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お隣りさん 海辺の一家7


    数年前、しばらく空き家だった 清ばあちゃんちの隣りに
    一人の女性が越して来た。

    トラックから降ろされる大きな荷物に驚いていると
    最後に、籐のバスケットを抱えた女性が乗用車から降り立った。
    バスケットから ミャアとかすかな声が聞こえる。

    女性は、見守る近所の住人に軽く頭を下げると
    運送業者にテキパキと指示を始めた。

    「あれは、いったい何者だ?」
    「どこから 来たんだ?」

    その夜、近隣の住人の食卓では、そんな会話が飛び交った。

    翌日、近所の挨拶まわりを済ませた女性は
    最後に、可愛いクッキーの箱を手に 清ばあちゃんの家を訪れた。

    自分は、長く都会暮らしだったが、訳あって街を離れる事になった。
    この地域にカフェを開いている友人がおり
    その紹介で、こちらに越して来た。

    と、少し憂いを帯びた表情で静かに語った。


    それが、後に清ばあちゃんと親しくなる 玲子さんだった。
    ばあちゃんの一人娘の由紀より 少し年長のようだ。

    やがて、お隣りの草ぼうぼうの庭が少しずつきれいになり
    翌年の春には、玄関先に花の鉢植えが並んだ。


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    閉されていた窓も開き
    あの時、バスケットに入っていた みぃちゃんが、庭先でじゃれている。
    しっぽの先だけがちょっと黒くて、あとは真っ白な かわいい女の子だ。

    こうして、ひっそりしていた空き家は 生きかえったように元気になり
    清ばあちゃんまで、楽しくなってきた。

    庭先に花があるだけで、こんなにもまわりは明るくなる。

    今では、清ばあちゃんと玲子さんは
    いっしょにお茶を飲んだり、花の手入れを楽しんでいる。


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    魔法使いに、「絶世の美女か? 量子力学の天才か? どっちになりたい?」と聞かれ  「両方!」と言ったら、張り倒されて風に吹かれている🌸

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