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【続々】わたしのAqours Documentary。〜地元愛まつり。ドキュメンタリーの向こう側〜

    「約束はできないんだけど、
    けど、あたしの中の目標を言わせて。」

    「またいつか、いつの日か。
    いつかわかんないけど。
    また、『Aqours』でステージに立つこと。」

    「でも、ごめん。いつかはわからない。
    けど、ずっとみんな、待っててくれる?」

    「永久で、い続けられるように。
    あたし、がんばるから!みんなもがんばって!」

    冒頭に書いたのは、
    フィナーレライブでの、斉藤朱夏さんの挨拶の言葉です。
    この言葉を聞いた時、聞いた後も、しばらく。
    自分の中では、様々な想いが巡っていました。

    「約束」はできない。
    これは「あたしの目標」。

    これは、単にフィナーレライブを終えて、
    次の9人が揃うライブの予定がない、
    ということそれ以上に、

    9人それぞれに、それぞれの「フィナーレ」という形への想いがある中で、
    それぞれの「Aqours」というものへの向き合い方がある中で、
    それを勝手にひとつにまとめて、
    「9人の約束」にすることはできないから。
    言葉を大切にする彼女だからこそ、
    「これは、あたし1人の。」
    「あたしの目標。」

    きっとそう思っていたのではないかな、と思います。

    そのような自分の想像はおそらく当たっていたと思います。
    公開された『Aqours Documentary』では、斉藤朱夏さんはこのような言葉を残します。

    「自分と、おんなじ気持ちになって欲しいと思うのはエゴだと思ってて、それを押し付けることは、やっぱ、できないですよ。」

    自分と同じ気持ちになって欲しいと思うのはエゴ。
    だから、彼女は
    「9人の約束」はできない、
    「あたしの目標」を言わせて。と、
    そういう伝え方をしたのだと、
    ドキュメンタリー映画はますますの確信を持って、自分に伝えてくれました。

    9人それぞれ、色々な想いがある。
    前提として、想いは、ひとつではない。
    だから、「想いよひとつになれ」なのだ。
    そんな背景は、『Aqours Documentary』はたくさん伝えてくれた気がします。

    そして、フィナーレライブから早4ヶ月。
    ドキュメンタリー映画公開から約1ヶ月。
    フィナーレライブ後初の9人全員が3日間に分かれ地元、沼津で登壇する「沼津 地元愛まつり2025」が2025年11月1日〜3日の3日間開催されました。

    果たして、どんな表情で、どんな想いで、9人は我々の前に登壇するのであろうか。
    それぞれがそれぞれの想いをさらけ出したドキュメンタリーを経て、
    どんな気持ちでファンの前に姿を現してくれるのだろうか。
    正直、想像ができなかった。という気持ちでした。

    ドキュメンタリーを経て、自分も「自分の理想をAqoursに押し付けるような向き合い方ではなく、
    Aqoursが見せたい景色や伝えたい想いを、素直に受け取りに行こう」、といったそう言った想いが1番にありました。

    だから、想像ができなかったし、どんな景色を見せてくれるか、予想もしていなかった。

    そんな気持ちで迎えた3日間の地元愛まつり。
    今回はその感想、受け取った想いを
    「ドキュメンタリーの向こう側」といったテーマで書いていこうかと思います。

    【続々】わたしのAqours Documentary。
    〜地元愛まつり。ドキュメンタリーの向こう側〜

    1.1日目(小林愛香さん、諏訪ななかさん、降幡 愛さん)

    11/1公演は、津島善子役 小林愛香さん、松浦果南役 諏訪ななかさん、黒澤ルビィ役 降幡 愛さんの3名が沼津のステージに登壇しました。

    3日間のメンバーを見ると、
    わいわいわい&Guilty Kiss所属の小林愛香さんと、
    わいわいわい&AiScReam所属の降幡 愛さん、
    割合的に3日間で1番「現役」に近い3人だったのかな、と思います。
    とはいえ、諏訪ななかさんは、フィナーレぶりの松浦果南役としての登壇。
    そして、翌日11/2は大切な誕生日。という中、沼津に駆けつけてくれました。

    もしかしたら、1週間前にお誕生日を迎えた小林愛香さんと合わせて、沼津での誕生日お祝いも行われるのかな〜。という楽しみな予感もありつつの初日の開幕。

    冒頭の「Main thema of LoveLive! Sunshine!!」。
    フィナーレぶりに聞く大音量でのメインテーマに「Aqoursに会える…!!」の想いも高まり、いざ開幕。

    まずは、朗読劇。(びっくり!)

    今までも地元愛まつり2023の幻日のヨハネ朗読劇コーナーや、シアターHで行われた「朗読劇 幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」で描かれたヨウの物語など、幻日のヨハネ展開では、存在した『朗読劇』のフォーマットでしたが、
    ついに、始めて『ラブライブ!サンシャイン!!』の世界観での朗読劇がおこなわれます。
    初日の主人公は、津島善子。
    彼女は「ヨハネちゃん」ではなく「善子ちゃん」と呼ばれ、物語がはじまり、
    改めて「ラブライブ!サンシャイン!!」の朗読劇だ…!と思いながら感じ入ります。

    3日間を通して、この朗読劇は、ラブライブ!サンシャイン!!シリーズの「とある楽曲」の制作秘話をストーリーにした物語が展開されます。
    「とある楽曲」は日替わりで、それぞれの日に登壇するメンバーが演じるキャラクターとも縁のある楽曲がテーマになり、劇中のセリフやストーリーからその楽曲を予想しながら朗読劇の世界に入っていくのも今回の楽しみの一つでした。


    自主練を組んでスクールアイドルの練習に励む善子とルビィ、時間が空いていた先輩の果南にも付き合ってもらう中での喫茶、松月での休憩。
    「沼津」でやることにも意味を感じさせる内容。

    そんな中、新曲の歌詞の制作をしているという善子。3年生が1年生の頃に作詞を担当していた果南は、「堕天使のチカラを使って書けばいいんじゃない?」と提案しますが、「それじゃ誰にも伝わらない歌詞ができるだけよ!」となかなかうまくいかない様子。

    中学の同級生とすれ違い、会いたくなくて「時よ止まれ!」と叫んでも時は止まらない。
    「私って普通なの。何か不思議なチカラがあればよかったんだけどな〜!」と善子。
    主人公:千歌がかつて言っていたような「普通」を口にする善子の姿は、今回の朗読劇の主人公は彼女である。という見る側の想いも強くします。

