結婚当初の話②〜ケーキ屋で仕事開始〜
ケーキ屋まで家から歩いて5分。
こんなに近い職場はないってぐらい近い。
お店のエプロンが支給される。
バンダナを給食当番の三角巾のように
つける。(これは自分で用意。)
エプロンとバンダナだけつければいいのも
着替える必要がなくて簡単でいい。
最初はケーキの名前と値段を覚えることから始まる。
お客さんから見える方にしか、名前と値段が書いていないのだ。
裏側(店員側)にも書いておけばいいのに、
と思ったが、毎日、並べる場所が変わるし、
新商品なども日によって入るため、裏側には書けないのだそうだ。
覚えている最中にも、お客さんは来る。
でも平日の午前中なので、1人、また1人と
いう感じで、分からないときは、
もうお客さん側に行ってメモしてから
箱詰めした。
ケーキをトングで挟んで取るのも
ケーキが柔らかくて大変!
形が崩れないように綺麗にトレーに取って
箱の大きさも、ケーキの数によって違うから
瞬時に箱の大きさを見極めないといけない。
箱は大きさごとに棚にストックしてあって
分かりやすい。
大きさが分からないので適当に取って
ケーキを崩さないように入れていく。
大きすぎたら、小さいのに替える。
実地で覚えていくしかない。
生菓子のケーキだけでなく、
マドレーヌやフィナンシェ、クッキー、
その他色々な焼き菓子もある。
これも値段を覚えないといけない。
自宅用で少量なら白い紙袋に入れて
シールで止める。
プレゼントの場合、少量なら
綺麗な花柄の透明な袋に入れて入口を
キレイに、じゃばらに折ってリボンで結ぶ。
バラで選ばれたものを箱詰めする事もある。
箱詰めしてレジで値段を計算して
包装紙で包んでリボンをかける。
これは難しすぎるので、ちょっと前から
バイトをしている大学生の子が
やってくれた。
年下なのに、しっかりしている。
私は、値段も覚えられていないし
レジの機械の使い方も知らないし
ラッピングも、できない。
あまり役に立たなかった。
肩身が狭いけど仕方ない。
とにかく初日は一生懸命で、
あっという間だった。
1人で家にいるより全然いい。
充実感とともに帰宅。
夫も、私がつまらなそうにしているより
張り合いができたことを喜んでいた。
でもケーキを作っている人達とは、まだ
全然交流がない。
販売より忙しそうだし重労働そうだ。
ケーキ屋さんって当たり前だけど
結構、見た目と違うんだなぁと思った。
その夜はメモして帰った、
ケーキの名前と値段を復習した。
次回に続く。
