
🐈⬛ 4/6 ジニー・オコゼの誕生
洗濯ネットに入れられたオコゼは
そのまま キャリーに放り込まれて なじみの獣医さんの所へ。
「せんせ この子 ヨレヨレでけっこう年寄りやと思うんやけど」
診察した獣医さん
「いやいや まだ若いですよ 二歳くらいやろね」
「あら そうなん?」
Nさんも 初めてよく観察すると
このオコゼ君 顔は傷だらけ
耳も喧嘩でかまれてビリビリにちぎれた部分がある。
歴戦の強者というわけだった。
「よう効く抗生物質の注射 打っとくから 大丈夫ですよ
ついでに 去勢しときましょうか?
その辺で 買い物してくる間に終わりますよ」
「ああ そうですねぇ」
「ところで この子の名前は?」
「しにかけとったから 主人は
シニそこないのシニ
って呼んでます」
獣医さん 絶句して
「それは あんまりでしょう せめてジニーにしたら?」
と 話は トントン拍子に進み
歴戦の強者 オコゼは
獣医さんから濁点をもらって
ジニーというまともな名前
になった代わりに
Nさんが スーパーで 晩飯のおかずを買っている一時間たらずの間に