うたの輪"ティラノサウルス症候群"
鋭くなっていく牙
上がっていく立場
周りの人達が
離れてまた消えて行った
この世は弱肉強食
だけど強者は常に孤独
ただ虚しさだけ残る
段々と命蝕む猛毒
強いのが偉い?
そんな訳ない
だってもう誰もいない
だから餌も温もりも無い
...そんなこと
飢えて死ぬまで
気付かないなんて

◯詩について
テーマから何となくラップにしようと思い、ラップ調で詩を書きました。
"症候群"という事で、ティラノサウルスに変化して行く過程で、どの様な症状が複数現れ、それによってどの様なリスクがあるのかを考えつつ、食物連鎖の頂点であるという事が、どういう感じなのかを深掘りしました。
弱肉強食の世界では、強者が"偉い"と思われがちですが、肉が無ければ強者は生きられないですし、例えば草食動物が増え過ぎてしまえば、草を食べ尽くしてしまい、やはり生きられなくなる訳ですから、結局は持ちつ持たれつの関係であって、どちらが偉いなどという事は論理的に有り得ません。
従って弱肉強食の原理とは、元来調和の原理であって、そこに偉い偉くないという概念を持ち込んだのは、人間の願望に過ぎない…という考えです。