    「善子ちゃんって自信たっぷりだと思ってた。」という果南に、ルビィはAqoursに入る前の昔の善子について教えます。
    歌詞もひとりで作る!と意気込みながらも苦戦する「善子ちゃん、抱え込んじゃいがちだから」と寄り添うルビィ。
    そんな様子が、現役ユニット、わいわいわい&Guilty Kissの二つを「掛け持ち」する小林愛香さんの姿も重なりますし、それを見つめるルビィは、1年生組として、わいわいわいとして、そして地元愛1日目組と小林愛香さんを見つめてきた降幡さん自身の視点も重なります。
    前回のシアターHでの朗読劇ではヨウを主人公とした物語が描かれ、その姿はヨウだけではなく渡辺曜、そして演じる斉藤朱夏さんも重なるような描かれ方がされていたように思われました。

    今回の3日間の朗読劇も同じく、どこかキャラクターにキャストも重なるような作品になっていたように思えます。
    そして今回の朗読劇も、(株)SCRAPのシナリオライターの青柳潤也さんが脚本を手がけ、観客を巻き込む没入感のある物語が展開されます。

    果南とルビィは、善子に自信を持ってもらうために、沼津駅前で「時が止まる」フラッシュモブを仕掛けます。沼津駅前の人々を演じるのは、キラメッセぬまづに集まる観客たち。
    善子の「時よ、止まれー!!!」の合図で果南、ルビィと共に観客たちの動きも止まります。
    そんな没入体験も楽しみつつ、
    善子は果南とルビィに教えられ、「1人で抱え込まず、仲間と『共鳴』する時に生まれるチカラを信じる」という答えに辿り着きます。

    『共鳴』、すなわち、『レゾナンス』。

    善子は歌詞を書きあげ、Aqoursの大切な楽曲がひとつまた増えた!という物語でした。

    フィナーレを終えて、
    幻日のヨハネの主人公ヨハネ、だけではなく。
    ラブライブ!サンシャイン!!の津島善子が主人公の新しい物語をこうやって味わえることも夢のような体験。
    そして、このような物語が生み出されたことは、
    小林愛香さんにとっても非常に大きかったのではないかな、と感じました。 

    小林さんは、ドキュメンタリーでもあまりスポットライトの当たらなかったメンバーの1人。

    浦ラジにおいては「ドキュメンタリーはいらない派だったからな〜〜笑」「Aqoursの伝えたいことはいつもステージで伝えてきた」と気持ちを伝えていた彼女だからこそ、こうしてドキュメンタリー後にステージ上でキャラクターと想いを通わせ伝えられる場所があったことはひとつ、ファンとしても安心できたところですし、
    わいわいわい、Guilty Kiss、その他少人数編成のAqoursも含めて最もステージに立ち続けてくれた小林愛香さんに「1人で背負いすぎないで」と優しく伝えるところも、
    「見られてよかった景色」だったのかもしれません。

    「1人で背負いすぎないで」。
    この朗読劇のテーマを思わせる場面はこの3人によるトークコーナーでもありました。

    諏訪ななかさんへの投書箱、
    「ライブの冒頭でハグをする時に、どのようにハグをする人を決めているんですか?」という質問に、「ランダム。右か左か。ランダムです。」と答える諏訪さん。
    それに「ランダムだったんだ。」「その日1番頑張る人にしてくれてるのかと思ってた」と驚く小林さんに、「近年はさ、1人が頑張るんじゃなくて、みんなが頑張るから…」と答える諏訪さん。

    「近年は」という独特なワードセンスに和やかになる会場でしたが、自分はこの言葉にすごく「ドキュメンタリーの向こう側」を感じていました。

    「ランダム。」と言ってはいましたが、
    もしかしたら、ドキュメンタリーでも描かれていた「ひとりが頑張るAqours」「ひとりが背負うAqours」というものに対しての彼女なりの「アンチテーゼ」だったのではないか。と。

    ドキュメンタリーでも口数は少ないほうだった諏訪さん。
    でも彼女の奥底の多くを語らない美学や、メンバーへの優しさの美学は彼女の言葉や行動の端々からたくさん感じて来れたと思います。

    今回の「その日頑張る人にしてくれてるんだと思った」とあの頃の青春の思い出と、この感謝を諏訪さん本人に伝えた小林愛香さんもひとつの愛ですし、
    それに対して「近年は、1人が頑張るんじゃなくて、みんなが頑張るから」と返した諏訪さんも、またひとつの愛。

    ドキュメンタリーでの伊波さんの「いろんな形の想いがあって、いろんな愛がぶつかり合っちゃう。」の言葉が思い出されます。
    でも、その「いろんな愛のぶつかり合い」って、こんなに優しいぶつかり合いだったのだな。と感じ入ってしまいました。

    そして、ライブパート。

    Day1 セットリスト
    01.Deep Resonance
    02.夜空はなんでも知ってるの?(黒澤ルビィ)
    03.メタモルフィズム(松浦果南)
    04.コワレヤスキ(津島善子)
    05.ハミングフレンド(昼)
     SORA,FUJI,SUNSHINE!(夜)
    06.Woder sea breeze

    『共鳴』、すなわち『レゾナンス』 。
    その予感通りに、善子が冒頭の朗読劇で制作していた楽曲は「Deep Resonance」。
    津島善子センター楽曲としての代表格のこの曲に彼女自身による作詞エピソードが追加されたことも、フィナーレを経た後とは思えないくらいびっくりなプレゼント。

    また、初日組は、まさかの「ユニット曲のソロカバー」。
    各々のソロイベント(特に直近に行われたAIKA BIRTHDAY 2025「HOME PARTY」)でも解禁され始めた「ソロカバー」ですが、地元愛フォーマットで初。
    この選択をしたのは、
    CYaRon!、AZALEA、Guilty Kissから1人ずつメンバーのいる、降幡・諏訪・小林のトリオならでは。
    夜空はなんでも知ってるの?終わりに、降幡さんの肩に諏訪さんが寄り添うところからメタモルフィズム、
    メタモルフィズムの最後の蝶の羽根の演出の片翼を小林さんが担ってからのコワレヤスキ…という挑戦的な演出も、フィナーレ後、とは思えないくらいの挑戦心。

