY”を掲げています。

バリューに紐づいた社員の自己実現が、最終的にお客様の幸せにつながると考えています。就任後初の全社キックオフでは「人財共育」という言葉を掲げました。社員一人ひとりが“人財”として共に育む(はぐくむ)環境をつくる、これを支援することが私のミッションです。
タクティカルな戦術だけでなく、揺るぎない組織風土を築くことを、短期・中期・長期すべての軸に据えています。
—最後に、意気込みを聞かせてください。
このたびレブコムの経営リーダーシップチームに参加できたことを光栄に思います。素晴らしいチームだと自負していますし、その価値を社会にもっと認めていただくために努めていきます。お客様に信頼され、未来を託されるような関係を、一歩一歩築いていきたいと考えています。
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