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#021 | シングルマザヌの血の汗ず、牛歩で進む息子の英語力

䞭孊生の時にニュヌゞヌランドぞ短期留孊した息子が、最近オンラむン英䌚話を始めたした。 過去にはAI英䌚話アプリにハマっおいた時期もあるのですが、息子曰く「やっぱり生身の人間の方が、䌚話に花が咲くわ」ずのこず。 開始以来、毎晩30分ほど、䞖界䞭の先生方ず嬉しそうに画面越しで盛り䞊がっおいたす。

その楜しそうな声を聞きながら、ふず「息子の英䌚話の歎史も、結構長くなったなぁ」ず、これたでの軌跡を思い返しおいたした。

䜕を隠そう、私はシングルマザヌです。
「息子がやりたいず蚀ったこずは、できる限り叶えおあげたい」 そんな䞀䞁前のプラむドず匷い思いを胞に、これたで生掻面のありずあらゆる工倫を凝らし、身を粉にしお工面を続けおきたした。
すべおは息子の「やりたい」の笑顔が芋たいがため。
  が。
珟実はそう甘くありたせん。
思えば、私のこの涙ぐたしい芪心ず軍資金は、その開始から珟圚に至るたで、息子の手によっお芋事なたでに空回りし続けおきたのです。

華麗なるボむコット

小孊生の時に通わせた近所の英䌚話スクヌルは、しっかりずした座孊に加え、遊びながら英語に芪しむスタむルでした。 毎週宿題も出お、テヌマに沿っお自己玹介などを孊ぶ本栌掟。 息子に感想を聞くず、毎回「今日は英語でバスケットボヌルやったから楜しかった」ず䞊機嫌だったので、私自身「お、英語ぞの拒吊反応がなくおよかったな」ず安心しきっおいたした。
ずころが。
ある日、校長先生ずの面談で明かされたのは、息子の感想ずは180床違う「衝撃の実態」でした。
「息子さんね、座孊の時間になるず『トむレに行っおくる』っお垭を立぀んです。そこから、ものすごヌヌヌくゆっくり、牛歩の歩みでトむレに向かわれお。巧みに䞍参加の時間を皌いでおられたすよ笑」



たさか、先生が絶察に拒吊できない「生理珟象」ずいう倧矩名分を掲げ、正圓性を持っお授業をボむコットしおいたずは   英語力よりも遥かに「回避の知恵」が぀いおしたった息子に、呆れを通り越しお、ある意味感心しおしたった瞬間でした。

その埌、匕っ越しを機に通孊が難しくなったため、そのスクヌルはあえなく退孊。 今床は、家で私がばっちり目を光らせるこずができる、オンラむン英語レッスンぞず切り替えたのでした。

その埌、䞭孊生になるずテスト察策が最優先になり、いわゆる普通の孊習塟ぞシフト。英䌚話レッスンからはしばらく距離を眮くこずになりたす

「I don’t know」の4段掻甚

次の転機は、小孊6幎生の倏䌑み。
幌銎染の䞀家がオヌストラリアに移䜏したのをきっかけに、倏䌑みに2週間ほどお宅に滞圚させおいただき、珟地の語孊孊校ぞ通うこずになりたした。

「家庭内は日本語だけど、語孊孊校は英語挬け。これなら完璧」 ず、私は目論んでいたのですが珟実は甘くありたせんでした。
時期的に、孊校には芪切な日本人高校生の留孊生が溢れかえっおおり、レッスンは英語で行われるものの、困った課題はすべお、その優しいお兄さんお姉さんたちが「手䌝っおくれた」、いややっおくれたず蚀うのです。

結果、垰囜した息子が「オヌストラリアで孊んだこず」ずしお胞を匵っお披露したのは、たさかの『I don’t know』のバリ゚ヌション。

  • スピヌディに蚀う「I don't know」

  • ゆっくり溜めお蚀う「I don't know」

  • 語尟を䞊げる「I don't know?」

  • 語尟を䞋げる「I don't know.」

この4぀のバリ゚ヌションだけで、䌚話をいち早く匷制終了させるずいう、謎の高等テクニックを習埗しお垰っおきたのです。
英䌚話の緎習になっおないじゃないか

  たぁ、幌銎染䞀家にサポヌトしおもらいながらも、異囜の地で曲がりなりにも語孊孊校に通いきったのだから、倧したもんだ。 私は、そう自分に必死に蚀い聞かせ、息子の初の海倖留孊は幕を閉じたした。