    そして、最後の楽曲は幻日のヨハネから、
    「Wonder sea breeze」。

    幻日のヨハネの3daysライブを最後になかなか聴くことはできないだろうな、という楽曲の披露に沸く会場。

    そっか、CYaRon!、AZALEA、Guilty Kissだけじゃなく、
    この3人は
    Be as one!!組、R・E・P組、Hey,dear my friends組から1人ずつの選出でもあったな、と気付かされる選曲。

    「1〜9」のカウントアップからのサビの部分含めて、少人数編成ながら、「9」で立っててくれているな。という気持ちに。

    サンシャイン!!↔︎幻日を行き来するようなこのセトリ。
    着用衣装となった「BANZAI! digital trippers」の初音ミクのチカラを借りて、びゅうおのゲートから世界を行き来したのかな、みたいな妄想も楽しい今回のセットリスト。

    「ドキュメンタリーの向こう側」という視点では、

    「キミとキミと歌えるなら 怖いものナイかも?
    無敵だよ」

    「広い 広い 海の果て キミと出逢えたことで
    どんな時も立ち向かえたんだ」

    「キミとキミと笑えるなら
    昨日さえもキラキラ 素敵でしょ?」

    そう歌う「Wonder sea breeze」を選出したのが、
    主将:小林愛香の3人らしいな…というか。

    ドキュメンタリーに対して「大変なこともたくさんあったけど、それでも嬉しいこと、楽しいことはそれ以上に多かった」とこぼしていた小林さん。

    そんな彼女は、さらけ出した過去さえも肯定し、「キミと笑えるなら昨日さえもキラキラ」という歌詞があるこの曲を選んだのかな、とか。
    そんな想いも感じてしまいました。

    そして最後の降幡さんの挨拶。
    「Aqoursとしてステージに立てて、私は本当に幸せだな!と思いました!」と降幡さん。
    言葉そのもの以上に、表情声色、全てからその想いが伝わってきました。

    フィナーレ後もわいわいわいや、AiScReamとしての「黒澤ルビィ役」としての登壇が多かった彼女だからこそ。
    「Aqoursとして」という言葉はきっと特別で。

    ドキュメンタリーでは重たい言葉も多かった彼女の真っ直ぐな想い。

    「9人で何かをやりたい」

    「フィナーレを迎えたその先で真正面からこの9人でよかったと言いたい」

    「この10年間でやってきたこと全てが、私のやりたかったことの全てでした」

    を経た彼女の
    「Aqoursとしてステージに立てて、私は本当に幸せだな!」の言葉は、これも間違いなく「ドキュメンタリーの向こう側」。

    初日公演にして、早速それぞれの「ドキュメンタリーの向こう側」を見せてくれた3人でした。

    ☀#じもあい2025_Day1☀
    ラブライブ!サンシャイン!! 沼津地元愛まつり 2025

    Day.1にご参加いただきありがとうございました✨

    地元愛まつりはまだまだ始ったばかり💨
    明日も楽しみましょう!#lovelive #Aqours pic.twitter.com/940VveP5pB

    — ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) November 1, 2025


    2.2日目(伊波杏樹さん、逢田梨香子さん、鈴木愛奈さん)

    2日目は、高海千歌役 伊波杏樹さん、桜内梨子役 逢田梨香子さん、小原鞠莉役 鈴木愛奈さんの3人。


    自分は3日間で1番この日の3人を見ることに緊張、ドキドキしたかも。というキモチがありました。

    Guilty Kissとしては、フィナーレ後も登壇があった逢田梨香子さんと鈴木愛奈さん。

    中でもリーダーの伊波さんは、フィナーレやドキュメンタリーの後にどのような思いでまたステージに立ってくれるのか。

    個人のラジオでも、大切な「高海千歌」との思い出を自分の本棚に大切にしまい、また開く時が来るのが楽しみだ、と言っていた彼女がどのような思いでまたステージに立ってくれるのか。
    それを見届けるのが楽しみであり、自分の中でとても大きいことであり。

    そんな緊張もありながら会場に向かう中で、
    逢田梨香子さんからのポスト。

    めちゃくちゃ気合い入っております☀️

    楽しくならないわけがない!
    3人で頑張るよー✨🍊🌸

    ☀#じもあい2025_Day2☀ https://t.co/zUFtBl4KiB

    — 逢田梨香子 (@Rikako_Aida) November 2, 2025

    「楽しくならないわけがない!」
    自分にとってAqoursの現在地をいつも教えてくれる存在である逢田梨香子さんのこの言葉で、
    「今日はすごく楽しい日になるぞ!」と少しの緊張も楽しみに変わり、期待ばかりをして、会場に向かったのを覚えています。

    2日目も、朗読劇からのスタート。

    2日目の朗読劇のテーマは『冒険への出発』。
    『冒険』というテーマの楽曲は多くある中で、
    様々なセリフやワードからだんだんと千歌と梨子が作っている楽曲が分かってくるのも謎解きみたいで楽しい。

    特に前半は千歌と梨子のコミカルな演技も多かったですが、
    「梨子ちゃんの隣が1番自然体で高海千歌でいられた」の伊波杏樹さんと、「あんちゃんとAqoursに対する思いや進みたい方向が常に同じだった」の逢田梨香子さんの2人の生芝居をドキュメンタリーを経て見られたこと、
    その2人に鈴木愛奈さんが入り、Aqoursの空気になっていくところ含めて、見られて非常に嬉しかった光景でした。

    特に今回舞台になった「The Old Bus」は
    自分も沼津でとても好きな場所。

    元々横浜でバーとして使われてた古いバスがスクラップ寸前で沼津に運ばれて、今もカフェバーとして憩いの場所になってるThe Old Bus、廃校した浦の星女学院の物語も重なる場所が今回朗読劇に取り上げられたのも凄く嬉しかった。
    #じもあい2025_Day2 pic.twitter.com/0DRW6pjjYT

    — レ (@regzamaru610) November 2, 2025

    横浜で元々「バー ジャックナイフ」として利用されてた古いバス。
    それがつかわれなくなってスクラップ寸前になり、そんな中、沼津に運ばれて、
    今はカフェバーとして憩いの場所になっている。
    そんな少し「浦の星女学院」の物語も重なる場所が鞠莉、千歌、梨子の物語の舞台になったことも嬉しい。

