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🌱 小さな物語|かたつむりさんの歩幅

ある日、
小さな葉っぱの上に、
かたつむりさんがちょこんとのっていました。

空を見上げると、
鳥さんがすいすい飛んでいきます。
足元では、ありさんたちが
せっせと前へ進んでいきます。

それを見て、
かたつむりさんは少しだけ思いました。

「ぼくは、おそいなあ」

「みんな、どんどん先に行くなあ」

すると、
葉っぱさんがやさしくゆれながら言いました。

「あせらない、あせらない…」

「だって、あなたには、
あなたの歩幅があるでしょう?」

かたつむりさんは、
しばらくじっとしてから、
ふっと小さく笑いました。

そうでした。
急がなくても、
ちゃんと進んでいたのです。

誰かの速さで生きなくていい。
誰かの形にならなくていい。

ゆっくりでも、
休みながらでも、
今日の自分が、昨日の自分より
少し前へ進めたなら、それでいい。

かたつむりさんは、
また一歩、また一歩、
自分のペースで進みはじめました。

あせらない、あせらない。

大丈夫。
花が咲く時も、
実がなる時も、
みんなそれぞれちがうのだから。

さく:ねもとまこ


📚 館長のあとがき

私は飛び込み開拓営業を40年続けてきました。

その中で、
人が苦しくなる大きな理由のひとつは、
「自分のペースを見失うこと」だと感じています。

営業の世界でも、
人生でもそうですが、
人はすぐに比べてしまいます。

あの人は結果が出ている。
あの人は評価されている。
あの人は前へ進んでいる。

そう見えると、
自分だけが遅れているような気持ちになります。

けれど本当は、
人にはそれぞれの歩幅があります。

勢いよく進める時期もあれば、
立ち止まる時期もある。
なかなか結果が見えない時期もあります。

でも、
動けないように見える時期にも、
心の中ではちゃんと育っているものがあります。

人は、
焦ると自分を責めます。
自分を責めると、ますます動けなくなります。

だからこそ、
そんな時に必要なのは、
もっと頑張ることではなく、
「今の自分の歩幅を認めること」なのかもしれません。

ゆっくりでもいい。
遠回りでもいい。
止まりながらでもいい。

大切なのは、
誰かの人生を生きることではなく、
自分の人生をちゃんと歩くことです。

かたつむりの歩みは、
遅いのではなく、
ていねいなのだと、私は思います。


🌸 まこの想い

この絵には、
「あせらない、あせらない…」
という気持ちを込めました。

人と比べてしまったり、
思うように進めなくて、
心があわててしまう時ってありますよね。

そんな時、
このかたつむりさんを見て、
「ゆっくりでも大丈夫なんだ」
と思ってもらえたらいいなと思いながら描きました。

小さな一歩でも、
前に進んでいることに変わりはありません。

見てくださる方の心が、
少しでもほっとゆるんでくれたらうれしいです。


✨ 今日の一言

あせらなくていい。
あなたには、あなたの歩幅がある。


🐘 まこってどんな人?

ねもとまこさんは、
夢・希望・笑顔・心の成長をテーマに活動する
イラストレーター・絵本作家です。

優しい絵と言葉で、
子どもから大人までの心に寄り添う作品を描いています。

オリジナルブランド
「はーとっと ~HeartがホッとするHotな仲間たち~」
では、見る人のHeartがホッとあたたかくなるような作品を届けています。

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