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99日目:ChatGPTの力を借りながら書く「自分」の記事|note記事を下書きまで半自動化する私の制作方法

    鈴木啓介

    「ChatGPTに記事を書かせる」と聞くと、テーマを入力すれば、あとは完成品が出てくるような印象を持つ方もいるのではないでしょうか。

    私も記事制作のそれなりの部分でChatGPTを使っています。
    今では、調査、構成、本文、画像、noteへの下書き保存まで、まとめて依頼できるようになりました。

    では、投稿しているのは私の記事と言えるのでしょうか。

    私は自信をもってそうだと言えます。

    ChatGPTに煩雑な作業を任せたことで、「何を取り上げ、どこに光を当て、最後に何を伝えるか」へ時間を使いやすくなりました。

    今回は、ChatGPTのプロジェクトやカスタム指示、情報源、画像生成、ブラウザ操作などを組み合わせて、note記事を下書きまで半自動化した、現在の作り方を紹介します。

    【目的】noteは知識だけでなく、私が大切にしていることを伝える場所

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    以前、「毎日noteを書き続ける私の記事の作り方」という記事で、私がnoteを続ける理由について書きました。

    自分の知識や経験が誰かの役に立てばうれしい。
    学んだことをアウトプットしたい。
    そして、自分が何者で、何を大切にしていて、何を目指しているのかを伝えたい。

    私にとってのnoteは、知識を並べる場所であると同時に、自分の紹介でもあります。

    同じ「お米」を扱うにしても、品種や炊き方を紹介するのか、日本の文化や信仰との関係を見るのかで、記事はまったく変わります。

    神話、文字や言葉、文化、IT、組織づくり。

    題材だけを並べるとばらばらですが、「なぜ今の形になったのか」「その仕組みを別の分野へ置き換えると何が見えるのか」という視点で、私自身を表現しています。

    どのテーマを選ぶか。
    その中の、どの単元を紹介するか。
    確認できる事実から、最後にどのような考察へ進むか。

    ここは、記事を書くうえで手放したくない部分です。

    【壁】テーマを考える時間より、記事を整える作業に追われていた

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    一方で、一本の記事を公開するまでには、考えること以外の作業も大量にあります。

    関連する情報を探し、出典を確かめる。
    検索されやすいタイトルを考え、冒頭文や章題を整える。
    長すぎる文を分け、同じ表現の繰り返しを直し、タグを選ぶ。
    トップ画像と各章の挿絵を考え、決めたサイズで作る。
    過去記事から関連記事を探し、最後にnoteへ入力する。

    どれも必要な作業です。
    しかし、私が記事で一番伝えたいもの、そのものではありません。

    料理で例えるなら、何を食べてもらいたいか考え、味を決めることは楽しい。
    一方で、毎回同じ形式へ材料を加工し、食器を並べ、片付ける作業には、できるだけ手を借りたい。

    しかも毎日投稿を続けようとすると、この小さな作業が積み重なります。

    自動化したいと思ったのは、書くことをやめたかったからではありません。
    書き続けるために、本質の部分をより大切にしたかったからです。

    【仕組み】プロジェクト、情報源、画像生成、ブラウザ操作を一つの編集部にする

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    そこで調べたのが、ChatGPTにどこまで役割を分担できるかでした。

    まず使ったのが【プロジェクト】です。

    ChatGPTのプロジェクトは、ざっくりいえば詳細な同じ依頼をベースに、柔軟に色々な仕事をしてくれる機能です。
    しっかり言えば、同じ目的のチャット、指示、参考ファイルを一か所へまとめる仕組みです。

    私は記事制作専用のプロジェクトを用意し、色々な記事のサポートを依頼しました。
    その時に、共通の詳細な同じ依頼を参照できるようにしました。


    次に、プロジェクト内の【カスタム指示】と【情報源】を設定しました。

    ざっくりいうと、「プロジェクト自体の役割や仕事の概要」が「カスタム指示」のことで、「記事の特徴や具体的な仕事内容、私の記事一覧」が「情報源」です。

    私が今回「カスタム指示」と呼んでいる正確なものは、記事制作専用のプロジェクト指示に当たる部分です。

    カスタム指示には、「この記事を作成して」と頼んだら、調査、本文、画像、関連記事、noteへの下書き保存まで進める、といった作業手順を置きます。
    私はここに、私の記事作成の手順を書き込んでいます。
    書き込む内容は、文字に起こした私の記事作成の手順を、ChatGPTに「カスタム指示に入れたら理解しやすいように整えて」と依頼して作りました。

    情報源には、私の文体、事実と意見の分け方、タイトルや章題の傾向、画像の条件、過去記事の一覧など、判断材料になる資料を置きます。
    私はここに、私の記事の特徴(考察、調べるソースや方向性)、書体やタイトルや章立ての仕方、画像生成のルールや特徴、noteに移しやすい出力のフォーマット、などを書き込んでいます。
    書き込む内容は、ChatGPTに「私の過去の記事を見て、特徴や強みや差別点や私らしさを整理して、情報源に入れたら理解しやすいように整えて」と依頼して作りました。