    2日目の朗読劇は、作詞に悩む千歌を、作曲担当の梨子と先輩の鞠莉が連れ出してインスピレーションの旅に出る…というストーリー。

    特に鞠莉の口から話される「自分で選ばなかった道」といったテーマ。
    彼女が一年生の時のイタリア留学の話が、今改めて聞けたことも嬉しかったです。

    この「選ぶしかなかった道の先」というワードは、
    ドキュメンタリーで伊波さんが残した、コロナ禍のライブ中止の時の「直前まで頑張ってくれてる人がいること、たくさん知ってた。
    受け入れるしかなかった…、、うん、受け入れる、"しか"なかったな…」
    という言葉も重なります。

    鞠莉が千歌に伝える「やり残したことにも、意味がある」という言葉は、そのままこの朗読劇を制作秘話として作られる楽曲。
    そして、キャストである彼女たちが選んだ後半のライブのセットリストにも繋がってきます。

    Day2 セットリスト
    01.Fantastic Departure!
    02.Hop?Stop?Nonstop!
    03.Next SPARKLING!!
    04.待ってて愛のうた
    05.SUKI for you,DREAM for you!(昼)
      Landing action Yeah!!(夜)
    06.smile smile ship Start!

    朗読劇のテーマ、『冒険への出発』を経て歌われる曲は、「Fantastic Departure!」。 



    後半5年、特に「2020年」を象徴する楽曲の披露に、感無量。


    逢田さん曰く「Finale Liveでやってない曲で、私たちが今届けたい曲を3人で選曲しました!」とのこと。
    そして、そのセットリストの元となった、
    「仮々のセットリスト」は他でもない伊波杏樹さんから渡された、ということ。

    「今、届けたい曲」「3人で歌いたい曲」の元となった案を伊波杏樹さんから発案した、
    このことは、ドキュメンタリーを経た上できっとファンにとってもすごく大きなことだったように思えます。
    もちろん、メンバーにとっても。

    ドキュメンタリーで、「素の部分は分からない」と伊波杏樹さんについて表現していた逢田梨香子さんだけに、彼女の「仮々のセットリスト」は本当に嬉しかったらしく、このイベントの最中もずっと楽しそう。

    特に「お互いの可愛いところ」を言い合う昼のコーナーでは、鈴木愛奈さんの問題発言も目立ちつつ、伊波杏樹さんの可愛いところを「あんちゃんの素が見えるところがとても可愛いし、今回のリハではたくさん素が見えた」と言っており、とても楽しいリハ時間を過ごせたのだな、と感じることができました。
    ???「足裏が…、そそるのよ…」

    鈴木愛奈さんも、Hop?Stop?Nonstop!等の自身にスポットが当たる曲もありつつ、
    「沼津でNext SPARKLING!!を披露できて、嬉しかった」と伊波杏樹さんの仮々のセットリストに想いを寄せて、嬉しそうな様子。

    この「仮々のセットリスト」という言葉選びからも。
    きっと、逢田梨香子さんと鈴木愛奈さん、
    2人分の「仮」がついてたんじゃないかな、と思う自分の想像。
    でも、2人も「この曲歌いたかった」とその伊波さんの想いに心を寄せ、何より「あんちゃんがセットリストを持ってきてくれたことが嬉しい」と、そんな想いも伝わってくるのがファンも嬉しくて。

    コロナ禍を象徴する、Fantastic Departure!やSUKI for you,DREAM for you!などの披露もとても嬉しく、今まで、2023の地元愛まつりは劇中歌セトリ、好きな曲は「決めたよHand in Hand」という「μ'sに憧れて駆けていたAqours」を大切にしてきた伊波さんから、「後半の5年」のAqoursへの想いを改めて知ることができたような想い。
    その上で歌われる、大切な大切な劇中歌「Next SPARKLING!!」も、感涙でした。

    「ひとりひとりは違っていても同じだったよ
    今この時を大切に刻んだのは」

    という歌詞も「ひとつになる」ことの苦しさ難しさを描いたドキュメンタリーの後に歌われるからこそ。

    フィナーレを経て歌われる「新しい輝きへと、手を伸ばそう」の歌詞も。今だからこそ刺さる。

    次曲、フィナーレで「永久の砂時計」を作り上げた後に歌われる「待ってて愛のうた」。
    「砂時計つくれるかな?」のフレーズも感慨深いですし、

    SUKI for you,DREAM for you!(昼)、Landing action Yeah!!(夜)といった、前半5年、後半5年の「大好き」「遊ぼうよ!」の想いが詰まった昼夜日替わりもグッと来るところ。

    そして最後の楽曲は「smile smile ship Start!」。
    朗読劇の「やり残したという、その想いにも、意味がある」というセリフはこの楽曲が象徴する思い出が1番大きく存在したのかな、と感じます。

    冒頭にも書いていた通り、
    自分はこの地元愛まつりにおける、自分のスタンスは、ドキュメンタリーを経て、「自分の理想をAqoursに押し付けるような向き合い方ではなく、Aqoursが見せたい景色や伝えたい想いを、素直に受け取りに行こう」、といった想いでした。
    披露してくれる楽曲も「想像ができなかったし、どんな景色を見せてくれるか、予想もしていなかった。」というところ。

    そんなスタンスの中で、
    正直のところ、Fantastic Departure!もsmile smile ship Start!も、「絶対聴きたい!」って思いは、もう、なかった。と言っていいと思います。

    「聴きたい」と願うことは「背負わせる」ことだな、と思っていましたし、
    ドキュメンタリーを経てその想いはますます強くなっていたかもしれません。
    そして何より、自分は6月のフィナーレの時点で、彼女たちの見せてくれた10年間に悔いがなかった。すっきりと区切りがついていたのです。

    それでも、
    「smile smile ship Start!」のイントロが流れてきた時、自分でも想像できないくらいの涙が流れました。

    あぁ、自分は悔しさとか、ままならなさとか、
    たくさんの寂しさとか、
    永久stageやドキュメンタリーでたくさん飲み込んでいたのだなぁと自分の涙で実感しました。

    フィナーレという別れや、ドキュメンタリーを通してたくさんの言葉を受け止めて、自分なりに消化して、飲み込んできた、ここしばらくの期間でした。

    受け取った想いから生まれた自分のたくさんの想いを文字にして、自分の中でも飲み込んだと思っていました。
    自然と「Aqours」を受け入れられたと思っていました。
    多分、どこか自分は「必死」だったんだなぁ、と自分の涙で気づかされました。

