
彼女はどうしているだろうか…
金曜ロードショーで ジブリ作品を観ていたら
「火垂るの墓」を 思い出した
あの映画は 何度も観たけど 見るたびに だんだん 感想が変わっていった
うろ覚えだけど たぶん こんなストーリー
終戦後 両親をなくした お兄ちゃんと妹の二人は
お母さんの知り合いのおばさんの所に 身を寄せるが
おばさん達と うまくゆかない
そのため そこを出て 洞穴みたいな場所で暮らすが 食べ物も何もない
とうとう 幼い妹は 体調を崩し 亡くなってしまう
最初の頃は
単純に 二人を追い出すような仕打ちをしたおばちゃんが ひどい と思った
でも 何度か繰り返し観るうちに
あるいは 自分がいろんな体験をして 感じ方が変わった
あの二人の態度は
おばちゃん達からすれば あまり可愛げがあるとは 思えなかっただろう
もし あのお兄ちゃんが どんなに悔しい思いをしても
おばちゃんに媚びてでも生き抜くタイプだったら
妹を死なせはしなかったかも しれない
ある二人に この話をした時の 相手の反応の違いが とても印象的だった
A 氏は
「なんか 評論家みたいな事を言うね」
と言った
彼は 人生相談にのったり、自分はなかなかの者だと思っている風の 中年男性だった
Bさんは
「あの子達は そういう風に育てられたんだよ」
と言った
それは 深い言葉だった
彼女は 親の虐待を受けて育ち 今も大量の薬が欠かせない サバイバーだった
私が どちらの言葉に胸を打たれたかは 言うまでもない
そうだった あの兄妹は
立派なお父さんと 上品なお母さんを持つ いわゆる 良いとこの子だった
泥水をすすって 媚びを売ってでも
生き延びるようには 育てられていなかったんだ
彼女の あの深い言葉がなかったら 今 私はこの記事を書いていない
彼女とは 10年以上の交流があったが
お付き合いには いろいろと難しいものがあり やむなく交流を絶ったという 無念な想い出がある
彼女が元気でいてくれる事を願っている