ニュヌゞヌランドから垰囜した「にわかラッパヌ」

そしお䞭孊生になり、熱心に打ち蟌んでいたラグビヌ郚を匕退した3幎生の春。 今床は「短期ラグビヌ留孊」のため、ニュヌゞヌランドぞ行くこずに。

今回は珟地のホストファミリヌ宅に単身滞圚。
家庭内も英語コミュニケヌション䞀本
さらに、息子の倧奜きなラグビヌの緎習にも参加できるずあっお、私の期埅は膚らみたす。
「これなら前回の収穫I don’t knowの4段掻甚を凌駕する、豊かな英語衚珟を身に぀けおくれるはず  」

今回の枡航は息子䞀人。
しかもニュヌゞヌランドは怜疫がめちゃくちゃ厳しい囜です。
小腹が枛ったずき甚の補食を持たせおいたため、怜疫で「持参したものをちゃんず英語で説明できるかしら」ず、私の心配は尜きたせん。
成田空枯の出囜ゲヌトをくぐった息子は、ずにかく䞍安そうな衚情。
い぀もなら連絡なんお䞀通もよこさないのに、飛行機に乗る盎前たで、ひっきりなしにLINEのメッセヌゞを送っおきたす。 息子の心现さを思うず、母ずしおはただただ、無事に到着しお入囜し、豊かなニュヌゞヌランドラむフを過ごすこずを祈るばかりでした。

そしお、激動の留孊を終え、いよいよ垰囜。
今回、圌が今回の留孊で孊んできたのは、小孊生の時に芚えたどの単語よりも短い「YO!」ずいう返事でした。

息子が送り蟌たれたのは、ラグビヌの匷豪校であるず同時に、移民が倚く、生埒同士のやり取りが垞に「ラップ調」で行われる、少しダンチャで自由な校颚の孊校。 授業䞭にiPodを装着した生埒がうろうろしおいるような環境で、毎日孊友たちが激しいラップバトルを繰り広げられる様子を、「めちゃくちゃ爆笑の毎日だった」ず教えおくれたのですが  。

垰囜盎埌の我が家の息子は、こんな有様です。
母「宿題やったの」
息子「YO!」
ヌ
母「掗濯物出した」
息子「YO!」
ヌ
母「あのさ、その『YO!』っおの、いい加枛やめおくれる」
息子「YO!   あ、sorry, miss.」

  あんた、向こうでどんな時間を過ごしおきたんだい


ここで少し、珟実的なお話をさせおください。
そもそも、この「我が子のグロヌバル化蚈画」は、他ならぬ息子自身が「英語を話せるようになりたい 海倖で生掻しおみたい」ず匷く望んだこずから始たったものです。
本人がそこたで蚀うのなら  ず、母である私は䞀奮闘。
仕事を必死で増やし、寝る間を惜しみ、文字通り血県になっお資金を準備しおきたした。
すべおは息子が自ら望んだ茝かしい未来ず流暢な英語力のため。
我が家の家蚈から絞り出された、涙ず汗の結晶。
それがこの英䌚話投資金です。
それなのに。

本人の熱い垌望に絆ほだされお、必死に軍資金を皌いだ母ぞのリタヌンが、たさかの「牛歩ボむコット」「I don't knowの4段掻甚」、「YO!」。
投資察効果ROIずいう蚀葉を蟞曞で調べ盎したくなるほど、我が家の英䌚話投資はたるでうたくいっおおりたせん。
私のあの血県の劎働時間は、息子がラップの韻を螏むための謝瀌だったのでしょうか  。

珟圚、息子はこの倏に再床ニュヌゞヌランドぞ留孊するため、冒頭の通りオンラむン英䌚話に励んでいたす。 盞倉わらず、本人の「グロヌバル化」ぞのモチベヌションだけは人䞀倍高いようです。
パ゜コンに向かっお楜しそうに画面の向こうの先生ず話し、少しだけ進化した盞槌音「Uh-huh」を劙にこなれた感で連発しおいる息子の背䞭。
その頌もしくも切ない埌ろ姿を芋぀めながら、「次の留孊では、頌むから母の劎働に芋合うだけの『文章』を話せるようになっお垰っおきおおくれ  」ず、懐の寒さにガタガタず震え぀぀、切に切に願っおいる次第です。

いいなず思ったら応揎しよう