    最後の挨拶で逢田さんの明かした
    「フィナーレ後、どんな気持ちでAqoursに向き合うんだろうって分からない気持ちもあって」
    「フィナーレで閉じ込めようと思っちゃった気持ちもあって」の言葉。

    自分にとっても、もしかしたら、知らずに「閉じ込めなきゃ」って思っていた想いもたくさんあったのかも、とこの言葉を聞いて重ねてしまいました。


    でもフィナーレやドキュメンタリーを経て、
    この地元愛まつりで、またAqoursに会うことができて。

    気持ちを閉じ込めずに流すことができた涙は、
    久々に流した100%の嬉し涙だったかもしれません。
    そんな自分の気持ちも、嬉しかった。
    そんなsmile smile ship Start!でした。

    「私たち自身がめちゃくちゃ楽しんだ」とこぼす3人。

    最後に各々の気持ちを話す3人。
    「Next SPARKLING!!を沼津のこの地で歌えて嬉しかった。」
    「あんちゃんが提案してくれたセットリストたちの楽曲が、沼津で歌えて嬉しかった。」と鈴木愛奈さん。

    「Day1、Day2、Day3とそれぞれの3人でしか出せない空気感を楽しんで欲しい」と伊波さん。
    高海千歌役伊波杏樹さんの挨拶が3人の中で「最後」ではなくなったこともひとつ、肩の荷を下ろせたのかな。とも思う順番。
    「帰るまでが地元愛まつり!!!」と最後の逢田さんに繋ぎます。

    「今日ずっとうるうるしてんのよ。」
    「終わっちゃうのがすごい寂しい」

    「フィナーレ後、Aqoursとしてどういう気持ちで立つか分からないこともあった。」
    「でも3人でリハをするとすごい楽しくて」
    「Aqoursの曲歌うの、やっぱ好きだなって思ったし」
    「フィナーレ(を迎えたということ)で、(Aqoursへの)気持ちを閉じ込めようと思っちゃったこともあって…」
    「リハの時間も尊くて、楽しかった」

    と涙を流しながら心を明かしてくれた逢田さん。

    フィナーレへの思いとか、心の区切りとか、
    ドキュメンタリーでも明かされる「フィナーレ賛成派」だった逢田さんだからこそ、
    「フィナーレ後のAqoursに、どう向き合うか」、
    迷うこともあったのでしょう。

    「Aqoursの曲歌うの、やっぱ好きだなって思った」。
    彼女は泣きながら、伝えてくれました。

    その言葉を聞きながら、
    「歌いたいから、歌ってるよ」という、
    先ほど歌われたsmile smile ship Start!の歌詞がよぎりました。
    それでいい、それでいいんだよ。と思いました。

    そんな逢田さんの涙に、伊波杏樹さんは「わかる、わかるよ。」とうなずきます。

    自分の想像だと、
    例えば「りこちゃん何泣いてんだよ!!!」とか
    「今日泣かないっていってたじゃん!!!」とか
    今までの伊波杏樹さんならきっとそういう言葉が出てくるのかな、と思っていました。
    「それぞれに想いがあって、そのそれぞれが間違いじゃない」、リーダーとしての立場上、特定の誰かの想いに深く頷くことはせず、また、自分の想いもいつからか言えなくなって言った。
    それがここしばらくの自分にとっての伊波杏樹さん像でした。

    しかし、この日は逢田梨香子さんの想いにも、深く頷き、自分の想いも紡ぎ出します。

    「仮々セットリスト」を持って行った時の話、
    鈴木愛奈さんと逢田梨香子さんがそれを
    「いいじゃん!」と言ってくれて嬉しかった時の話。
    「こうして広がっていくことで、Aqoursをまだまだ続けられるんだ」と希望に満ちた挨拶をする伊波杏樹さん。

    高海千歌役伊波杏樹としての挨拶は逢田さんの前で一度終わっているはずですが、それでも最後に逢田さんの言葉を受けて改めて自分から言葉を紡ぎます。
    ひとつ、確かに肩の荷を下ろしたとは思いますが、それでも「あぁ、やっぱり背負う人だなぁ。」と改めて感じ入りました。

    ドキュメンタリーを経て、手の内を明かして、
    さらけ出して、荷物を下ろして、
    おこがましいかもしれませんが、
    「変われた」のかな。とか。
    新たな道を進み始めた伊波杏樹さんの姿を見て強く思いました。
    「ドキュメンタリーの向こう側」はこの部分に一番感じられたのかな。と思います。

    涙あり、笑いあり。
    とにかく3人もすごく楽しい期間を過ごしてきたのが伝わった2日目。

    ☀#じもあい2025_Day2☀
    ラブライブ!サンシャイン!! 沼津地元愛まつり 2025

    Day.2にご参加いただき、ありがとうございました✨

    明日はいよいよ最終日!もりあがっていきましょう!#lovelive #Aqours pic.twitter.com/kUb1wDMnHz

    — ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) November 2, 2025

    初日、2日目の想いを引き継いで、
    最終日。3日目の地元愛まつりが始まります。


    3.3日目(斉藤朱夏さん、小宮有紗さん、高槻かなこさん)


    3日目のメンバーは、渡辺曜役 斉藤朱夏さん、黒澤ダイヤ役 小宮有紗さん、国木田花丸役 高槻かなこさん。

    高槻かなこさんは前日までの音読朗読劇の自身出演分の千秋楽を終えて駆けつけてくれました。
    小宮有紗さんはAiScReamのラブブースターゲストとしての出演以来の舞台。

    そして、斉藤朱夏さんは、昨年の地元愛まつりは涙を飲んだ欠席。リベンジとなる今年2025年の参加でした。
    きっと、その時に披露することができなかった楽曲を持って、この日、立ってくれているんだろうという予感がありました。

    3日目の朗読劇は、国木田花丸役高槻かなこさんのモノローグからはじまります。

    3連休の自身も出演する朗読劇から駆けつけてくれた高槻さん。
    彼女の出演するミュージカル等も見に行ったことがあった自分としては、その演技力を存分に「Aqoursファン」にたくさん見てもらえることがなんだか嬉しくもあり、
    全力なコミカルな中にもシリアスな集中力もある彼女らしい演技は「国木田花丸」としても存分に生かされます。