    プログラムで例えるなら、カスタム指示は処理、情報源は設定値や参照データでしょうか。

    さらに、必要な事実は【Web検索】という機能でネットから確かめてくれて、複数の資料を深く調べたい場合は【Deep Research】という機能で分析や比較等をしてくれます。
    過去に自分が話した考えを探す時には、会話履歴やメモリの検索もしてくれます。

    本文が固まったら【画像生成】で、トップ画像一枚と、各章の冒頭に置く挿絵を作ります。

    最後は【ブラウザ操作】でnoteの編集画面を開き、タイトル、本文、参考資料、関連記事、タグを入れて、下書きとして保存します。
    ・・・という機能が実装できはしたのですが、ブラウザ操作は処理に時間かかるし、ChatGPTの使用枠を食いつぶすので、結局手動の方が早かったです(手動でnoteに移しやすくなるように、出力の仕方を依頼することにしました)。

    一つひとつは別の機能です。

    しかし、プロジェクトを編集部、情報源を編集方針、ChatGPTを執筆と制作を手伝う担当者として組み合わせると、記事制作の流れとしてつながっていきます。

    【現在】下書きまでは半自動、そこから先は私が編集する

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    現在は、記事の大枠や紹介したい内容、伝えたい結論や思いを渡し、「この記事を作成して」と依頼するところから始めています。

    するとChatGPTが、必要な事実を調べ、SEOを意識したタイトルと章題を整え、本文、参考資料、タグ、トップ画像、章ごとの挿絵、関連記事まで作ってくれます。

    ここまで聞くと、ほぼ全自動に見えるかもしれません。

    それでも、あくまで「半自動化」なんです。

    ChatGPTが整えた文章は、私の言葉に近くても、私がそのまま伝えたい言葉ではありません。

    事実として書かれた部分に十分な根拠があるか。
    一般的な解釈と私の意見が混ざっていないか。
    扱う情報源は適切か。
    文章が整いすぎていないか、読んでもらう上で面白い文章になっているか。
    私の伝えたいことが伝わる文章になっているか。

    そこは、下書きを読んで修正します。

    記事によっては章の順番を変えますし、考察をほとんど書き直すこともあります。
    反対に、煩雑な整形や画像づくりは、そのまま任せられることもあります(時々とんでもない画像が出てきますが、面白いのでそのまま載せることも)。

    どこまで任せ、どこから自分で担うかは、作業量ではなく、その記事で何を自分の責任として伝えたいかで決めています。

    【結び】手放したいのは作業であって、考えることではない

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    なんでご飯食べてるんですかね…?

    AIを使って文章を作ることには、「それは本人の記事なのか」という疑問もあると思います。

    仮にテーマも結論も確認もすべて任せ、出てきた文章を読まずに公開するなら、それはnote私の記事ではないと言い切れると思います。

    ですが、道具に任せることと、自分で考えないことは同じではありません。

    計算機を使っても、何を計算するかは人が決めます。
    カメラを使っても、何を写すかで撮る人の視点は表れます。
    ChatGPTを使っても、何を問い、どの事実を採用し、最後に何を残すかは、人が選べます。

    私が半自動化で手放したいのは、形式を整え、同じ手順を繰り返す作業です。

    その分、なぜこのテーマを扱うのか。
    読んだ方に何を持ち帰ってほしいのか。
    自分はそこから何を学んだのか。

    そうした部分へ、より多くの時間を使いたい。

    道具を使い倒すとは、何もかも任せることではなく、自分だからできることを見つけることなのかもしれません。



    今回も最後までご覧いただきありがとうございました٩( 'ω' )و

    「小難しいことをわかりやすく面白く」をモットーに、色々な記事をマガジンに分けて投稿しています。

    面白そうな記事があれば、フォローして次の記事をお待ちください('ω')

    ※画像はイメージです

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    こういった活動をしていると、過去の作品が埋もれていくのが寂しいし勿体ないので、どうすれば楽しんでくれる方へ記事が届けられるか色々と考えています。

    記事は書いて終わりでなく、どのようなテーマが喜んでもらえるのか、どういう工夫をした記事が届いているのか、日夜考えながら執筆しています。

    ChatGPTが本当に便利で、絵心が全くない私が挿絵を創れるばかりか、LINEスタンプだって作れちゃうんです。


     
     
     
    鈴木啓介(すずき けいすけ)|フリーランスSE。日本文化・漢字・神話・ITを、エンジニア視点で「なぜそうなったのか」から、「小難しいことを、わかりやすく面白く」解説。 SE歴9年。 ライティング・講演・Python開発・SEメンターのご相談受付中。

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