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【学校と塾の交流】塾講師の利用方法【メリットデメリット】

    千葉県で「小学校の算数、塾講師を活用し学力を向上させる」検証を始めたというニュースを読みました。

    検証内容は「民間の進学塾の講師が1学期と2学期にそれぞれ20日間程度、小学5年生の算数を教える」ということです。

    私としては、

    取組みの狙いが分からない(=狙いが間違っていないか)


    という感想を持ちました。

    ーーー

    この授業を受けた子供の感想は、

    「担任とは違って塾の先生は追加した難しいことを言ってくれて、自分のためになるし、良かった」
    「塾の先生は小ネタをはさむのが上手。(担任と)大きく違う」「算数はすごく楽しくなって 好きになった」

    ということです。

    それはそうでしょう。

    学校の先生と塾講師は、「生徒の学力を上げる」「生徒の学習意欲を増加させる」という最終目標は一緒ですが、そこに至るまでの過程や、所属している組織など全く土俵が違います。


    学校の先生は、様々な学力の生徒と一日中顔を合わせ、多くの書類と格闘し、人によっては部活なども担当するという、多くのタスクと時間の制約があります。

    しかし、今回の実験方法ですと、塾講師は学校の先生の土俵に来て「たまに面白い授業をクラス全員向けではない」授業を行う形になりますから、(一部の生徒に)好評になることは決まっています。

    (むしろ、そのくらい生徒に好評にならないのであれば、その塾講師の能力が疑われるレベルです)

    ーーー

    ですので今回のように、塾講師に通常の授業を任せることは、狙いとして間違っていると思います。

    通常の授業を任せてしまうと、生徒たちは自然と「学校の先生と塾講師」を比較してしまいます。

    前述した生徒の感想にも「学校の先生と違って」というワードが入っているように、それは避けることは出来ません。

    そして、子供の比較というのは、そのまま人間性の比較につながってしまいます。

    塾講師の授業のほうが面白い   ⇒
    塾講師のほうが、人間的にも良い ⇒
    学校の先生を侮る。

    といった結果につながってしまい、今よりもさらに学校の先生の負担が増さないことを危惧します。

    ーーー

    しかし、今回の件はともかく、

    学校と塾の連携はもっと進めて良い


    と考えています。

    例えば、不登校や学級閉鎖などで理解が遅れている単元について、長期休暇を利用した補習を行なったり、もしくは、私立学校において学力上位者への授業を行い、さらに上位生徒を伸ばすきっかけとする。

    などであれば、どんどん取り入れて欲しいです。

    つまり、学校の先生の負担を減らしつつ生徒のためになるような形であることであれば、さらに連携を進める必要があると思います。

    以前私は、学習塾塾長を務めていたので分かるのですが、塾講師や学習塾にに対して拒否反応を起こす学校の先生は(多くはありませんが)いらっしゃいます。

    それもある程度は理解出来るのですが、大変革時代に突入している現在の教育業界全体を考えた場合には、学校と塾の好ましい連携を模索する必要があると思います。

    ーーー

    今回の件については、学校の先生側にとってあまりメリットがないものと私は考えていますが、学校側の多くの考え(特に現場からの)と現実を上手く混ぜ合わせ、今よりもスムーズに学校と学習塾の連携を取れる世の中になることを望みます。

    そんな世の中は、間違いなく生徒のためになると思います。



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    今回の画像は【yukiota】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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