    国木田花丸のモノローグ。
    「Aqoursに入り、まさに小説に出てくるような、きらきら輝く上級生に出会った」という花丸の「あこがれ」が語られる朗読劇。

    花丸にとって、「曜ちゃん」、「ダイヤさん」の2人は、それぞれ、かっこよくて可愛くて、才色兼備、綺麗なキラキラした上級生。

    「シンデレラ」の児童読み聞かせ会の主役にそんなキラキラした曜とダイヤを誘った花丸でしたが、2人の衣装や舞台装飾へのこだわりに、どんどん劇の規模はエスカレートしていく。
    そんな2人を「やっぱりすごい。」
    「マルにはできないことをどんどんやってくれる」
    「時々眩しくて目を開けていられなくなる」と話す花丸。

    ここの部分はどこか、Aqours Documentaryの、
    冒頭、初顔合わせを振り返る高槻さんの言葉。

    「私は歌は独学だし、みんな、ダンスやってました〜とかで。すご……、みたいな。」
    「でも、嬉しかったです。『新しい仲間』ができたことが。」

    当時20代前半のAqoursに入りたてのころの彼女の不安や、同じ芸能の道を歩む仲間ができたことを喜ぶ言葉と重なります。

    国木田花丸と高槻かなこさんはとても重なるところが多い2人だと思っていますが、この朗読劇は高槻さんの名演もあり、非常にこの2人が重なってみえました。

    話が進む中で、
    ダイヤの憧れ、曜の憧れについても語られます。
    ダイヤの憧れは、「μ'sの絢瀬絵里さん」。
    会場ではこのサプライズに歓声も漏れます。

    Aqours Documentaryでの「μ'sへの言及禁止の時代」を振り返るとこのサプライズもますますひとしおです。

    そして、曜の憧れは「千歌ちゃん」。
    「私にはもってない力を、いっぱい持っている」と曜。
    アニメシリーズ全体を通しての、
    普通怪獣・千歌→曜の想い、
    そして、2期11話「浦の星女学院」。
    閉校祭での
    「私ね、千歌ちゃんに憧れてたんだ。」のセリフも思い出されます。

    そして、アニメを終えた今の『渡辺曜』としては、
    高坂穂乃果や上原歩夢らと共に映ったアジアツアーのキービジュアルも頭をよぎったかもしれません。

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    — ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) January 17, 2025


    そして、そのアジアツアーで、Aqoursの「大船長」としてステージに立った斉藤朱夏さんの姿も。

    朗読劇は、「憧れがあるから頑張れる」
    「憧れそのものにはなれないけど、その憧れの気持ちがあるから、いろんなものに挑戦できる」という話へと進んでいきます。


    曜、ダイヤの話を聞いた花丸は、
    自分の「あこがれ」を口に出し、
    児童読み聞かせのシンデレラを演じることになりました。

    曜が作ってくれたシンデレラの衣装を身に纏う花丸。
    「ドレスもとても素敵ですわ!」
    「Aqoursのみんなも見に来てるよ!」

    どこか、ラブライブ!の「Love wing bell」の物語も重なるオマージュの朗読劇にて、上記のセリフが心を込めて読まれること。

    高槻かなこさんがこの朗読劇の主人公をつとめることとなったことも含めて、これ以上は文字や言葉にすることはしませんが、
    自分は、この物語から、『チームラブライブ!サンシャイン!!』からの気持ちを感じた気がしました。
    そしてそれを見て、ここ数ヶ月自分の中にあった心の奥底の氷が溶けて行くような気持ちになりました。
    自分が、胸の奥のどこかで、ずっと「見たかった景色」がこの朗読劇にあったのかも。

    そして、花丸の『あこがれ』の物語は幕を閉じ、
    「千歌ちゃんみたいにその気持ちを歌詞にしたい」
    ととある曲を作る…でというところで物語は幕を閉じます。


    Day3 セットリスト
    01.僕らの走ってきた道は…
    02.海空のオーロラ
    03.WHITE FIRST LOVE
    04.あこがれランララン
    05.夢で夜空を照らしたい
    06.Thank you,FRIENDS!!(昼)
     なんどだって約束!(夜)

    3日目の開幕曲は、「僕らの走ってきた道は…」。

    朗読劇でも語られた「憧れは、千歌ちゃん」の言葉を聞いてからの、
    渡辺曜役:斉藤朱夏の「……そうです!!」。
    フィナーレとドキュメンタリー、さらに万博ライブを経て、もう、迷いはない、と言ったように見えました。


    「幕が上がったら、ずっと歌っていたいね」
    TVアニメ2期最終話の「WONDERFUL STORIES」で一度幕を下ろし、劇場版の「僕らの走ってきた道は…」で再び幕を上げたあの時のように。
    フィナーレライブで一度幕を下ろした「Aqours」がもう一度幕を上げる。
    これはきっと、初日→2日目とバトンを繋いできた3日目だからこそできた演出だったのかな。とも思ったり。

    次曲からはソロ曲パート。
    渡辺曜は待望の「海空のオーロラ」。

    フィナーレライブ前に、明確に「やり残していたこと」だったのかもしれません。
    昨年の地元愛まつりのリベンジで今年の地元愛まつりで初の披露。

    そういう背景もあり、
    この楽曲については、多めに語らせていただきます。

    まず、この楽曲に込められた「渡辺曜」の想い。

    3年生が卒業してしまう状況下で2年生組はグループを牽引していかなくてはならないという意識を抱き、責任感の強い渡辺曜も志を新にしていた。

    卒業して行くメンバーがいつでも戻って来れる様な灯台になりたいと言う気持ちと残っているメンバーの "みちしるべ" になりたいと言う気持ちを綴っている...船長をしている父親の事を尊敬しているいかにも渡辺曜らしい楽曲。

    ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!楽曲情報「海空のオーロラ」より
    画像

    スマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!」の楽曲情報には、作詞家の畑亜貴さんによるものではないのですが、
    楽曲テーマとして上記のように記されていました。


    3年生が卒業し、残された1年生、2年生のAqours 。という状況は、
    フィナーレライブを終えてそれぞれの向き合い方でAqoursという形を守り続けていく、という今のキャストたちAqoursの姿と重なる気がしますし、

