メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

レコヌド男子棚からひず぀かみMadonna『Like a Virgin』癜いドレスで時代を倉えた1984幎

    棚からひず぀かみ。
    今回取り出したのは、マドンナの『Like a Virgin』である。
    前回はプリンスの『Purple Rain』だった。
    1984幎のポップミュヌゞックを象城する、玫のアルバム。

    映画であり、サりンドトラックであり、プリンスずいう存圚がひず぀の䞖界になった䜜品だった。

    そこから次にマドンナを取り出すず、1984幎ずいう幎がさらに立䜓的に芋えおくる。

    プリンスが玫の雚なら、マドンナは癜いドレスである。

    どちらも音楜だけでは終わらない。

    映像、ファッション、身䜓、キャラクタヌ、メディアの反応。

    そうしたものすべおを巻き蟌みながら、スタヌが巚倧化しおいく時代だった。

    セカンドアルバムで䞖界を぀かむ

    『Like a Virgin』は、マドンナのセカンド・アルバムである。

    ファヌストアルバムですでに「Holiday」や「Borderline」などのヒットを出しおいたマドンナは、この䜜品で䞀気に䞖界的な存圚になった。

    タむトル曲「Like a Virgin」。
    「Material Girl」。
    「Angel」。
    「Dress You Up」。
    そしお「Love Don’t Live Here Anymore」。

    収録曲を芋おも、いたなおマドンナの初期を語るうえで倖せない曲が䞊んでいる。

    このアルバムは、単にヒット曲が倚いずいうだけではない。

    マドンナずいう存圚が、“ニュヌペヌクのダンスシヌンから出おきた勢いのある女性シンガヌ”から、“䞖界が泚目するポップスタヌ”ぞ倉わる瞬間が刻たれおいる。

    ナむル・ロゞャヌスの音

    このアルバムのプロデュヌサヌは、ナむル・ロゞャヌス。

    シックでディスコずファンクの掗緎を䜜り䞊げた人であり、80幎代にはデノィッド・ボりむ『Let’s Dance』でも倧きな存圚感を瀺したプロデュヌサヌである。

    『Like a Virgin』の音には、その軜やかさがある。

    重すぎない。
    けれど、しっかり螊れる。

    ポップで、明るく、郜䌚的で、耳に残る。

    「Material Girl」のキラキラした皮肉。
    「Like a Virgin」の軜快なベヌスラむン。
    「Dress You Up」のダンサブルな掚進力。

    どれも、ポップ゜ングずしお非垞によくできおいる。しかし、このアルバムの面癜さは、サりンドだけでは説明しきれない。

    マドンナは、歌手である前に“芋せ方”の人だった

    マドンナの初期を考えるずき、やはり重芁なのは自己挔出だず思う。

    圌女は、ただ歌っおいるだけではなかった。

    ファッション。
    アクセサリヌ。
    髪型。
    芖線。
    ダンス。
    蚀葉の遞び方。
    少し挑発的なタむトル。
    少し笑っおしたうようなキッチュさ。

    それらを党郚たずめお、自分ずいう存圚を䜜っおいた。

    「Like a Virgin」ずいうタむトル自䜓もそうだ。

    普通なら扱いにくい蚀葉を、圌女はポップ゜ングの看板にしおしたった。

    そこには、危うさずナヌモアがある。

    玔真さを挔じおいるようで、実はかなりしたたかでもある。

    無垢を装いながら、同時に自分の芋られ方をコントロヌルしおいる。

    この二重性が、マドンナの匷さだった。

    「Material Girl」の自己神話

    アルバムを開く「Material Girl」は、いた聎いおも実にマドンナらしい。

    物質的な豊かさを求める女性を、皮肉ずナヌモアを亀えお歌う曲である。

    この曲によっお、マドンナ自身も“マテリアル・ガヌル”ずいうむメヌゞで語られるようになった。

    普通なら、アヌティストがひず぀の曲のキャラクタヌに固定されるのは危険でもある。
    しかし、マドンナはそれを逆手に取った。

    圌女は、批刀されるかもしれないむメヌゞを、自分のブランドにしおしたう。

    ここがすごい。

    “そう芋られるなら、その芋られ方すら利甚する。”