    ・「卒業して行くメンバーがいつでも戻って来れる様な灯台になりたい」
    ・「残っているメンバーの "みちしるべ" になりたい」。

    この2つの渡辺曜の想いは、

    「率直な今の想い、やっぱり寂しい。」

    「約束はできないんだけど、
    けど、あたしの中の目標を言わせて。」


    「永久で、い続けられるように。
    あたし、がんばるから!みんなもがんばって!」

    フィナーレで残した斉藤朱夏さん自身の想い、
    そして、フィナーレ後もわいわいわい、万博ライブと「灯台」のように周りを照らし、Aqours、ラブライブ!シリーズを引っ張ってくれた「大船長」の姿も、どうしても重なります。

    「あたし、がんばるから!みんなもがんばって!」
    の「がんばる」はきっと、このような「灯台になる」のような想いだったのではないかな、と
    この「海空のオーロラ」を見て強くなりました。

    アジアツアーや万博、特にフィナーレライブを終えたあとのAqoursとしては、万博ライブのように斉藤朱夏さんがAqoursを背負って真ん中に立つことも多くなるでしょう。

    「私の憧れは、千歌ちゃん。」の朗読劇のセリフとも重なりますが、ライブパート冒頭の「僕らの走ってきた道は…」の「…そうです!!」など、今まで伊波杏樹さんが担ってきた立場を、これからは代わりに背負うことも増えてくるでしょう。

    「センターじゃないですか、リーダーじゃないですか。」
    ドキュメンタリーで彼女の口から発せられた言葉の重みは、彼女自身にも背負いかかることもあるでしょう。

    でも「メンバーがいつでも戻って来れる様な灯台になりたい」「残っているメンバーの "みちしるべ" になりたい」といった渡辺曜の想いも背負ったこの「海空のオーロラ」の斉藤朱夏さんには、フィナーレ前のような迷いはもうなかったように見えました。

    それはきっと、フィナーレライブ、そして気持ちをさらけ出したドキュメンタリーを経た「今」だったから、と思います。


    前日2日目の朗読劇の「やり残したことにも、意味がある」という言葉ではないですが、
    これほど渡辺曜の気持ちと、キャストの今の気持ちが重なる「シンクロ」を見れたのは、昨年ではなく今年の披露になったから、ではないか。
    と思っています。

    衣装は、昨年の披露であれば、
    同日の「ナミオトリフレイン」、「Pure heart Pure wish」と同じく、浦の星女学院制服での披露と同じだったと思います。

    制服が大好きな渡辺曜、ということを考えると、これも外せない選択肢だったと思います。

    けれど、フィナーレを終えた今、沼津100周年衣装で歌われた「海空のオーロラ」もまた素晴らしくて、「青色の衣装で歌えてよかったね!」と斉藤朱夏さん本人に伝える衣装クイーンの小宮有紗さんの言葉もそれを強調するようで。

    この楽曲は、「今年の披露でよかった」と感じ入る「海空のオーロラ」でした。


    続くソロ曲パート、
    黒澤ダイヤの「WHITE FIRST LOVE」と
    朗読劇をふまえた国木田花丸の「あこがれランララン」。

    ソロ曲の中でも披露回数も増えてきた2曲ですが、
    「海空のオーロラ」に合わせる形で3人ともソロ曲で合わせてくれたのも嬉しいですし、
    かつて、「あこがれランララン」を待つような形でCYaRon!の2ndライブで「突然GIRL」「Never giving up!」「コットンキャンディえいえいおー!」を歌わなかったあの頃のCYaRon!の選択も思い出すようで。

    特に「十日の菊」等のワードがダイヤから出た言葉を元に花丸が作詞したと知ってから聴く「あこがれランララン」は格別で。
    それぞれのソロ曲にそれぞれの誕生エピソードがある。と考えると本当にそれこそ無限に新しいエピソードが生まれるじゃん!みたいな、そんな未来への期待も高まりました。


    小宮さんからの「沼津で歌いたい大好きな歌」という前振りもあって歌われるのは、
    「夢で夜空を照らしたい」。

    AZALEAでのカバーや、フィナーレライブのアニメメドレーでも歌われた楽曲のため、小宮有紗さんの歌唱歴自体はあった楽曲ですが、
    3年生である小宮さんがフルでダンスパフォーマンスするのはフィナーレ後の今回が初。
    フィナーレ後にもこのような挑戦をするのが、3日間通して「Aqoursらしさ」。

    フィナーレライブの最後のメッセージが、「Aqoursとの思い出を抱いて、人生の旅へ行ってきます!!」であった高槻かなこさんが、「夢で夜空を照らしたい」の落ちサビの、
    「消えない消えない消えないのは 今まで自分を育てた景色」を担ったのも個人的にはグッと来て。
    この楽曲を、地元:沼津で聞けたのも、すごく嬉しかったな。と。


    そして、昼の部の最後の曲は、
    「Thank you,FRIENDS!!」。
    Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ テーマソング。

    伊波杏樹さんの長井崎でのパフォーマンスを除くと2019年のアジアツアー等の海外公演以来の披露。少人数ver.といえ実に6年ぶりです。

    「言うたら、Aqoursが完成していく」
    「カチッとカチッと一曲ずつハマっていって、ゾーンに入る感じ」
    「みんな、心ひとつに踊っている」

    そんなAqoursの4thライブの時期の楽曲を、
    フィナーレ後、ドキュメンタリー後の今、再び歌うこと、決して軽いことじゃなかったと思います。

    「自分と、おんなじ気持ちになって欲しいと思うのはエゴだと思ってて、それを押し付けることは、
    やっぱ、できないですよ。」

    そういった言葉もドキュメンタリーで残していた斉藤朱夏さん。

    そんな彼女が歌う、
    「こんな景色が見たい きっと君も同じ夢見てたんだね」

    この歌詞を今歌う覚悟はきっととても大きくて。
    今、この曲をまた、歌えてるという事実が、これ以上なく幸せで。

    きっと、「心一つに踊ってる」「言うたらAqoursが完成していく」のあの頃ならそんなに構えずに受け止められていた歌詞、そんなに構えずに歌えていただろう歌詞。
    同じ歌詞だけど、いまはこんなに「特別」を歌っていて。

    「大好きなんだ」
    「君と、歌うよ」
    「永遠って言いたくなって」
    「大好きな君とずっと」
    「楽しいことしていたいから」

    「君と、歌う」、そんなシンプルなことが当たり前じゃない今だからこそ、この曲を今受け取れることが幸せで。

    4thのあの頃と全く違う特別な気持ちで受け止めた「Thank you,FRIENDS!!」。

    また聴けてよかった。そして、なにより
    また、歌えて、よかったね。と心から思いました。


    そして、この曲を歌えたと言うことは。
    同じ気持ちでいて欲しいと思うのはエゴだという上で、「きっと君も同じ夢みてたんだね」と歌えたということは。

    あの日できなかった『約束』が、
    今なら、また交わせるんじゃなかろうか。

    そんな予感が頭の中によぎりました。

    「約束はできないんだけど、
    けど、あたしの中の目標を言わせて。」

    フィナーレでのこの言葉はきっと、同じ気持ちでいてほしいと思うのはエゴだと思う気持ちの中で、
    「また9人で立ちたい」という「1人の願い」を「9人の約束」として言うことはできなかったから。
    だと自分は思っています。

    そんな中で、この3日間それぞれの、
    Aqoursの未来を語る姿や、
    Aqoursの歌を歌うことはやっぱり楽しいと感じ入る姿、
    そして、「きっと君も同じ夢を見てた」と歌う姿に、
    また、「9人の約束」はできるのではないだろうか。


    そんな予感がしていました。

    地元愛まつりDay3夜の部。
    最後に歌われる楽曲は、「なんどだって約束!」。

    Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<WINDY STAGE>テーマソング。 

    Aqours 2度目の東京ドームのテーマソングで、
    昼の部の「Thank you,FRIENDS!!」と対になるならこの曲しかない!と言わんばかりに夜の部はこの楽曲が選ばれます。

    初の声出し環境でのサプライズ披露ということもあり、会場は歓声とそれ以上の嬉し涙に包まれていました。

    そして、楽曲のサビ終わり、

    (千歌)さあ元気に!
    (ルビィ)明日へと!
    (果南)泳いで行くよ!
    (花丸)タイヘンでも
    (鞠莉)なんとかなる!
    (曜)なんとかする!
    (善子)迷ったら?
    (ダイヤ)一回転!
    (梨子)新しい… !!

    9人のセリフ部分は、それぞれのオリジナル音声が流れて歌唱されました。

    ステージを照らす9人のメンバーカラー。
    実際にステージで歌う3人の立ち位置からも、
    6人は不在ながらも「9」を感じる。

    「Thank you,FRIENDS!!」の「こんな景色が見たい きっと君も同じ夢見てたんだね」の願い、予感は、
    「なんどだって約束!」のこの景色によって、「同じだったんだ」と証明されます。

    歌唱後、
    「あたしたちの立ち位置とか、ズレてるって思うかもだけど、違うの。配信も見返して、想いを受け取ってほしい」と懸命に伝える斉藤朱夏さん。

    その姿は、フィナーレのあの日の
    「これは9人の約束ではなく、あたしの目標」ということを強調した時とはまったく違い、
    「この『なんどだって約束!』は、あたしだけでも、ここにいる3人だけでもなくて、9人の想いだから」と伝えているように見えました。

    ドキュメンタリーの向こう側の景色。
    フィナーレライブの向こう側の景色。

    再びAqoursと交わせた「9人の約束」に強くそれを感じたかな思います。

    でも、その決して簡単ではない約束の重みを、しっかりと感じながらファンも受け取れたことは、
    「ひとつになることの難しさ」をさらけ出したドキュメンタリーがあったからで。

    そういう意味でも、ドキュメンタリー、やってよかった。と自分は強く思いました。

    確かに、
    また次9人で会える約束はまだ、ない。
    でも、いつかまた会える気がして。
    例え、まだ9人で出会うことはできなくても、
    9人はいま同じ夢を見ていてくれてる気がして。

    それだけで自分はとても幸せだな、と今感じられて。

    そんな幸せな気持ちで、
    地元愛まつりDay3は終了しました。

    ☀#じもあい2025_Day3☀
    ラブライブ!サンシャイン!! 沼津地元愛まつり 2025

    Day.3にご参加いただきありがとうございました!

    引き続き、ラブライブ!サンシャイン!!の応援をよろしくお願いいたします✨#lovelive #Aqours pic.twitter.com/Fm8p5d7Fal

    — ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) November 3, 2025


    4.最後に

    地元愛まつり2025、
    個人的にここまで見届けて、
    フィナーレライブ、そしてAqours Documentaryだったな。
    と思うくらい
    フィナーレのその先、ドキュメンタリーの向こう側で見たかった景色が詰まっていました。

    そう思った気持ちを残しておきたくて、
    3日間の地元愛まつりを「ドキュメンタリーの向こう側」視点で切り抜いてみました。

    地元愛まつり、凄く凄く楽しかった。

    特に3日間賑わう沼津も、楽しかったです。
    併設の地元愛物産展。
    「フィナーレ後にも賑わう沼津」の姿を見て、

    「フィナーレは最初反対した」「どうしても沼津現地の人たちの顔がチラついた」とドキュメンタリーで残していた米川さんは、あの景色を見て1番喜んでいたんじゃないか。と思いをつい寄せてしまいました。


    「9人の10年間の頑張りに報いてフィナーレライブを行う」と「フィナーレ後もAqoursを愛してくれる沼津の人たちの笑顔を守る」の米川さん(およねさん)の願いはどちらも達成されていて、

    まるで、「何かを掴むことで、何かを諦めない」だなぁ。と感じ入って。
    あぁ、関わる人々全てが『ラブライブ!サンシャイン!!』だなぁ。と思ったり。

    そんなところも幸せな地元愛まつりでした。

    ドキュメンタリーやフィナーレを経て『Aqours』というものへの向き合い方はかわって、沼津という街も変わっていくけど、

    「変わらない」ことも嬉しいし、

    ドキュメンタリーやフィナーレを経て、
    肩の荷を下ろして、
    「変わった」Aqoursを見れたのも幸せで。

    また「約束」ができたAqoursを見られたことが幸せで。

    その約束を胸に、また、「今日も、今日を生きる」を頑張ろうか。なんて思ったり。

    大好きなAqoursへ。

    また、いつか、必ず!

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    レ

     
     
    レです。オールジャンルでライブを見る。 主に、Aqoursと、ラルク、ミセス、Dragon Ash、Number_i、赤西仁、GLAY、ミスチル。 サウナや喫茶、それ以外の日常のことも綴りたい。

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