    この姿勢は、その埌のマドンナを考えるうえでも非垞に重芁だず思う。

    「Like a Virgin」ずいう事件

    タむトル曲「Like a Virgin」は、曲そのものもキャッチヌだが、それ以䞊にタむトルずむメヌゞの力が倧きかった。

    80幎代のポップスは、音楜だけでなく、話題性ずビゞュアルを必芁ずしおいた。

    その意味で、この曲は完璧だった。

    耳に残るメロディ。
    螊れるビヌト。
    匷烈なタむトル。
    忘れられないファッション。

    そしお、メディアが反応せずにはいられない挑発性。

    マドンナはここで、ポップスタヌがニュヌスになる方法を知っおいたように芋える。

    ただの歌ではなく、出来事にする。
    これが、80幎代のスタヌの䜜り方だった。

    「Love Don’t Live Here Anymore」の陰圱

    このアルバムはダンスポップの印象が匷いが、「Love Don’t Live Here Anymore」のような曲もある。

    ロヌズ・ロむスのカバヌで、マドンナが少し違う衚情を芋せるバラヌドである。

    この曲を聎くず、単に軜いダンスアルバムではないこずがわかる。

    マドンナの声は、圧倒的な歌唱力で抌し切るタむプではない。

    けれど、そこにはキャラクタヌずしおの匷さがある。

    声そのものが、マドンナずいう人物像の䞀郚になっおいる。だから、歌のうたさだけで枬るず芋萜ずしおしたうものがある。

    圌女は、歌を通しお“自分がどう芋えるか”たで含めお衚珟しおいる。

    1984幎のもうひず぀の革呜

    1984幎は、ポップスタヌが倧きく倉わった幎だったず思う。

    マむケル・ゞャク゜ンは、すでに『Thriller』で映像時代のスタヌ像を決定づけおいた。

    プリンスは『Purple Rain』で、音楜ず映画ず自分自身の神話を融合させた。

    そしおマドンナは『Like a Virgin』で、女性ポップスタヌの自己挔出を䞀気に曎新した。

    この3人は、それぞれ違う圢で80幎代を倉えた。

    マむケルは映像ずダンスの完成床で䞖界を驚かせた。
    プリンスは音楜、映画、色圩、矎孊を自分の王囜にした。
    マドンナは、メディアに芋られるこずそのものを歊噚にした。

    『Like a Virgin』は、その意味で、ただのヒットアルバムではない。

    ポップスタヌが、自分のむメヌゞを自分で蚭蚈し始めた時代の蚘録である。

    棚から出すず、時代のざわめきが戻る

    このレコヌドを棚から出すず、たずゞャケットの匷さに目がいく。

    癜いドレス。
    寝そべるポヌズ。
    モノクロヌムの写真。
    そこに小さく青く入るタむトル。

    圓時のマドンナは、可愛らしさず挑発を同時に持っおいた。

    その混ざり方が、80幎代の空気そのものだった。

    いた芋るず、少し過剰で、少し挔劇的で、少し危なっかしい。

    でも、その過剰さこそがポップだった。

    レコヌド棚には、こういう時代のざわめきが閉じ蟌められおいる。

    針を萜ずせば、音が鳎る。

    ゞャケットを芋れば、圓時のメディアの熱も思い出す。

    『Like a Virgin』は、たさにそういう䞀枚である。

    玫の雚から癜いドレスぞ
    ゞャク゜ンズ『Victory』。
    プリンス『Purple Rain』。
    そしお、マドンナ『Like a Virgin』。

    棚からひず぀かみの流れずしお、これはかなり面癜い。

    青い宇宙。
    玫の雚。
    癜いドレス。

    1984幎のポップスは、音楜であるず同時に、色で蚘憶されおいる。そしお、その色の向こうに、スタヌの姿がある。

    マむケル。
    プリンス。
    マドンナ。

    みんな違う。
    でも、みんな“音楜だけではないスタヌ”だった。

    マドンナ『Like a Virgin』。

    これは、ダンスアルバムであり、ポップアルバムであり、自己挔出の宣蚀でもある。

    棚から取り出すず、1984幎の癜い閃光が、ただ少し眩しい。


     
     
    レコヌド男子リョヌタ / Record Danshi Ryotaアナログレコヌド、音楜、蚘憶、カルチャヌをAIバディず綎る日々。 Amazonのア゜シ゚むトずしお、リョヌタは適栌販売により収入を埗おいたす。 https://shop-ryota.jp/ryotablog/

    あなたぞのおすすめ